西穂高岳



- GPS
- 32:00
- 距離
- 4.4km
- 登り
- 381m
- 下り
- 382m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
独標までの予定でしたが、天候不良のため丸山で引き返しました。危険箇所はありませんでした。 |
その他周辺情報 | 平湯温泉・「平湯の森」 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
アイゼン
ピッケル
行動食
飲料
水筒(保温性)
ライター
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
|
---|---|
共同装備 |
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
調理用食材
調味料
|
感想
2月16日 曇り
今回は純子さん、美恵子さん、長島さんと西穂高岳へ。
横浜、川崎を経由して調布まで下道を走り、調布IC直前のスタンドで給油した。
渋滞なく順調に走っていたが、諏訪ICを過ぎた頃にエンジンの異常を示す警告灯が点灯。「PGM-FI」というエンジン制御の異常を示す警告灯だ。
高速道路上なので止まる訳にもいかず、松本ICで降りてもメカニックのいるスタンドは無いはずなので、松本で降りずに梓川SAのスタンドに入った。しかし夜間のためメカニックはおらず、居たとしてもエンジン警告灯の場合はディーラーでないと判らないとのこと。
エンジンを止めると二度と掛からない恐れもあったが、新穂高温泉でそうなっても困るのでSAのスタンドでエンジンを切り再起動したが、問題無く掛かった。ここまで走りに異常は無かったし、エンジンの音も振動も熱も異常なく、排ガスの色も臭いも異常ないので、走行に支障の無い状況と判断し、予定通り新穂高温泉まで行くことにした。
あずみのICで降りて松本IC近くの24時間営業スタンドで給油してから新穂高温泉に向かう。路上には雪は無く、安房トンネルを過ぎても皆無。平湯から新穂高に向かう途中でちらほら雪が出たが、新穂高温泉に着くまでついに路面には雪は無かった。エンジントラブルの為に予定より1時間20分遅れの2:50着。
新穂高センター前の登山者専用無料駐車場内はさすがに雪道になっていた。駐車場には車は2台しか居なかった。気温は-2℃、雪がちらついて来た。新穂高センターは夜間でもトイレが使えて暖房が効いていて快適。しかも入口のスペースは床暖房が効いている。女性陣はそこに毛布を敷きシュラフに潜って仮眠。男性陣は駐車場で車中泊。3:20就寝。
7:00起床、雪が降っている。シュラフに潜りエンジン切って寝たが、寒くはなかった。駐車場の車は8台に増えていたが、土曜日の割に少ない。氷点下に一晩おいたエンジンは問題無く一発始動したので安心した。
新穂高センターで寝た女性陣は床暖房のせいで暑かったそうだ。出発準備をしている時にハイエースに乗った男女4人組と出会ったが、彼らとはロープウェイ乗り場や小屋でも一緒になった。
パンを食べ、最終パッキングをし、計画書を登山ポストに投函してから8:30にロープウェイ駅に向かう。駅の開門は8:40だが、数人の中国人観光客が並んでいる。
5分前の8:35に開門。切符売場でモンベルクラブの会員証を提示して往復2,900円のところ2,600円。荷物代往復600円と合わせて3,200円で4人分のチケットを購入。
始発便に乗れる位置で行列に並ぶが、5分後には待合室が人で溢れてしまった。しかも大半が中国・台湾からの観光客だ。これがスキー場のない新穂高ロープウェイの通年営業を支えているのだろう。
第1ロープウェイは始発5分前の8:55に出発。鍋平高原で第2ロープウェイに乗り継ぐ。山頂駅のコンディションは天気:雪、視界:不良、気温:-7℃とのこと。
日本で唯一、世界でも2基しかない121人乗りの2階建てロープウェイの2階に乗り込む。新穂高センターで見かけた4人パーティーも一緒で、胸ポケットにカエルのマスコットを入れており、一緒に写真を撮っていた。「無事カエル」だそうだ。
ゴンドラからは一瞬青空が見えたので、天候回復を期待したが、結局それきりだった。
標高2,156mの西穂高口駅には常設としては日本一高い場所にある郵便ポストがあり、木で出来た「はが木」に切手を貼って投函できる。純子さんは母上に、自分は友人に「はが木」を出した。
屋上の展望台は観光客で賑わっているが、展望はゼロ。残念。
雪面は良く締まっているようなので、駅の出口でアイゼンを付けてから出発する。トレースはしっかり付いていて歩きやすいが、トレースを外すと膝まで潜ってしまう。
展望は無いが霧氷が美しい。風も無く気温も-10℃程度でさほど寒く無いので雪の中を歩くだけでも気持ちが良い。緩やかなアップダウンを繰り返し、半分強来たところで休憩。そこからは小屋までそこそこの急登が続き、結構しんどい。
西穂高口駅から1時間15分で西穂山荘に到着。小屋の前のテント場にはテントは2張で意外に少ない。別館のレストハウスで受付をして、本館2階の6畳の個室「六百山2」へ。
廊下にはストーブがあり室内は10℃程度で温かい。レストハウスから本館へは外から移動したが、館内は通路で繋がっており靴を脱いだ後は内部で行き来できる。ザックは室内もしくは廊下の棚に置く。肉や野菜、冷凍食品などはレストハウス入口の棚に置いた。
丁度お昼時なので、食材と道具を持ってレストハウスへ。広くて温かいレストハウスで自炊が出来るので嬉しい。火器はテーブル上で使用出来、備え付けの板の上で使う事になっている。
今回は純子さんの還暦祝いが主目的なので、まずはスパークリングワインで乾杯だ。イオンで買ったリボン付の赤の微発泡はアルコール度数も低く飲みやすくて美味しい。プチプチでくるんでもらったので、無事に運ぶ事が出来た。グラスもマグカップではなく、プラスチック製ながらシャンパングラスなので気分が盛り上がる。
ランチはチーズフォンデュ。いつものトップバリュのチーズフォンデュの素を100ccの牛乳に溶かす。百均の14cmのホーロー鍋で1袋(2〜3人前)が丁度良いが、4人分2袋を2回戦で食べる。
食材は定番のバゲット、ウインナ、ブロッコリーと餅。餅とチーズの相性も良い。この頃から美恵子さんは体調不良で殆ど食べられなかった。
天気が悪く稜線に上がるのは今日は断念して食後は部屋に戻り、布団に潜って昼寝をしたが、純子さんは1階のロビーで大阪から来た4人組と話をしていた。彼らは2組の夫婦で、我々の事も夫婦2組と思っていたらしい。
15:00〜おやつタイムだが、美恵子さんは体調不良で食欲がないとの事で布団に潜って休んでいた。
まずはレストハウスでお湯を沸かしてテルモスに詰める。それから手作りアイスクリーム作り。卵黄3個に練乳をチューブ半分を入れて撹拌し、そこに綺麗な雪を混ぜて適度な固さになるまで雪の量を調節する。
出来上がったアイスクリームを持参したローソンのプレミアムロールケーキにイチゴとともにトッピングして頂く。これはなかなかに美味しい。ロールケーキを潰さずに運ぶため百均の円筒容器を使った。ロールケーキのプラスチックトレイのツバを切るとほぼぴったりに収まるのだった。
おやつの後、再度布団に潜って休養。17:30小屋の夕食が始まる。2階廊下から吹き抜けの食堂が見下ろせるので見ると、ハンバーグとコロッケがメインでなかなか美味しそうだ。
我々も18時頃から夕食を始めるが、美恵子さんは依然不調で夕食も不参加。
夕食は冬の定番の鍋。鍋キューブの「鶏だしうま塩」のスープにカット野菜、椎茸、シメジと豚肉を入れて出来上がり。いつもながら美味しい。カット野菜250g2袋を完食したが、豚肉は余ってしまったので明日の豚汁に入れることにした。
夕食後はすることがないので19:30頃就寝体勢に入る。消灯後も廊下の灯りは点いており、ストーブも一晩中点いているので室温は10℃前後で温かく快適だ。
2月17日 雪のち晴れ
5:00起床。3:00頃トイレに起きた時に外に出てみると星は全く見えなかったが、5:00過ぎには満天の星。このまま晴れてくれることを期待したのだが・・・・。
美恵子さんの体調は回復し、朝食も摂れるるようになったので良かった。朝食は豚汁と赤飯。冷凍豚汁の具2袋と出汁入り味噌で作り、昨日余った豚肉を加える。豚肉と豚汁の具は入口の棚に置いていたが、豚肉はカチカチに凍っていた。
赤飯はレトルトを雪を融かしたお湯で湯煎。豚汁も赤飯もなかなか美味しい。美恵子さんには昨日食べられなかったロールケーキとイチゴを食べてもらった。
チェックアウトは8:30とのことなので、朝食後パッキングをして荷物は入口の棚にデポしてからサブザックで出発。快晴を期待したが朝食を食べている間に曇ってしまった。
今日は展望が無いので独標はやめて丸山までにする。なのでピッケルは必須ではないが、せっかく持って来たのでストックは小屋に置いてピッケルを持って出発する。
小屋の前の急登を登り稜線に出ると風が強くなる。青空が見えるもののなかなか晴れないなか15分ほどで丸山に到着。10分ほど待ったが結局晴れないので引き返した。
小屋の手前で晴れそうになったのでしばらく待ったらほんの1〜2分だけ晴れて独標、ピラミッドピーク、西穂が一瞬だけ見えた。
稜線の風で身体が冷えたので、レストハウスに入ってしばらく温まる。約1時間ほど小屋で温まってから下山開始。
下りは55分で西穂高口駅に到着。天候は依然回復せず、ガスに包まれているが観光客は多い。
ロープウェイを乗り継いで新穂高温泉に着いた頃には晴れるどころか雪が降ってきた。駐車場に戻ると満車になっていた。
新穂高センターで出発準備をしているうちに青空が広がり、やがてすっかり晴れてしまった。
平湯の「ひらゆの森」で温泉に浸かって温まる。露天風呂が7つあるので全部回って完全制覇した。女性陣も9つの露天風呂をすべて回ったそうだ。
昼食はいつもの「みどのロッヂ」。いつもはざる蕎麦か投汁蕎麦だが、今回は全員温かい「山菜とろろ蕎麦」を食べたが美味しかった。
帰りは順調かと思いきや笹子トンネルの先で横転事故があり、1時間以上の渋滞にはまってしまった。往路と逆の順番で送り、君津に着いたのは21:35だった。
今回は天候には恵まれなかったが、雪山はただ歩くだけでも楽しい。純子さんの還暦祝いを自炊で祝う事が出来て楽しい山行だった。次回はグリーンシーズンに来てみよう。
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