丹沢山



- GPS
- 32:00
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 1,670m
- 下り
- 1,670m
コースタイム
- 山行
- 4:50
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 5:35
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
見晴らし茶屋の手前から雪道。チェーンスパイクで問題無く歩けました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
|
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感想
1月26日(金) 晴れ
西穂高に行く予定だったが、天気が大荒れで中止し、天気の良い丹沢に行先を変更した。小屋泊だが、水や昼食、酒類などで荷物は全部で15kg。
3:00に起床し、パンを食べて4:25出発。気温は-5℃。アクアラインが工事で23時〜5時の夜間通行止めになっており、開通する5時に合わせて金田入口に行ったが、500mくらいの行列が出来ていた。
山手トンネル、東名経由で純子さんを拾い、海老名SAで朝食にそばを食べて7:55に大倉に到着。こんな遅い時間に着いたのは初めてだが、平日なので駐車場はガラガラだ。
1/22に東京周辺で大雪が降ったが、秦野はあまり降らなかったようで、市街地の雪は殆ど無く、青葉台のほうが遥かに雪が多い。大倉周辺の雪は皆無だ。気温は-4℃だが風が無いので寒くない。
身支度をして8:20出発。歩き出しは雪は皆無。上半身はTシャツとソフトシェルだけ、下半身は冬パンツのみだが寒くはない。観音茶屋あたりから雪がチラホラ出だしたが、暑くなったのでソフトシェルを脱いだ。
見晴茶屋を過ぎると雪道が現れ、20分ほど登るとほぼ完全に雪道になり、ベンチのある平坦なところでチェーンスパイクを装着した。この辺りが一番気温が低く、山頂より寒く感じた。
路面は凍結している所もあるが、チェーンスパイクで問題無い。
堀山の家からは富士山が綺麗だ。花立山荘の少し手前でチャンプこと歩荷の畠山さんに出会った。短パンに長靴姿で、発泡スチロールの大きな箱を背負って下って行った。
花立山荘からは富士山が良く見えるが、この頃には雲が出始めてしまった。まだ昼前なので今日は雲が出るのが早い。
12:25塔ノ岳に登頂。積雪は10cm程度で思ったより少ない。登山者は10名ほどしかいない。雲はさらに増えてちょっと残念だ。
山頂でランチの予定だったが、じっとしていると寒いのでみやま山荘で食べる事にして出発。
塔ノ岳を過ぎると俄然人が少なくなり、丹沢山までに出会った人は2人だけだった。雪も多めになり、平均10〜20cmだが、吹溜りでは40〜50cmくらいだ。
13:55丹沢山に到着。塔ノ岳から80分掛かり、やや遠く感じた。この頃には上空は雲に覆われ、まさかの雪がちらつき始めた。
丹沢山の山頂に建つ「みやま山荘」は30人収容の小さな山小屋だが、食事が美味しいので人気があり、いつか泊まってみたいと思っていた小屋なのだ。
小屋に入ると小屋番の中村さん一人だった。しかも今夜の予約客は我々2人だけだった。混み合うのも困るが、話し相手がいないのも寂しい。小屋の中は石油ストーブで温められていて暖かい。トイレの便座も暖房付きで快適だ。
入口の土間のテーブルでバーナーを使っても良いとのことで、遅い昼食にする。レトルトのおでんを湯煎し、ビールで乾杯していると、大倉尾根の登りで見かけた女性2人が入って来た。蛭ヶ岳山荘に泊まる予定だったが、トレースが怪しいので断念したとのことだ。
中学の同級生という2人は60代前後でなかなか楽しい方達だった。全国各地の山を登っているが、あまり天気に恵まれないようだ。蛭ヶ岳山荘は富士山や麓の景色が良く小屋の中がとても寒いのが気に入っているらしい。
壁にスタッフのプロフィールが掲示してあるが、小屋の主人・石井清さんはエベレストやダウラギリ、チョー・オユーなどの8,000m峰をはじめ数々のヒマラヤに登頂した強者だった。
日没を見に外に出てみたが、雲はあるもののオレンジから青のグラデーションの空をバックにシルエットの富士山が美しい。
割り当てられた部屋は2階奥のA1A2のエリア。カーテンで廊下と仕切られた部屋は、A1A2とA3A4の2室のみだが、今夜は4人なので全員個室だ。その他の部屋は大部屋で、東側は1段、西側は2段になっている。荷物を置く棚もあって使いやすく、大きな窓から見える夜景も美しい
夕食は18:00からだが、少し早目の17:50にスタート。噂の陶板焼きだ。牛肉と野菜の陶板焼き。こんな山小屋ご飯は初めてだが、とても美味しい。しかも黄桃のデザートまで付いているのが嬉しい。一品残らず完食した。これは今までに食べた山小屋ご飯の中でも5本の指に入るものだ。
就寝前に外に出てみると風が強い。寒暖計は-14.5℃。明日は晴れの予報だが、風はどうだろうか?20:30就寝。
1月27日(土) 晴れ
5:15起床。土間でコーヒーを淹れる。外気温は-16℃。
5:45〜予定より15分早く朝食開始。同宿の2人の朝食は持参のサンドイッチのようで、食堂には我々2人のみ。朝食は炊込みご飯、きんぴら、オクラ、魚の缶詰、昆布、梅干、味噌汁。とても美味しい。
室内から窓越しに見える朝焼けが美しい。
出発準備をして外に出ると昨日よりクリアな快晴で、モルゲンロートに染まる富士山が美しい。富士山をバックに記念撮影をして7:00に出発。
美しい富士山を見ながらの塔ノ岳までの稜線歩きは気持ちが良い。朝日を受けて金色に輝く海が美しく、江の島、三浦半島の先に房総半島がはっきりと見える。
8:10塔ノ岳に到着。昨日80分、今日は70分で10分しか違わないが、天気が良いのと疲れていないせいか、ずいぶん近く感じる。
塔ノ岳の山頂には数人しかいない。東京湾、江の島、房総半島、大島、利島、新島が見える。尊仏山荘のトイレを利用したが、なんと水洗だった。
8:35下山開始。下りに入ると下から登って来た人と多数すれ違う。花立山荘で登っていくチャンプとすれ違った。カメラを向けると手を挙げて、5,5**回と言っていた。後で知ったが、チャンプの本業はボッカではなく、小田原でカラオケスナックを営みながら、ボランティアでボッカをしているのだ!
11:30大倉に到着。丹沢山から正味3時間45分。コースタイムは3時間20分なのでだいぶ遅れてしまった。
大倉の朝市で野菜を購入。昨年秋の長雨の影響で今年の冬は野菜が高騰しているので、格安の野菜は良いお土産だ。買い物をしてから昨日のランチ用だったシチューとパンを食べる。
いつもの湯花楽で温泉に浸かったが、システムが変わっており、サウナは別料金かつ男女共用になっており、サウナ着を着て入らなければならないので、利用しなかった。
東名も首都高も渋滞なく、まだ明るい14:30に我が家に到着した。丹沢は近いので帰りはらくちんだ。
今回は天候に恵まれ、素晴らしい山行だった。初めて泊まったみやま山荘は評判通りの美味しい食事と清潔な室内でとても快適だった。また泊まりたい山小屋になった。
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