鎌ヶ岳 (鎌尾根から独標尾根へ)


- GPS
- 09:31
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 1,286m
- 下り
- 1,279m
コースタイム
※宮妻峡P〜登山口のGPS軌跡に乱れあり。
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
P791〜宮妻峡Pは、地図にないバリコース。テープ、踏み跡あり。 ただし、駐車場着地点付近の植林地は、コース不明瞭。 その他は、一般登山道。 危険箇所は、水沢岳北のザレ場、衝立岩、白ハゲ。 |
写真
感想
2日前のアカヤシオと前日のピンク四姉妹に納得がいかず、再度鎌に向かう。
天気は、高気圧の後縁で、いわゆる腐る直前の一番美味しい状態だ。
今回は鎌尾根だ。
ついでに、去年からの課題の独標尾根も通ってみよう。
宮妻峡に着くと、上の道端の駐車場が一台分空いていた。
下の広い駐車場は、まだがら空きだった。
御在所と違い、ここは駐車場の心配が無いので、安心して入山出来る。
鎌尾根は何年ぶりだろうか。
思い出し出し、コースを辿る。
まずは、水沢峠だ。
健康優良児のイワウチワがいっぱい咲いていた。
水沢岳はこんなに急だったかな。
ここの縦走路から見る鎌は端正で、いかにも鎌らしい。
思わず休憩を入れる。
今日は、昨日までと違い、ほとんど風が無く暖かい。
山は天気次第だなあと、つくづく思う。
今日もいい鎌になりそう。
尾根の分岐に近づくと、上にはアカヤシオ、下にはハルリンドウが現れた。
青空にポカポカ陽気の中で、花に囲まれた贅沢な空間だ。
足が止まりがちになりながら、右にカーブして衝立岩に向かう。
こんなだったかなと思いながら、手足に神経を集中して登る。
衝立岩では、先客が食事をしていた。
では、隣の見晴らし岩で休むことにしよう。
谷を隔てた尾根には、蛍光ピンクのアカヤシオが点々と咲いている。
やっぱり鎌はこうでなくっちゃ。
こんな日は、一度腰を下ろすと動くのが億劫になる。
時間はあっという間に過ぎていく。
昼食の時間も忘れるほど、のんびりしてしまった。
今日の鎌尾根は、なかなか進まない。
ザレた斜面を登る度、御在所、雨乞、イブネ、綿向と、山々を探しシャッターを押す。
フイルムなら滅多に撮らないところでも、デジカメだと、すぐ撮影タイムだ。
これでは予定より遅れる一方だ。
天気もいいし、日も長いからね。
そんな言い訳に、自ら納得する。
やっと岳峠に到着し、岩の椅子に腰掛け、おもむろに昼食だ。
2日前と違い、鎌尾根付近にもアカヤシオがチラホラ。
2日前とは思えないほどのアカヤシオ前線の上昇ぶりだ。
昼食が終わったら、腹ごなしに空身で山頂往復だ。
身体の軽さに、驚きとうれしさを感じながら、あっという間に山頂に到達する。
気になるアカヤシオを山頂から確認したら、すぐ下山だ。
先はまだ長い。
西の空が気になりだした。
アカヤシオ前線は、カズラ谷分岐より上まで上がってきていた。
白ハゲまでは、新鮮なアカヤシオを見ながら下った。
白ハゲを過ぎると、痛んだ花びらが多くなった。
馬ノ背尾根分岐から雲母峰へ続く尾根に入ると、落下したアカヤシオが目立った。
アカヤシオの変化を楽しみながら、雲母峰に続く尾根を辿る。
P791に着くと、薄暗さを感じた。
日が西に傾き、薄曇りとなっていた。
遠くにひしゃげた鎌を見ながら、独標尾根を急いだ。
初めて通る独標尾根は、思ったよりも急で薄暗かった。
道はハッキリしており、テープもしっかり付いていて、不安はなかった。
杉林の間から道が下に見えるようになった頃、テープも踏み跡も無くなった。
ここからは、どこも急な斜面だ。
植林地の中、足下の枝に注意しながら、一歩一歩ゆっくり谷に降りる。
傾斜が緩くなったころ、やっと着いたと思った。
道路に出ると、すぐ近くには、一台だけポツンと残された自分の車があった。
杉林の中を通ってきたせいか、暑くもないのに上半身は汗でじっとりしていた。
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