御池山〜転勤の日・南アルプスの展望台へ〜


- GPS
- --:--
- 距離
- 3.7km
- 登り
- 220m
- 下り
- 226m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
[復路]御池山登山口=下栗=矢筈トンネル=中央高速=国立府中IC=東伏見自宅(19:00) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・ハイランドしらびそを出て南アルプスエコーラインを南下すると登山口は3つあるようだ。最初は「御池山遊歩道」と看板のある場所。駐車スペースは1台だけ。2つ目はバカでかい駐車場があり南アルプスの大展望が望める場所。クレーターの看板がある。最後はさらにその先にいった御池山の登山口。駐車スペースは5〜6台。なるべくショートカットしたかったらこの登山口。われわれは2つ目から行った。 ・登山道は全く問題がない。 ・御池山頂上から先にはササの絨毯の上に細々とふみ跡が見えていたがどこに導かれるのかは不明。 ■ハイランドしらびそ 〒399-1403 長野県飯田市上村979-53 TEL:050-3583-2302(冬季02060-36-1002) HP:http://shirabiso.com. |
写真
感想
■感想
5月18日---3年間の静岡での単身赴任が終わった。”最後の日はハイランドしらびそへ”と決めていた。週間予報は☂だったけれど、日ごろの行いが良かったせいか(笑)、悪天がずれこみ、前日には土曜日が晴れの予報となった。一日でも展望が望めればめっけものと、部屋の大掃除が終わると、荷物すし詰め状態のクルマで東名高速へ飛び乗った。
くねくねの林道を登っていくと青空を背景に尾根の上にホテルがちょこんと乗っている。すばらしい! 絵になる! 思わず「うわー!」と声を上げる。奥茶臼山に登りに来たとき、日帰り湯に入りながら「いつかは泊まってみたい」と思っていたところだ。
ハイランドしらびそに着くと南アルプスの南部の雄峰たちが指呼の間だ。背後には中央アルプスの銀嶺が居並んでいる。よく目を凝らせば北アルプスの穂高も見える。
部屋には山の名が付されているのがまたいい。われわれは「荒川岳」という広々とした部屋。貸し切り状態の風呂から上がると窓ぎわにどっかと座り、ビールを飲みながら景色を堪能する。兎岳〜前兎岳〜中盛丸山〜大沢岳〜赤岳〜荒川岳がでっかく立ちはだかっている。オーシャンビューというのはよくあるが、このようなマウンテンビューはなかなかない。この季節に来れたのも良かった。残雪が蒼い稜線を浮きだたせている。目を転じれば、上河内岳〜茶臼岳〜光岳〜加加森山〜池口岳〜鶏冠山の稜線も見える。「目の前に見えている山は全部登ったなー」とドヤ顔でつぶやくと、カミさんはあきれたぁといった顔をした。(笑)。
夕食は山の料理だ。馬肉の刺身、鹿肉のタタキ、猪肉の小鍋、ふきのとうの天ぷらやキヌカツギなどなどをツマミにしながら地酒をチビリチビリやる。「これは馬のモツなんですよ。地元で食べています」というオタグリという珍味も彩りを添える。
ハイランドしらびそは昔はしらびそ山荘といって平屋の素朴な小屋だったという。いまは公社を作り遠山郷の人たちが協働して盛り上げていっている。この日もツアー客で満員だった。ロケーションがいいことはもちろんだけれど、ホテルのBGMや食事などで雰囲気作りが心地よい。働いている人もキビキビとしている。最後の日を飾るのにうってつけだなーと思った。
翌日は☂の予報だったが、起きてみると、朝焼けが素晴らしい。「この分なら明日も晴れるでしょう」とホテルの人が言っていたとおりになった。それならとぶらりと御池山に出かけることにした。ゆったり登るハイキング。これがまたいい。頂上付近はササの絨毯を敷いたようなとても気持よい場所。聖岳もしっかり望めた。名前の由来となった御池にも立ち寄ってみた。静かでゆっくりくつろげる場所。ウグイスが美しい声で鳴くと凹地に鳴き声がエコーした。
帰りは”天空の里””日本のチロル”下栗に立ち寄り、ワラビやヒラタケ、こごみなどをずっしり買いこむと、3年間の思い出とともに東京へと向かった。
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