記録ID: 3029967
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沢登り
金剛山・岩湧山
金剛山(クソマル谷・巻き道を誤って妙なルートに)
2021年03月27日(土) [日帰り]
大阪府
奈良県
-shu-
体力度
3
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 10:17
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 965m
- 下り
- 622m
アクセスを調べる
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日帰り
- 山行
- 10:08
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 10:17
距離 10.1km
登り 965m
下り 622m
8:19
17分
スタート地点
18:36
ゴール地点
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
倒木とヤブだらけのひどい道です。とても人にお薦めできませんが、それでも行ってみるというモノ好きの方には、倒木の上に立てるように、チェーンアイゼンかスパイク付の靴を薦めます。また、クソマル斜瀑は、岩がヌルヌルしているうえ、乾いている個所でも苔が生えていますから、ゴム底の靴では登りづらいと思います。 |
写真
北宇智駅からクソマル林道入口まで歩く途中で見た中葛城山。ルートは、前衛峰の裏側を回り込んで、右肩の窪み(久留野峠)近くに出るはずです。
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3/27 9:05
北宇智駅からクソマル林道入口まで歩く途中で見た中葛城山。ルートは、前衛峰の裏側を回り込んで、右肩の窪み(久留野峠)近くに出るはずです。
クソマル林道入口に鎮座している白高大明神。今日ヒドい目に遭ったのは、お賽銭を上げなかったし、信心が足りなかったから？
林道跡が残っています。こんな程度の道(の残骸)でも「歩きやすい」と感じてしまうのは、感覚がマヒしてきているのだろうか・・・。
思いがけなくも、林道跡が現われる個所もあります。倒木はありますが・・・。
ルートの途中の木にあった目印らしいもの。しきりに右へ行けと書いてあるように見えます。しかし、ルートはそのまま沢身に沿っているはずですが・・・。
3/27 12:44
ルートの途中の木にあった目印らしいもの。しきりに右へ行けと書いてあるように見えます。しかし、ルートはそのまま沢身に沿っているはずですが・・・。
右側には小谷があり、200〜300メートル遡ったところの木にテープの目印があります。何の目印でしょうね(たぶん林業用の目印でしょうが、もしも天ヶ滝新道に上がれる作業道でもあるのなら嬉しいのですが・・・)。
3/27 12:45
右側には小谷があり、200〜300メートル遡ったところの木にテープの目印があります。何の目印でしょうね(たぶん林業用の目印でしょうが、もしも天ヶ滝新道に上がれる作業道でもあるのなら嬉しいのですが・・・)。
純粋の(?)倒木。火の輪くぐりの芸を仕込まれているライオンのような気持ちになります。
間違いやすいと言われている分岐。水流の流れを追っていけば右側が本流だと判別できますが、地形だけを見れば、本流方向がヤブで塞がれていますから、この地点で沢が左側(支流方向)へ屈曲していると勘違いしやすい。
3/27 14:06
間違いやすいと言われている分岐。水流の流れを追っていけば右側が本流だと判別できますが、地形だけを見れば、本流方向がヤブで塞がれていますから、この地点で沢が左側(支流方向)へ屈曲していると勘違いしやすい。
「もう勘弁してくれ〜」と言いたくなる倒木の山。すぐ先にクソマル斜瀑が見えているのでなければ、ここで諦めて帰ってしまいそう。
クソマル斜瀑。最上段に1.5メートルくらいのミニ滝が付いているので、全部で4段あり、落差は20メートルくらいでしょうか。おそらく、かつての破線路は、右側の超急登の尾根をジグザグに登っていたと思われます(かすかに痕跡があります)が、急斜面のトラヴァースになりますから、とても登る気になれません。
3/27 14:25
クソマル斜瀑。最上段に1.5メートルくらいのミニ滝が付いているので、全部で4段あり、落差は20メートルくらいでしょうか。おそらく、かつての破線路は、右側の超急登の尾根をジグザグに登っていたと思われます(かすかに痕跡があります)が、急斜面のトラヴァースになりますから、とても登る気になれません。
クソマル斜瀑の2段目から見下ろしたところ。最下段(4段目)と3段目は固定ロープをたぐれば普通に登れますが、2段目は垂直に近いうえ、固定ロープの位置が滝身から離れてしまう(高い位置にある)ので、登るのに苦労します。私は、2段目は固定ロープを使わないで、固定ロープがない左側に移って登りました(前に来たときは、ロープと倒木を利用して右側を無理矢理よじ登りました。このやり方はお薦めではません)。最上段は容易に登れます。
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3/27 15:08
クソマル斜瀑の2段目から見下ろしたところ。最下段(4段目)と3段目は固定ロープをたぐれば普通に登れますが、2段目は垂直に近いうえ、固定ロープの位置が滝身から離れてしまう(高い位置にある)ので、登るのに苦労します。私は、2段目は固定ロープを使わないで、固定ロープがない左側に移って登りました(前に来たときは、ロープと倒木を利用して右側を無理矢理よじ登りました。このやり方はお薦めではません)。最上段は容易に登れます。
数分歩くとクソマル滝が見えてきます。多分、この沢で最も危険な滝です。両側が岩盤なので、容易に高巻きができません。
ところが、よくよく観察すると、左側の少し下の岩盤に岩棚があります。昔は巻き道として使われていたのではないかと思うのですが、その下側が崩落しているので、上がれませんでした。今から思うと、倒木か何かを立てかければ登れたかも。
3/27 15:16
ところが、よくよく観察すると、左側の少し下の岩盤に岩棚があります。昔は巻き道として使われていたのではないかと思うのですが、その下側が崩落しているので、上がれませんでした。今から思うと、倒木か何かを立てかければ登れたかも。
仕方がないので、固定ロープを使って滝の右側を登ります。最初は滝身に近い濡れた岩を登り、途中で右側の乾いた岩盤に移動して登りました。高度があるのでちょっと怖いですが、最も右手にある垂直岩盤には手がかりとなる凸凹が豊富ですから、技術的に困難というわけではありません。
3/27 15:22
仕方がないので、固定ロープを使って滝の右側を登ります。最初は滝身に近い濡れた岩を登り、途中で右側の乾いた岩盤に移動して登りました。高度があるのでちょっと怖いですが、最も右手にある垂直岩盤には手がかりとなる凸凹が豊富ですから、技術的に困難というわけではありません。
滝の上から。ところが、クソマル滝は陰険なことに、すぐ上に、隠れた2メートルのミニ滝があるのです。やはり固定ロープがあるので、これを使って登りましたが、この固定ロープは頼りないうえに、足下の土砂が崩れやすいので、少々怖い思いをしました。このミニ滝は、反対側に移って草付きを登る方が安全かも知れません。
3/27 15:26
滝の上から。ところが、クソマル滝は陰険なことに、すぐ上に、隠れた2メートルのミニ滝があるのです。やはり固定ロープがあるので、これを使って登りましたが、この固定ロープは頼りないうえに、足下の土砂が崩れやすいので、少々怖い思いをしました。このミニ滝は、反対側に移って草付きを登る方が安全かも知れません。
すぐに見えてくるモミジ滝。ルートとしては、�‖譴里垢葦βΔ鯆湘个垢�(岩盤には凸凹が豊富)、��滝の右手の崩壊地を固定ロープに従って途中まで登り、スリルを楽しみながら(?)滝の落ち口までトラヴァースする、�Ｂ譴里垢芦爾虜限�斜面を高巻きする、の3択となります。
3/27 15:35
すぐに見えてくるモミジ滝。ルートとしては、�‖譴里垢葦βΔ鯆湘个垢�(岩盤には凸凹が豊富)、��滝の右手の崩壊地を固定ロープに従って途中まで登り、スリルを楽しみながら(?)滝の落ち口までトラヴァースする、�Ｂ譴里垢芦爾虜限�斜面を高巻きする、の3択となります。
ふつうは�△任靴腓Δ�、私は高い所は怖いから、トラヴァースは避けたいところ。崩壊地を上まで登れば何とか・・・とも思ったのですが、上部には大きな岩があり、倒木もありますから、難しそうです。
3/27 15:35
ふつうは�△任靴腓Δ�、私は高い所は怖いから、トラヴァースは避けたいところ。崩壊地を上まで登れば何とか・・・とも思ったのですが、上部には大きな岩があり、倒木もありますから、難しそうです。
結局、��でやってみることにしました。かすかに巻き道の痕跡があります。おそらく、かつての破線路の名残です。
ところが、その痕跡はすぐに見えなくなってしまい、急斜面をひたすら這い上がるハメになってしまいました。
這い上がったところから下を見たところ。巻き道の降り口らしいものは発見できませんでした。
少しだけ沢に近づいてみました。ずいぶん低いところに滝(モミジ滝の上流の滝？)が見えます。ここまで上がってしまうと、今さら沢に戻れません。
3/27 16:10
少しだけ沢に近づいてみました。ずいぶん低いところに滝(モミジ滝の上流の滝？)が見えます。ここまで上がってしまうと、今さら沢に戻れません。
斜面を上がっていると、斜面を横切っている立派な作業道に出ました。
これを辿ってクソマル谷とは反対側の尾根方向に移動しますと、木に目印があります。前に来たときにこの目印を辿ってダイトレに出ていますので、えらくしんどいルートながらもう安心。
3/27 16:30
これを辿ってクソマル谷とは反対側の尾根方向に移動しますと、木に目印があります。前に来たときにこの目印を辿ってダイトレに出ていますので、えらくしんどいルートながらもう安心。
見え隠れする作業道を辿っていきますと、次第に笹ヤブが多くなり・・・
笹を掻き分け掻き分け登っていると、ようやくダイトレが通っている稜線が見えてきました。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図（ブック）
ファーストエイドキット
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
スパイク足袋
|
|---|
感想
クソマル谷には、3月7日に一度行っています。そのときは、クソマル滝を高巻きするつもりで、100メートルくらい下流の左側崩壊地の横を這い上がったのですが、沢に登ることができず、延々とかなり急な尾根を登ることになってしまいました。
今回は、クソマル滝のすぐ下の左側にある岩棚を利用すれば上がれると思って行ってみたのですが、岩棚の下が崩壊しており、足がかりがないので、岩棚に上がれませんでした。で、固定ロープを使って怖い思いをしながらクソマル滝を上がったのですが、最後のモミジ滝のところで、やはり前にクソマル滝でしたのと同じ失敗を繰り返してしまいました。
爬虫類が出なくなったらもう一度挑戦する・・・と言いたいところですが、あの倒木とヤブだらけのどうしようもない道ですからね。滝に出会うよりも前にすっかり疲弊してしまいます。人に薦められないのはもちろん、私も3度目の挑戦は躊躇しますね。
ただ、地形図に破線路がある下流の支流(この破線路は久留野道の途中に合流しています。久留野道を歩いたときに確認済み)と、クソマル斜瀑の直前にある間違いやすい支流(奈良の爺々様のプログに言及があります)とは一度探検してみたい気持ちはありますが。
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