遠征二日目:盟主・金峰山と最高峰・北奥千丈岳へ


- GPS
- 32:00
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 755m
- 下り
- 755m
コースタイム
〜朝日岳(7:15/7:35)〜鉄山〜金峰山:昼食(8:30/10:00)〜朝日岳(10:55/11:20)〜大弛峠(12:15/13:30)
大弛峠〜甲府昭和IC〜自宅 約5時間半
天候 | 最高の天気でした。無風&快晴の一日 出発時の大弛峠:6℃ 金峰山頂:16度 下山後の大弛峠:20℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
深夜2時過ぎには、すでに駐車率は90%程度でした。 午後、帰路に着く頃は、林道路肩には駐車の列が延々と続いていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道のあちこちに雪が残っていますが、歩行に支障は有りませんでした。 金峰山頂部の賽の河原で、キバナシャクナゲが咲いていました。 |
写真
感想
奥秩父遠征二日目は快晴の朝を迎えた。
展望の主脈を歩く計画は充分にかなえられそうだ。
気温は6℃。ジャケットを着込んで、計画通り国師ヶ岳へ向かう。
駐車場から大弛小屋のテント場へ向かう。
蕾の堅い石楠花を見ながら、整備された木組の階段を上がると、
雲一つない青空にいきなり素晴らしい展望が飛び込んで来る。
緑豊かな金峰山の稜線、八ヶ岳、白く輝く南アルプス、大きく裾野を
広げた富士山と中部山岳の大パノラマだ。
前国師の山頂に出ると右手に最高峰・北奥千丈の山頂が聳える。
わずかな距離なので先に国師ヶ岳の頂上を踏んでこよう。
良く踏まれた道で国師ヶ岳に立ち、大パノラマを楽しんだ後は北奥千丈岳
へ向かう。
少し戻ると分岐になるので左へ折れる。豊富な残雪に埋まり、踏み固め
られた道をスリップに注意して登るとわずかな時間で奥秩父最高峰と
なる。
わずかに開けた岩の山頂は、すでに数名が思い思いに休んでいる。
ツアーの集まりのようだ。
雑談しながら改めて眺める先には、何と北アルプスから妙高山辺りまで
認められる。最高の天気に恵まれ、展望は期待以上だ。
去りがたいが山頂を後にして大弛峠まで戻り、今度は金峰山へ向かう。
展望の無い、樹林の尾根の小さなピークを登降してケルンの建つ広い鞍部
で朝日峠となる。朝日岳までの中間辺りかな。
丸木のベンチが誘惑するがペースもいいので休まず行こう。
一旦尾根下に絡んで再び尾根筋に出てしばらくすると展望の岩場に出る。
展望を楽しむ人の脇を抜けて亜高山の様子に変わった尾根を一登り
すると、朝日岳に登り着く。
古ぼけた「朝日岳」の指標を過ぎると西側に大きな展望が広がる。
国師からは遠かった五丈岩もすぐ近くに聳え、南・中央アルプスも、
更に御嶽、乗鞍の姿もはっきり捉えられる。
まさしく日本アルプスが一望でき、ついつい休憩が長くなる。
標高も2500mを越えてきたので、残る稜線の登降も100m前後だ。
鉄山とのコルまでは一気に高度を下げ、再び樹林の中を鉄山を越え
(ピークは捲き道でトラバースしてしまう)ひとしきり登ると
傾斜が緩んで森林限界を越えた砂礫と岩の主稜が広がる。
ゆるやかな賽の河原には這い松の脇にキバナシャクナゲが咲き、
盟主のシンボル「五丈岩」を視界に捉えながら岩稜を越えると広大な
金峰山頂に到着だ。
10mは越えるであろう巨大な五丈岩が聳え、遮るものは何も無い大展望の
世界だ。
無風、快晴の小高い岩稜に腰をすえて昼食を摂った後は、ゆっくりと
山頂を散歩してこよう。
五丈岩に登る若者を眺めたり、山頂を散歩するグループと雑談を
楽しんだりと、山頂で過ごす至福の時間はあっという間だ。
午後近くになり、あちこちでガスが湧き始めたのを機に、大休止の山頂を後にする。
鉄山のピークを捲き終えコルから朝日岳へのきつい登り返しを終え山頂に
着いた頃には、湧き上がったガスが視界を悪く変えていた。
当初の計画では、初日に金峰山・次に甲武信ヶ岳と考えていたが、
行動時間と帰りの所要時間、更に長野側から大弛峠へは無理らしいとの
情報で、計画を変更したのが幸いして、素晴らしい展望に出逢えた。
おかげで奥秩父の魅力を堪能できた二日間だった。
金峰山、山頂広いんですね。
東側からのルートもすばらしいですね。
お天気が心配でしたが、遠征して
大正解でしたね。
木々も花も、みずみずしい、素敵なレコです。
奥秩父は、愛知県からですと
車の運転がしんどいですが
秋にまた行きたく思ってます。
勤務が終了してからの移動は少しきつかったです。
当初は甲武信へは直接大弛峠から向かう計画でしたが、林道の通行が困難と分かり、
急遽変更しました。
大弛峠からは短時間で山頂を踏め、砂払いや千代の吹上のような厳しい尾根もありません。
峠の標高はすでに2300mを越えているので、標高差は鈴鹿の山より無いのです。
金峰山往復だけでは少し物足りないので、国師ヶ岳をプラスしました。これも正解でした。
やっぱりこの山域は良いですね。
名古屋からはるばる遠征した甲斐がありましたね。
奥秩父まで足を延ばして天気が悪いと、場所が場所だけになかなかリベンジできません。本当によかったですね。
国師ヶ岳から望む富士山も日本アルプスも最高です。onetotaniさんの達成感がこちらにも伝わってきて、嬉しくなっちゃいます。
小生は今週末に鈴鹿に行ってきます。多分、これで鈴鹿とは秋までお別れになると思います。
いよいよアルプスに向け北上です。
前日の様子から晴れるだろうとは予想しましたが、これほどの快晴に恵まれるとは、出掛けてきた甲斐が有りました。
大弛峠からは短時間で主稜線に立てるので、金峰山頂は老若男女で賑わっていました。
逆に早朝の国師ヶ岳方面では展望を独り占めできました。「早起きは三文の徳」ですかね。
少し遠距離になりますが、八ヶ岳や奥秩父もお奨めのエリアです。一度訪れるのも悪くないと思います。
onetotaniさん、LArcでございます。
拙レコへのコメントありがとうございます。
同じ日に北奥千丈、金峰山に行きました。
先行していたonetotaniさんの方が、空のコンディションが良かったようです。
天候に恵まれ北奥千丈や金峰山での眺望は最高でしたし、足元にはキバナシャクナゲやミネズオウ、イワカガミが咲き誇り癒されました。
私も奥秩父の魅力に取りつかれてしまいました。
LArcさんのレコを拝見しました。
同じ日の同じ山にいて、更に朝日岳周辺ですれ違っていたんですね。
大弛峠〜金峰山の往復では物足りないので最高峰・北奥千丈岳の往復を含めたおかげで素晴らしい眺望に出会えて、ますます奥秩父の魅力に引き込まれた山行きでした。
今度はコースを変えて紅葉の時期に訪れたいと思っています。
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