涸沢カール、蝶ヶ岳


- GPS
- 77:26
- 距離
- 62.6km
- 登り
- 2,340m
- 下り
- 2,322m
コースタイム
- 山行
- 5:28
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 6:51
- 山行
- 1:56
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 2:34
- 山行
- 4:39
- 休憩
- 3:17
- 合計
- 7:56
- 山行
- 4:08
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 5:15
天候 | 快晴→曇りのち雨→快晴→曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
アイゼン系のギア必須。チェーンスパイクは基本的に役に立たないと思う。 |
その他周辺情報 | 幕営料がどこもかしこも2,000円!!(@_@) これさぁ、今は仕方ないけど、コロナが収まって客足が戻ったら、下がるのかねぇ・・・?据え置きされそうな気がするなぁ。 乗鞍高原温泉湯けむり館 730円 白濁湯で、露天風呂からは真っ白な乗鞍岳が見えるし、ホント最高の温泉だった。内風呂はぬるめ、露天は熱め。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
5月4日
さわんどから始発のバスに乗り、上高地へ。涸沢カールで2泊したいが、5月5日は荒れそうなので、1泊して横尾に下るか留まるか、様子を見る。
本谷橋から上は、事前情報だと既にSガレ付近までは夏道とのことだったが、5月2,3日が荒れて積雪があったためか、沢沿いのルートに踏み跡があり、みんなそっちを通っていたので、沢沿いのルートから登ることにした。しかし、ズブズブの残雪は重く、本当にキツイ!!20歩に一度、ゼェゼェと息を整える始末。トレーニング不足かと思ったが、回りもみんなそんな感じ。そして、意外と早く涸沢ヒュッテが見え始めるが、そこからが長い!近づかない!!やっとの思いで涸沢ヒュッテに着くが、そこからテント設営。その前に自前のスコップで整地。いやあ、最後までキツかったが、その後のビールは美味かった。そして雪の涸沢カールの絶景。来てよかった。
5月5日
結局、横尾に下ることにした。回りは雪に囲まれ、降っているのは雨とか、最悪だし。それと、涸沢への登りが想像以上にキツかったため、下りもキツイだろう、と。そうなると、横尾に下ってのんびりと体を休め、翌日の蝶ヶ岳に備えた方が良さそう。てなわけで、横尾で1泊。やはり下りもそこそこキツイ。そして下っている途中で予想よりも早く雨が降り始めた。昼くらいまではもつと踏んでたのになぁ。雨の中、テントを設営し、10時にはビールを飲み始め、昼寝したり持ってきた本を読んだりしながらマッタリした。
5月6日
雨は明け方に上がり、天気は上々。期待できる。張り切って出発したが、いきなりの急登。尾根に上がるまで、もうずっと急登。そして、すぐに雪道。しかも前日の雨でトレースは消えてしまっていた。槍見台あたりからモンベルのスノースパイク10を装着。トレースは無いし、夏道は完全に雪に埋まり、ただの雪の斜面と化していたので、2000m地点で一応、稜線の分岐にコンパスを合わせる。あとは、豊富なピンクテープを頼りにテープ目指して直登。たまにトラバース気味に横移動するところはトレースが現れる。雪が締まっていたのでまだ良かったが、ズブズブに雪が腐っていたらかなりキツそう。雪が締まっていて多少登りやすいとはいえ、かなり斜度があるので、12本爪のアイゼンとピッケルが最適だろう。カチカチに凍っていたら今回の装備ではダメだったな。
森林限界を越えると、槍穂高が目の前にどーーーん!すごい!!風はかなり強いが、気温は5-6度はあり、寒くはない。稜線の雪は風で飛ばされ、あるいは太陽の熱で溶けたのか、ハイマツの間の登山道に吹き溜まっている程度。
まずは旧蝶ヶ岳山頂を通り、蝶槍へ。小ぢんまりとしているが、キレイな三角形をしていて、常念岳が目の前にどーん。いいねぇ。
蝶ヶ岳ヒュッテ裏手にテントを設営し、蝶ヶ岳山頂へ。槍穂高連峰、焼岳、乗鞍岳御嶽山、中央アルプス、南アルプス、富士山に八ヶ岳、浅間山など360度の大展望。すごいな、ここ。
5月7日
夜中風が強まったが、溶けかけていた雪の防風壁を高めに作り直したので、それほどテントを揺らされることはなかったかな。高曇りで残念ながらモルゲンロートは見られず。午後には雨が降り出すようなので、早めに撤収。徳沢からのルートはトレースバッチリ、下りは最後だけ急坂だが、割と緩めな印象。登るとだらだら長いかも。
徳沢で腹ごしらえして、上高地バスターミナルに戻った。小梨平あたりから少し雨がパラついたが、レインウェアが必要な程でもなく、無事到着。
やはりコロナの影響か、人出はかなり少なかった。天気は思ったほど悪くなく、雪の涸沢カール、槍穂高連峰を思う存分眺められて大満足の山行となった。
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