44年ぶりの乾徳山・八の字周回

- GPS
- 08:34
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,277m
- 下り
- 1,264m
コースタイム
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 1:44
- 合計
- 8:34
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
山頂直下の鳳岩は要注意。 |
写真
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
|---|
感想
1977年、登山を始めて間もない23歳頃に2回登ったきりの乾徳山に44年ぶりの再会。山頂直下の岩場以外は殆ど記憶に無い。徳和の乾徳山駐車場で車中泊。5:35の出発時点でも3台しかなく、平日はあまり混まないようだ。コースは乾徳山登山口から錦晶水、国師ヶ原、扇平を経て乾徳山に登頂し、水ノタル分岐から国師ヶ原に下り、道満尾根経由で下る「八の字周回コース」だ。
駐車場から登山口までは林道を約30分。登山口から暫くは緩い登りだが、次第に急登になる。銀晶水は気づかずに通過してしまった。国師ヶ原の少し手前の錦晶水は水量もそこそこで冷たくて美味しい。ここで鹿を3頭見たが、ここまで誰にも会っていない。
国師ヶ原からは乾徳山と思われるピークが見える。国師ヶ原十字路で大平からの林道と交差して月見岩、扇平に向かう。富士山は樹間からずっと見えていたが、月見岩の手前からは遮るもの無く全貌が見えるようになり、山頂までずっと良く見える。南アルプスも甲斐駒以南が全部みえる。雪を戴いた稜線が美しい。
扇平を過ぎると大きな岩や鎖場が多数出現する。クライマックスは山頂直下の「鳳岩」。約20mの傾斜約70度の岩壁で、ホールドやステップが少なめで、自分としては槍・穂高や剱岳の岩場よりも緊張した。
鳳岩を15m位登ったところで、岩ノ隙間に左足の靴が挟まってしまい、抜けなくなってしまった。絶壁の途中なので、バランスを崩したら脚が折れたかも知れない。どうにも抜けないので、靴紐を緩めて足を抜いたが、それでも靴はなかなか抜けなかった。靴底を湾曲させて漸く抜けた。まさかの大失態だった。
44年ぶりの山頂は360度のパノラマだが、空が少し白けてきてしまったので、少し残念だ。山頂の一角でテルモスのお湯でカレーメシのランチ。最近これにハマっているが、美味しいのだ。
山頂では5人の登山者と出会った。
山頂から北上したが、「水ノタル分岐」の下降点が、GPS地図より少し北側にあるような気がする。
分岐で出会った青年は黒金山を往復してきたとのこと。コースタイムで3.5時間なので、かなりのハイスピードだ。
国師ヶ原までの下りはかなりの急坂で、ルートも不明瞭な所があるが、ヤマレコとAppleWatchのおかげで現在位置把握が容易なので安心して歩ける。山頂から約70分で高原ヒュッテに到着。高原ヒュッテは山梨市が管理する避難小屋だが、外観はしゃれていて、内部はピカピカ。大事にされているようだ。ここでコーヒーを淹れて一休み。トイレは室内にバイオトイレがあるが、靴を脱がないと入れないので、内部の確認はしなかった。
高原ヒュッテから道満尾根までは広い林道歩き。林道は大平まで続いているので、高原ヒュッテの管理者は車で来るのだろう。
道満尾根は九十九折りの林道をショートカットするように付けられている。道満山(1314m)はひたすら下りの中のちょっちした登りで、山頂感は無い。
徳和峠で車道に出て獣害避けのフェンスを通って徳和集落を抜けて駐車場に戻る。
ピーカンを予想したが、若干大気が濁っていたものの富士山と南アルプスの展望に恵まれ、岩場のスリルも味わえて楽しい山行だった。
徳和から15分の「はやぶさ温泉」で汗を流して帰路に着いた。
nabekuni













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