焼石岳・高層湿原と花々【南本内登山口より】


- GPS
- 10:00
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,187m
- 下り
- 1,187m
コースタイム
天候 | くもり〜雨〜くもり ガス濃い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
秋田市から2時間50分、距離計測忘れました(すみません) 南本内林道は延々と砂利道が続く林道、幅員狭小(草藪)、路肩弱い、走行注意 アプローチの情報は岩手県西和賀町のホームページで確認してください。詳しい情報が載っています。秋田県の市町村も西和賀町を参考にして情報を充実させてください。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口〜新倉沢徒渉点・・・尾根への取り付きは結構きついです。尾根はブナと五葉松の混成です。高度を稼ぎます。 新倉沢徒渉点・・・ロープ有り、平時の徒渉は問題なし、増水時注意 新倉沢徒渉点〜コース分岐・・・途中、新倉沢旧道(廃道)分岐とブナ清水の2カ所に水場有り、ブナ清水は冷たい湧き水です。 お花畑コース・・・・湿原の流末の沢、徒渉は飛び越えるしかありません。ジャンプ力と脚長??で差が出ます。また雨天時は木道がとても滑ります。当日は逆走しました(笑)歩行注意、またヤブがひどい箇所があります。下草刈り途中です(ご苦労様です。できましたら・・・下草と一緒にハクサンシャクナゲ、ハイマツ、ミネザクラなどの大枝も伐採されいてます。もう少し配慮してください)南本内岳直下は登りがきついです。 焼石神社〜焼石岳・・・大石を越えていきます。雨天時等歩行注意してください。 夏油分岐〜焼石神社分岐・・・泥濘化が進んでいるところがたくさんあります。 南本内岳〜尾根コース・・・・所々に木の階段有り、濡れていると滑ります。 きつい下りです。注意してください。主要な場所にはロープ有り |
写真
感想
7月の下旬から職場のエアコンが稼働した・・・とたん窓際の席に座わり後ろと右横から冷風を受ける私は体調に変化が・・・・風邪をひいたようです。
自宅でも基本的にはエアコンを使わず(居間に1台あるが)・・・クルマも客人が乗るとき以外は窓を開放して走っている「昭和人間」です(笑)
文明の利器に不慣れな??身体は・・・鼻水から始まり、喉の痛み・・・発熱へと繋がりました。バカも風邪をひくようです。みなさんも気をつけましょう(笑)
7月30日が熱のピークでしたが・・・月末は何かと忙しく休めない身体なので無理をして仕事を続けました。
8月に入り熱も下がりだいぶ回復したように感じ・・・土日の予報は晴れ・・・太陽が並んでいます。
こうなると私のモチベーションはどんどん向上し、身体は必然と山モードになりました。
かくして、8月3日(土)以前にもまして早起き(3時)をして山の準備に取りかかり、午前4時過ぎには秋田市の自宅をこっそりと抜け出しました(笑)
今回は焼石連峰・・・未踏の南本内岳を登り、焼石岳へのコースです。
南本内岳は昭和48年に命名(河川名から命名されたようですね)された新しい山です。このコースも昭和53年に新設された登山道としては新しいコースです。以前から行ってみたいコースでした。
秋田市から国道13号〜国道107号〜湯田の町を通過し、湯本温泉の分岐を右折し、岩手県道133号に右折、ゆだ錦秋湖駅を過ぎ秋田道のボックスを抜けて本屋敷集落を過ぎ、夏油温泉への林道分岐を右折し、東成瀬村に向かう林道を走ります。
林道は幅員狭小と草藪が繁茂し、私の車(幅がある)の走行は辛いです。ところとどころ路肩決壊と注意喚起の表示があります。徐行して走行しましょう。
小板沢合流付近で東成瀬村への林道と分かれて登山口到着です。
南本内の林道は延々と続きます。
慎重な運転を心がけましょう。
登山口には車はなく、今日も静かな登山ができそうです。
問題は天気です。・・・雨が降りそうです。予報はくもりのち晴れ・・・予報に期待しましょう。
登山口は車が数台停められます。頑張れば10台程度は可能でしょう。
案内板と登山ボックス(ノート)があります。トイレはありません。
いよいよ登山開始です。
このコースは初めてなのでちょっと慎重に歩きます。そういえば・・・俺まだ風邪ひいていたんだ・・・とあらためて思いました(笑)
途中、小沢を2回ほど越えると尾根への取り付きの急登があります。
あっという間ですのでがんばりましょう。
尾根道はブナやナラの落葉広葉樹とゴヨウマツ(キタゴヨウ)の混成林で歩きやすいです。どんどん高度を稼ぎます。
標高1000mを越えたあたりで新倉沢の徒渉点です。
ロープが張られていますので安心ですね。平時は問題なく徒渉できます。
新倉沢は落差の大きい滝のような沢です。増水時は注意が必要です。
雨が降り出しました(涙)
徒渉を過ぎるとまもなく旧道分岐です。南本内岳へ直登するコースは廃道のようです。残念ですね。ここは水場でもありますので給水も可能です。「水質を保証するものではありません」の看板・・・そのとおり、山ではすべてが自己責任ですよ。
ここから尾根を巻き、新倉沢の源流部を歩きます。
途中、ブナの林の中に湧き水があります。「ブナ清水」冷たくておいしい・・・まさに清水でした。帰りにたくさん給水して持ち帰りました。
所々に急登な箇所がありますがロープが張られたり、階段があったりと手入れが良いですね。地元「西和賀町」の方々の努力に感謝いたします。
まもなく、尾根コースとお花畑コースの分岐です。
直進すると尾根コース、右に曲がるとお花畑コースです。
雨は小降りになりましたがガスがひどく視界は利きません。
登りはお花畑コースを行きましょう。
木道が滑ります。雨のせいでしょうか・・・滑ります。時々逆走??しました(笑)気をつけましょう。
湿原の最下流部の徒渉点は沢を飛び越える必要があります。自分の体力と脚長にあわせた場所で飛んでください(笑)
また木道です。斜めになっていたり急になっていたり木道は滑ります。逆走します。注意して歩いてください。
湿原を過ぎると南本内岳への急登です。ちょっとの間ですので頑張ってください。
急登を過ぎるとだらだらした台地になります。南本内岳山頂です。
焼石岳分岐から200mほど進むと南本内岳山頂に到着です。
ガスがひどくて視界が利きません。時々晴れ間が見えますが・・・残念です。
山頂には数名の登山者がいました。少し休憩をとり、焼石岳に向かいます。
焼石岳に向かってまもなく、南本内川源流の碑と沼があります。
これを越えてもう一つピークを越えると東成瀬からのコースと合流する焼石神社の分岐です。私の焼石岳の登山は東成瀬コース主体ですからここからは歩きなれたコースですね。いよいよ焼石岳山頂を目指します。大岩がコースの中に点在しています。慎重に歩きましょう。雨で濡れるとここも滑ります。
山頂直下の急登を過ぎるとガスが晴れ一瞬でしたが東成瀬方面が見えました。
焼石沼を始めたくさんの湖沼や湿原が見えました。焼石は水の山ですね。
山頂に到着・・・昼食と休憩をとりながらガスの晴れ間を待っていましたが・・・残念ながら泉水沼と胆沢ダム方面がちょっと見えただけでした。
山頂は・・・天候のせいか普段よりは少ない登山者でした。
中沼方面に下ります。焼石岳のメインコースの中沼コースです。
横岳分岐付近ではハクサンチドリやハクサンシャジン、ハクサンフウロ、トウゲブキ・・・たくさんの花々が咲いていました。
泉水沼を過ぎて、姥石平の分岐です。中沼コースと夏油コース(夏油・東成瀬・南本内方面)に分かれます。
姥石平は名前の通り平らな草原です。たくさんの花々を見ることができました。
しばらく歩くと東成瀬と夏油の分岐です。今日は東焼石岳に向かうためちょっと夏油コースへ・・・東焼石岳の緩やかな斜面を登りました。
東焼石岳山頂もガスで視界は利きません。
すぐに戻り、東成瀬コースを焼石神社分岐を目指します。
途中、イワイチョウの大群落の湿原やお花畑を通りました。
残雪もあります。残雪の下には湿原や湖沼が点在しています。
「焼石に水」・・・ことわざではありません。まさに・・・焼石岳は水に恵まれたたくさんの湿原と湖沼と花の山です。さらに今日は雨も降り・・「焼石に水」をあらためて確信しました(笑)
みなさんもご自分の足と目で「焼石に水」を体感してください。
さて、焼石神社分岐から南本内岳までは来た道を戻ります。
本日2回目の南本内岳に戻り、少し休憩して今度は尾根コースを下ります。
途中、階段があり木の部分は雨に濡れて滑ります。
急登の部分にはロープが張られ、下草も綺麗に刈られています。
地元のみなさんのご苦労に感謝です。
急な下りを繰り返し、綺麗な沼を過ぎるとお花畑コースとの分岐に到着します。
あとは・・朝の登山コースを下ります。
途中、ブナ清水でからのペットボトルに給水し、喉を潤して・・・下山します。
新倉沢を越え、尾根道で蝉の脱皮を眺めて・・・蝉も生きるために一生懸命でした。人間も一生懸命に頑張りましょうね。
登山口に到着したときには午後5時を過ぎていました。
登山口〜約10時間のコース(昼食、休憩、写真撮影・・・含む)でした。
風邪の症状は鼻水(青鼻汁・・)と怠さ、良くこんな状況で登山したものと感心しました(笑)
南本内林道を延々と戻り、ゆだ錦秋湖駅付近にある「あなゆっこ」(入湯料300円)に浸かり、無事に帰宅しました。
帰宅後ヤマレコをアップしようと思っていましたが・・・風邪の症状か??睡魔に襲われ・・・こんな時間になってしましました。ご容赦ください(笑)
焼石岳はたくさんの湿原と点在する小さい湖沼・・それと花の山でした。
「焼石に水」・・・・本当です。
是非、みなさんもご自身の足と目で確かめてください。
コメント
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体調がすぐれないなかでの
登山
多少の風邪なら
お大事に・・・。
こんばんは
メッセージありがとうございます。
ほとんど慢性の・・・「ヤマ病」です(笑)
多少の風邪のつもりでしたが・・・今日は疲労で一日ぐったりしていました(笑)歳も歳ですので・・万病のもとにならないように養生します。
でもまた予報が・・・晴れなら
「焼石に水」・・残雪・湖沼・湿原・大小の沢の流れ・・焼石は本当に美しい水の山ですね
東北以外の山好きの方々にもぜひお奨めしたい山の一つです
このコースは歩いたことがありません。秋も良さそうなコースですね
山に行けば風邪は治る・・とはいっても、夏風邪はつらいです。どうか無理なさらず、お大事にしてください。
こんばんは
メッセージありがとうございます。
はい、まさに「焼石に水」の「水」の山ですね。
大小、様々な湖沼群と湿原・・・豊富な花々・・・
東北を代表する良い山ですね。
南本内岳付近の池を源流とする南本内川も水が豊富でイワナの多そうな美渓でした(笑)
是非、歩いてみてください。秋も紅葉が綺麗だと思います。(秋はまだ未踏です)
今回はガスで見られませんでしたが三界山の端麗な山容と紅葉も格別ですね。(東成瀬コースで一番目立つ山)
風邪も治りかけたと思いましたが・・・また今日から職場のエアコンにやられてちょっと熱っぽいです(笑)
はい、ありがとうございます。
今日は早めにおやすみなさい。
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