足慣らしで痛めていた@樅ノ木沢



- GPS
- 09:19
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 907m
- 下り
- 902m
コースタイム
- 山行
- 8:58
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 9:18
樅ノ木沢に入渓前でも一時休みました。
昼食は右俣・東俣分岐でゆっくり取りました。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
山伏峠ルートと甲相国境尾根は問題なし。 西丸・東丸縦走尾根は旧水ノ木分岐からのトラバースルートが崩落しているので、要所小屋ノ頭に登ってから下降するようにしないといけません。 西丸東尾根-山伏歩道はバリルートながら良く整備されていますが、増水時は最後の渡渉が要注意です。 樅ノ木林道から西沢を越えて樅ノ木沢に進む時は中間尾根の尻を巻くようにして先に進めばスムーズに出られます。 樅ノ木沢は前半がゴーロの沢をずっと進む感じで面倒になりますが、危険個所はないです。 中間地点に3連続で棚が出てきますが、最初のものは左右が切り立っていて、釜が深いので右側から高巻きますが、腰上まで濡れてもOKなら越えられそうです。 ただし、3つ目の棚はどうなのか分かりません。 高巻きは結構きついですから、バリエーションルート慣れしていないと厳しいでしょう。 それ以降は滑棚や登り応えのある棚が続き、そこそこ楽しめますが、等高線図では最奥まで進むと詰めが大変困難になるので、ほどほどのところで尾根に乗るのが得策だと思います(それでも厳しいですが)。 なお、左俣を詰めると甲相国境国境尾根にはP1306の細長い山頂に出ますが、そこはヤマレコや山と高原地図等では「樅ノ木沢ノ頭」と記載されているものの、実はそれは一つ東側のピークにしっかりした道標兼山名標柱があり、このP1306は「鳥屋ノ丸」になります(松田警察署の丹沢地図参照)。 右俣を進んで左に分かれる沢を詰めれば本来の樅ノ木沢ノ頭に出られると思われます。 |
写真
感想
2日後の20・21日に妙高方面に遠征する予定でしたが、6月半ば以降梅雨の時期もあってなかなか山歩きできなくなっていたので、中一日になりますが、18日には何とか足慣らしのために歩いておこうと思っていたところ、丁度ミックさんからお誘いがあって沢に行ってきました。やはりこの時期に丹沢の尾根を歩くのは灼熱地獄になりがちなので、当初から沢を絡める予定でしたので、渡りに船でした。東側はヒルが出ますから、今の時期はどうしても西側になりがちで、今回も世附の沢で未踏の樅ノ木沢を歩くことにしました。
朝7時半に山伏トンネル脇で待ち合わせ、すぐに出発して甲相国境国境尾根に登り、要所小屋ノ頭から西丸・東丸縦走尾根を下ります。西丸の直下で東側の尾根に折れて、途中から山伏歩道に逸れて金山沢に下降しましたが、最初から履いていたハイパーVがやはり去年と同じように尾根の下降では爪先が固い先芯に当たってしまい、左足親指・右足中指薬指の爪が痛くなってしまいました。
しばらく金山沢で水に浸かって涼を取って休んだ後、金山沢林道に出てからすぐに樅ノ木林道に左折し、プリンスバスで記念写真を撮ってから西沢を横切って樅ノ木沢に進みます。暑いので、すぐにバシャバシャと入渓開始。
樅ノ木沢の前半は大きなゴーロをただ越えて行くだけの単調な沢で、勾配もあまりないためにただだらだら続く感じでした。中間地点に至ると狭いゴルジュに4本の棚が連なるところに出ます。最初の棚は釜が深く、胸まで浸かれば越えられますが、その奥のものがどのくらいか分からないので、右側から高巻きました。しかし、結構な高さを進まないといけなかったので、なかなか疲れました。
中盤以降は小規模な棚や滑がちょくちょく出てくるようになって、見た目にも沢登りしている感が高まって楽しくなります。そして、右俣・左俣分岐に至り、そこで昼食休憩を取りました。
ルートは帰りのことを考えて左俣を選択しました。どちらも難易度は1級上とのことで変わりはないですが、左の方が滝は多いようです。それでも滑棚をメインとしたものですから、高巻きするようなものもなく歩きやすかったです。最後の詰めは『丹沢の谷200』によるとほとんど最後まで谷を登る形になっていますが、等高線図はかなり詰まっていて、実際に谷を目の当たりにするとかなり勾配がキツくなっていて、左右の尾根が壁になって逃げられなくなる恐れがあります。ですから、水枯れするわずか手前で左側の尾根の尻に乗って100m少々の登りを選択しました。尾根と言ってもほとんど壁みたいなところもあって、暑さも加わって結構キツかったです。
甲相国境国境尾根にはP1306鳥屋ノ丸山頂に出ます。白いプラスチックの杭では「J四九九」の付近ですが、ここはヤマレコや山と高原地図で樅ノ木沢ノ頭と記されています。しかし、樅ノ木沢ノ頭はここより東側の隣のピークで、そちらにちゃんと東海自然歩道の道標兼山頂標柱があります。このP1306は鳥屋ノ丸と言う名になりますので、表記の誤りは何とかしておかないと、山名標柱のあるところと地図で名前と位置が一致しないと、事故等があった場合に問題がある気がしますね。
甲相国境国境尾根からはそのまま山伏分岐まで縦走し、山伏峠に近いところからトンネル脇に下降して終了。2日後の遠征のための足慣らしのつもりが、爪先が去年の9月と同じように内出血してしまいました。結構痛くてパンパンに腫れてしまい、とんだ足慣らしになってしまいました。
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