利尻と樺太を眺望、晴天の礼文岳!

- GPS
- 05:11
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 508m
- 下り
- 503m
コースタイム
礼文岳(発)13:35-14:17後2Km地点−14:45内路
| 天候 | 9月19日(木) 終日晴れ。 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
船
沓形FT 10:10⇒10:50礼文島・香深FT、香深着後タクシーで内路へ。 バスの接続悪し。 知床の『カナリアパーク』は香深FTより9月一杯無料送迎バスが出ている。 香深港FT 15:15⇒19:10稚内港FT |
| コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は特に危険な所無し。 最初の1Km辺りまで登りが少し急。草・笹が少し登山道に覆い被さっている。 下山後フェリー待ちで「うすゆき温泉」あり。 香深には食堂・売店あり。 |
写真
装備
| 個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
1/25,000地形図
ガイド地図
コンパス
筆記具
保険証
飲料
ティッシュ
三角巾
バンドエイド
タオル
携帯電話
計画書
雨具
水筒
時計
非常食
|
|---|---|
| 共同装備 |
ツェルト
ファーストエイドキット
医薬品
カメラ
|
感想
18日、利尻山登山の予備日とも考えていた翌19日、宿から礼文行きの
始発港がある沓形FTに宿の車で送って頂いた。
宿には大変お世話になりました。
途中沓形の手前、種富にある「会津藩士の墓」に寄る。
今から200年ほど前、ロシアが利尻まで来て横暴の限りを尽くした為、今
NHKの大河ドラマ「八重の桜」で度々登場した松平容保候の献策により
1500有余の会津藩士が宗谷・樺太・利尻の警護に着たのである。
丁度二百十日の台風により幾人か命を落とし、この利尻の麓に埋葬された。
会津の百名山「磐梯山」を思い起こさせる地に眠る会津藩士の冥福をいのる。
沓形港FTからは昨日登った「利尻山」が端麗な全貌を現している、礼文までの
40分、船上からもずうっと眺めていた。
やがて礼文島の南端・知床の集落が見え、その後ろの丘の上に今秋公開される
吉永小百合さん主演の映画「北のカナリアたち』のロケセットでもある麗端小学校
の建物が見えだした。程なく、香深港に入港。
内路を通る路線バスはフェリーを降りる寸前に発車してしまった。
フェリーターミナルからタクシーで登山口まで向う。(¥3300程)
すぐ後から千葉の単独行氏かやはりタクシーで到着。
内路からの登り口はフェンスの脇を少し急な道をあるく。
10分程もするとササやぶや草の覆い被さる道になるが登山道は明瞭だ。
後2Km地点には45分ほどで到着、丁度12時である。
314m峰地点でパンなどを食べ小休止していると50代と思われる夫婦が
下りて来た。そしてニセ礼文岳が見え始める少し前で若い女性が一人下りて来た。
この日は5名ほどの登山者であろう。
南方に利尻山がそのすそ野を海に入れ、頭の上に少し雲が時々掛かるが
風も無い秋の陽を浴びて聳え立っている。
北方に目をやればゴロタ岬や金田ノ岬の海上に黒い島が見えた。
あれがサハリン、昔の日本領・樺太である。
稚内で20日に「氷雪の門」を見たが太平洋戦争末期、ロシアの参戦で樺太に
進軍した際犠牲となった電話交換手9名の悲話も生まれた島である。
やがてニセ礼文岳を過ぎると一旦下り、本当の礼文山頂が近付いてくる。
山頂には白い服の千葉の単独行氏が既に到着していた。
5分も歩くと山頂で礼文岳の標識は朽ち果てていて立て札の根元には
小さな地蔵さんが鎮座していた。13:08着。
記念写真をお互い取り合い、30分程休憩。
風も無く、ほどほどの気温でのんびりと眺める利尻山は美しい!
下山は13:35、山頂の下り口にハマナスの赤い実が一つある。
こんな所にも可憐な花を咲かすのだろう。
礼文岳は「花の百名山」にも挙げられているがこの時期咲いている花は少なく
赤い実と茸が目立った。
帰りは1時間10分程で内路の登山口に到着。
1Km程手前で呼んだタクシーが直ぐ来たので帰りは相乗りで香深港に戻った。
9月一杯、此処香深港から知床近くの『北のカナリアパーク』まで
無料のシャトルバスが走っている。15:10発に間に合った。
15分程礼文島の南端・奮部の丘に到着。
分校のセットを見学。此処からの利尻岳の眺めも中々良いものである。
折り返しのバスは20分後であるが十分な時間であった。
4時には香深に戻ったので旨い雲丹丼でも食べようかと食堂を探す。
以前ツアー出来た時食べた組合売店2階の食堂は残念ながら今年はもう閉鎖
されていたので諦めて17:15発の稚内行のフェリーに乗り込む。
今夕も海上からの夕日を期待したが雲が出て利尻山も頭を隠していた。
やがて稚内が近づき、ライトアップされた開基百年記念塔が白く見えて来た。
宿で軽く一風呂浴び近くの居酒屋で「ホッケ」を炙って貰い、ホタテを焼いて
貰い、生ビで咽を潤す。
ほろ酔い加減で防波堤ドームまで歩く。ドームはライトが付き、中には
ライダーが泊っていた。
再び稚内駅に戻る。バスターミナルにはコスモスが咲いていて「仲秋の名月」
に照らされていた。
利尻山で百名山完登した翌日は礼文岳からしみじみとその足跡を思い起こす
ことが出来た礼文岳登山であった。
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syosuke











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