三池物語


- GPS
- --:--
- 距離
- 7.7km
- 登り
- 859m
- 下り
- 868m
コースタイム
- 山行
- 10:30
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 11:10
天候 | 三池物語 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2006年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
八風キャンプ場を過ぎてすぐ、栃谷を渡る橋を過ぎた駐車地にには先行の車1台のみ。さぁ、出発と準備を進めていると、ねずみ男がテイッシュボックスを小脇に抱えて栃谷林道奥へ姿をくらます。数分後にヤツは戻ってきたので、栃谷林道奥へ出発する。すぐに道端に放便の形跡が目に付く、堪忍してくれよ。
それを知られるのを察していたのかヤツは先へ先へと先行し、岩ヶ峰尾根への取り付きをとおり過ぎた場所でわしの到着を待っていた、登りすぎで少し戻って赤テープの印のある地点から栃谷を渡渉して植林をのぼって岩ヶ峰尾根の鞍部に着く。ここからは雑木林ばかりとなって落ち葉が斜面を覆っていて滑りやすくて、しかも急登ばかりの岩ヶ峰尾根をグイグイと登るのみ。岩ヶ峰に近づくにつれ無駄なアップダウンが2、3あってボディーブーローのように効いてくる。先行の人達が休憩していたので先を行かしてもらう。岩ヶ峰手前の垂直に近い危険な登りを右から巻くように登ると、シャクナゲが多いただっぴろい岩ヶ峰らしき台地に出るが、ここがそうかなと後で気が付くのである。
ここで、まずは1つ目の池、これは強引に岩ヶ峰の池と対面。やはり蛙の卵が池上の樹木に産み付けられているが、既に落下している卵塊もある。
岩ヶ峰の池を過ぎて、ますます急登の斜面をトラロープの助けを借りて県境稜線に這い上がる。釈迦のピークまでは10分程の距離である。頂上で、松尾尾根から登ってきたという単独の人から、おもしろい話しを聞いた。彼が言う話をそのまま書くと「養老山地のサンポウダケっていうんですか、そこでUFO見たんで、今日も見られないかと思って登ってきたんですけど・・・この前のUFOは丁度、視線の真っ正面くらいにオレンジ色の発光ダイオードみたいな1つの物体が、突然8つに分裂して、ずっと停止していたんです。双眼鏡を持っていたので見てみても、いくら拡大してもボーツとした光のまま。そしたら、こちらの方に向かってくるようだし、思わず身を伏せて避けましたよ、怖かったです。あとで、UFOで停止していたらしき所を見に行ったら鉄塔があったんで、電力を補給してたんしゃないかと思うんですよ」と熱く語ってくれた。別のパーティーが頂上に着いたので、チェンジするように僕らは「じゃ、お先」と頂上を後にした。
県境稜線を北へ向かい、本日2つ目の池、仙香池を見学。ここにもやはり蛙の卵塊がぶら下がっていた。なんで、木の上に産むのか不思議である。この池は中央がくびれてひょうたん形です。
手前の白い花崗岩の裸地が広がるお気に入りポイントで昼食。正面には大安町(今は何市かになったのか?)の平野がばんやり広がる中、段木の急峻な尾根が落ちていく風景はインパクトがあります。ずーっと、腰掛けて見続けていたい鈴鹿の名スクリーンだと思うのですが、誰一人も通行する人は居ません。甲賀から来る途中に通過してきた鈴鹿スカイラインの中道や裏道の登山口大賑わいとはえらい違いです。御在所は大混雑なんでしょうけど、ここもええとこですよ。
三池岳までやってきて、ここで県境から外れて八風キャンプ場への下山に入ります。降りること10分程度で本日の3つ目の池、やっぱり蛙卵のある御池を見学。
これにてJR西日本が昔宣伝していた三都物語のパクリである「三池物語」の完成・・・と、自画自賛しながら、岩ヶ峰尾根に負けじ劣らない急傾斜の尾根道を、射撃場のライフルの音が段々と大きくなるのを聞きながら、降りた。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する