記録ID: 3544524
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沢登り
比良山系
山の保水力を侮るなかれ。武奈ヶ岳八ツ淵の滝、3回の水かぶりでついに浸水
2021年09月21日(火) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 09:12
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,054m
- 下り
- 1,054m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 6:41
- 休憩
- 2:27
- 合計
- 9:08
距離 12.8km
登り 1,054m
下り 1,054m
15:59
ゴール地点
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山駐車でも400円必要との情報もあったが、どこも開いておらず払えなかった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
寒くなる前に行きたかった武奈ヶ岳八ツ淵の滝。 台風から3日経ったし、もう水量も減ったかと出かけてみればまだまだ結構な勢い。 やはり自然林の山の保水力はなめてはいけない。 今回はヘルメットも持って来たけど足下は例によってビブラムの登山靴にロングスパッツ。 案の定というか、ここの石質か濡れているとビブラムでは相当滑り、途中徒渉で滑って水に落ちてしまったこともあってその後徒渉や濡れて苔むしたトラバースの度に怖い思いをすることに。 やはりここはしっかり水量減って乾いた時期を見計らうか、逆に沢装備で来るのが一番楽しめそう。 登山届けは園内の真ん中あたりにあるのでそこで出した。 |
写真
有名なこれでもかっていう注意書き。
確かに途中初心者ではやばそうな所も多々あり、管理者側からすれば書かざるを得なかったかとも思うが、ここを名所看板として開園したとすれば複雑な思いもあるかと。
確かに途中初心者ではやばそうな所も多々あり、管理者側からすれば書かざるを得なかったかとも思うが、ここを名所看板として開園したとすれば複雑な思いもあるかと。
最初は出来るだけ水線伝いで行きたいと、ここも右上に鎖の巻き道があるのにボルダリングよろしく正面の岩に挑戦。
上がかぶっている上に手がかりがなく、足下も滑りやすく動きが取れなくなってザックの重さに引かれるようにあえなく落下。
浅かったしすぐ飛び上がったのでこの1回目では靴浸水は免れた。
上がかぶっている上に手がかりがなく、足下も滑りやすく動きが取れなくなってザックの重さに引かれるようにあえなく落下。
浅かったしすぐ飛び上がったのでこの1回目では靴浸水は免れた。
この写真真ん中下側に釜から流れ落ちる水流が見えるが、この水流が落ちるところを向こう側に飛び移るのがルート。
ほんの1メートルちょっとだと思うが、吹き出してくる水流と濡れた岩で一気に飛び移ることが出来ず、真ん中にギリギリ水に没した石があるのでそれを使って渡った。
おそらく水量が少なければ余裕で渡れるが、今回は滝に突っ込んだようなもので頭から全身びしょ濡れ。
しかしこの時も靴浸水は免れた。
ほんの1メートルちょっとだと思うが、吹き出してくる水流と濡れた岩で一気に飛び移ることが出来ず、真ん中にギリギリ水に没した石があるのでそれを使って渡った。
おそらく水量が少なければ余裕で渡れるが、今回は滝に突っ込んだようなもので頭から全身びしょ濡れ。
しかしこの時も靴浸水は免れた。
前の写真真ん中上に写ってるハシゴを上りきったところ。
この頭から水をかぶった徒渉でカメラレンズが濡れてしまい、それに気が付かずこのあとずっとボケた写真ばかりになってしまったのにもう下り始めてから気が付いたが時すでに遅し。
この頭から水をかぶった徒渉でカメラレンズが濡れてしまい、それに気が付かずこのあとずっとボケた写真ばかりになってしまったのにもう下り始めてから気が付いたが時すでに遅し。
下ってきたところがちょうど帰りに使う予定の広谷からの道との合流点で徒渉点。
この写真では見えないが、ちょうど真ん中あたりに流木が引っかかっているところ。
増水時には渡るなって書いてあるが、この日は増水と言えるかどうかぎりぎりくらいか。
帰りには水量減ってることを祈りながら通過。
この写真では見えないが、ちょうど真ん中あたりに流木が引っかかっているところ。
増水時には渡るなって書いてあるが、この日は増水と言えるかどうかぎりぎりくらいか。
帰りには水量減ってることを祈りながら通過。
確かになにやら見えてくるが、誰しも後ろの滝より手前の丸太橋の方が心配になるのでは。
だいぶ苔むして撓むが、まだしばらくは保ちそうか。
ここから先は管轄する市が違うそうで、ここまでは鎖なども新しかったのが、急に長らく手入れされていないような古いロープ場や錆びた鎖場といった雰囲気になる。
だいぶ苔むして撓むが、まだしばらくは保ちそうか。
ここから先は管轄する市が違うそうで、ここまでは鎖なども新しかったのが、急に長らく手入れされていないような古いロープ場や錆びた鎖場といった雰囲気になる。
池の畔の日当たりの良い岩に座って飯と同時に靴下全部脱いで乾かすが、30分くらいではあまり効果無く、結局吸水タオルで絞るのが一番効果あって少なくとも歩く度にグチュグチュとは言わなくなった。
午後から崩れる予報だが、山頂着いた時点ではまだまだ良い天気で、手前深い緑のこれから行く釣瓶岳から右に下る予定の稜線。
果てには白山らしき姿まで。
冬の透き通った空気の時はここから真っ白な白山がよく見える。
果てには白山らしき姿まで。
冬の透き通った空気の時はここから真っ白な白山がよく見える。
武奈ヶ岳山頂は天気が崩れる予報通り結構風があってゆっくり休憩という気にならなかったので、釣瓶岳頂上でまた飯休憩。
この写真右から登ってきて蛇谷ヶ峰への縦走路は左に下っていくが、今回は向こう側に下っていく。
この写真右から登ってきて蛇谷ヶ峰への縦走路は左に下っていくが、今回は向こう側に下っていく。
行ってみれば広めの疎林の穏やかな尾根で、古くからのテープなどもたくさんあり、登山地図にルートとして載っていないのが不思議なくらい。
人があまり通っていないのか、イノシシのヌタ場らしきところが何箇所か。
人があまり通っていないのか、イノシシのヌタ場らしきところが何箇所か。
ほんとはもう少し尾根通しに歩いてもっと先で広谷道に下りたかったが、少し行ってみると結構急な藪の下りで踏み跡も見いだせず、万一登り返すのは面倒そうだったので結局分かりにくいがマーカーのあった広谷出合いのすぐ北に下りてきて、そのまま徒渉せずにしばらく広谷沿いに朝通った大摺鉢の徒渉点への道に。
水量結構あると何度も書いてきたが、こうやって写真で見るとその迫力はあまり分からない。
中央ちょっと左の岩から岩に鎖が渡してあるが、その間に足場になるものは2本ほど引っかかっている流木のみ。
完全に鎖頼りで力任せに渡ったが、女の人や子供だったら濡れずに渡るのは難しかったと思う。
増水時には渡るなって看板があるから、やはりこの日はそこそこ水量ある日だったんだと思う。
中央ちょっと左の岩から岩に鎖が渡してあるが、その間に足場になるものは2本ほど引っかかっている流木のみ。
完全に鎖頼りで力任せに渡ったが、女の人や子供だったら濡れずに渡るのは難しかったと思う。
増水時には渡るなって看板があるから、やはりこの日はそこそこ水量ある日だったんだと思う。
装備
個人装備 |
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ヘルメット
|
---|---|
備考 | やはり沢靴を買った方がいいか悩む。 |
感想
確かに鎖やロープがなければ完全に沢やさんだけが入れる場所かも。
しかし現実には危ないところのほぼ全てに鎖、ロープ、ホッチキス、ハシゴが付けられている。
ここを観光目玉としてガリバー旅行村を作り、それが起点となって入る人が増えてしまった以上、管理責任も重大になってしまっていると思う。
おかげで自分程度の力でもこんな面白い場所を楽しませて貰えるが、それでもやはり最低限の装備や技術知識は無いと危ないところであるのは間違いない。
ソロでは入るなという注意書きもあったのがちょっと胸に痛い。
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