胎金寺山☆丹波の里山にて杉の巨樹に遭う

- GPS
- 01:36
- 距離
- 4.7km
- 登り
- 294m
- 下り
- 306m
コースタイム
| 天候 | 曇り |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
登りの尾根には辛うじて薄い踏み跡はあるが、一般登山道なし マツタケ山らしいので摩気神社からの一般登山道以外はシーズン中は控えるべきとのこと(知らなかったので💦) |
写真
感想
夕方から雨の予報ではあったが朝の京都市内はほとんど雲のない晴れ空が広がっている。弥十郎ヶ嶽への山行を考えて亀岡から篠山へと向かうが、周回ルートを辿るには少し時間を要するようだ。やはりまだ脚に不安があるので、この機会に胎金寺山を訪れることにする。山頂までの1時間もかからないような小さな里山なので、通常であれば物足りなく思うところであろうが、この機会に訪れるには程よい山のように思われた。問題は事前調査が十分でなかった点であるのだが。
胎金寺山への一般登山道は北側にある摩気神社からルートのみのようだが、最近、この山を訪れておられうdrpepperさんやsatsuki-ttjさんのレコではいずれも他の尾根を歩いておられるようだ。北東の尾根からの周回ルートを考える。
林道脇の余地に車を停めて出発する。すぐ近くの笹薮の中をガサゴソと逃げてゆく動物の気配がある。猪だろうか・・・流石に熊ではないだろう。
植林の中で林道はすぐに終わる。谷沿いを登ることも出来そうだが、左手に快適そうな尾根が目に入ったので尾根筋を辿ることにする。尾根はするにも植林を抜けて、雑木林が広がるようになった。わずかに倒木はあるものの歩きやすい尾根が続く。
林床には驚くほど下生もなく、どうやら手入れの行き届いた雑木林のようだ。尾根にはテープの類いはないもの辛うじて薄い踏み跡が続いている。有難いことに蜘蛛の巣もほとんど見当たらない。このが巣をかける季節が過ぎたということだろう。
すぐにもp335に近づく。鞍部を過ぎて胎金寺山への尾根に取り付くと立派なツノを生やした鹿が斜面を駆け抜けてゆく。柔らかい秋の日差しが落とす透明な木洩れ陽の中をのんびりと歩いて山頂を目指す。
山頂に到達すると南側に大きく伐採斜面が広がっており、大きく展望が広がる。山頂には祠があるが、その修繕の作業をされておられる男性の方が二人おられた。登山道のないところから私達が上がってきたので驚かれようだ。作業員の年配の方が「ここら辺はマツタケ山やから変なところを歩いていると不審者に思われるで」と窘められる。どうやら11/14まではマツタケのシーズンということになっているらしい。
山頂から北東へと伸びる尾根に驚くほど明瞭な登山道が続いている。快適な自然林の尾根を辿る道が続いてくれると良いのだが、尾根を北上するとすぐにも右手の植林の中へと下ってゆく。谷沿いを下り始めると、まもなく右手に一際目につく杉の巨樹が現れる。
最近、訪れた白髪岳(正確には松尾山)でも千年杉と呼ばれる大樹に遭遇したが、この巨杉はその太い幹回りが圧倒的な存在感を誇示している。この杉の樹に出遭ったことでこの山を訪れた甲斐があったと思えるほどだ。
この杉のすぐ近くまでは林道が通じているようで、数台の車が到着する。車からはレンジ色の蛍光色のジャケットを羽織った数名の方たちが降りて、山に入る準備をされておられる。皆一様に長い猟銃を携えておられる。猟師さんには「動物は何がいるんですか?」と聞くと鹿やイノシシとのことだった。流石にこの山にはクマはいないだろうとのこと。先ほど見かけた立派の角を生やした雄鹿の姿が脳裏をよぎる。
林道を歩くとまもなく集落の手前に見える神社の茅葺き屋根が視界に入るが、その壮麗さに驚くことになる。神社の立派さというより茅葺き屋根の特異な景観がこの神社の印象を際立ったものにしている。
いつしか空にはしっかりと雲が広がり、空気には重苦しい蒸し暑さが漂い始めていた。稲穂の実る田圃の広がる長閑な田園風景を眺めながら車に戻る。
八木から周山街道を経て京都に戻ると市内の電光掲示板は28℃を示していた。道理で蒸し暑く感じられる訳だ。明日からは最高気温が19℃の予報なので、いよいよ秋らしくなるのだろう。
山猫
yamaizu









私も、12/4丹後で午後から所用があったため、途中でどこか短時間で登れる山はないかなと探していると、2、3時間で登れる山として、この胎金寺山がありました。摩氣(まけ)神社の境内の駐車場に車をとめて一般登山道を山頂まで登りました。下山は北東尾根を下り、途中P335を経由して下山し、舗装道路を歩いて摩氣神社まで戻ってきました。この一般登山道では、2本の天狗杉に出会うことができますが、yamanekoさんの写真には1本(口の天狗杉−注連縄が巻いてある)しか写っていませんが、もう1本(奥の天狗杉)の方は見られましたか。こちらの方がデカかったと思います。
土曜日(12/4)、山渓の「京都府の山」を何気なくみているともう一本、天狗杉があったことを知りました。事前情報の収拾不足のせいです。
ここは一般登山道のピストンだと面白くないので、コース取りを苦心するところですね。そのうちに松茸のシーズンを外してもう一本の天狗杉を拝みに行って参りたいと思います。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する