記録ID: 3753377
全員に公開
沢登り
大峰山脈
定番コースと思い込んでいた岩本谷から大日のキレット経由で稲村ヶ岳に登ってクロモジ尾で周回
2021年11月17日(水) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 08:48
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 1,003m
- 下り
- 1,001m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
勿論そのあと元通りに。 確かに小さい落石が多くなっており、それが落ち葉に紛れて分かりにくいので慎重を要した。 帰りに途中で工事をしていた人達に確認すると、今はそういう状態なのでバーを渡してあるが、登山の人達は結構入っており、通った後必ずバーを元通りにしておいてくれればいいとのことだったのでホッとした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
幾つかの滝、小さいながらゴルジュ、最後の詰めのチョックストーン岩、思わぬ難しさで登山靴では通るのが難しいところが何箇所もある。 自分が一番良い道を通れたとは思わないが、ルートファインディング次第で難易度もかかる時間も大幅に変わってくる。 特に慣れない人は下手すると進退窮まる可能性もあるので、最初は経験者に連れてきてもらうのがいいと思う。 |
写真
前半は溪相も穏やかでこんなナメっぽい滝も多かった。
しかしよほどビブラムと相性が悪いのか、それとも最近人が入ってなくてヌメっているのか、岩に足を置くとツルツルに滑って怖くて水線に近寄れず、このあと厳しくなるにつれてやはり沢靴を買うんだったと後悔した。
しかしよほどビブラムと相性が悪いのか、それとも最近人が入ってなくてヌメっているのか、岩に足を置くとツルツルに滑って怖くて水線に近寄れず、このあと厳しくなるにつれてやはり沢靴を買うんだったと後悔した。
これが短いながらゴルジュか。
沢靴なら右岸をへつれるという情報があったがその足場は水中のようで、水量は少ないながらもさすがにここは登山靴では渡れそうもない。
巻き道を求めて怪しそうな右岸を上がってみると古く短いロープが何本か残されていた。
沢靴なら右岸をへつれるという情報があったがその足場は水中のようで、水量は少ないながらもさすがにここは登山靴では渡れそうもない。
巻き道を求めて怪しそうな右岸を上がってみると古く短いロープが何本か残されていた。
ここが岩本谷右俣左俣の分岐か。
ほんとは少し手前で右に入るのが正解だった気がするが、分岐のどん詰まりまで行ってしまったために右俣に入るため踏み跡かどうかも分からないところを這い上る羽目に。
ほんとは少し手前で右に入るのが正解だった気がするが、分岐のどん詰まりまで行ってしまったために右俣に入るため踏み跡かどうかも分からないところを這い上る羽目に。
人によってはこの中を登るようだが、とにかく靴が滑るのでとうてい無理。
結局辿ってきた右岸のトラバース道が正解だったようだが、下りてしまったので他を通りたく、左岸も這い上がって見るもなんか上部は岩ばかりに見え、結局最短距離に見えるこの滝のすぐ左の小さい滝をなんとか登ることに。
しかし少ないながらも流れの中で滑る上に足がかりが無く、時間だけが過ぎていく。
たまたまこの数日前に稲村では初雪があったのを知っていたので万が一最後の詰めが凍っていたりしたら詰むと思ってピッケルとアイゼンを持ってきていたので、邪道とは思ったがアイゼンを履き、側壁の細かいクラックに爪を引っかけ膝とお尻でずり上がってなんとか乗り越える。
結局辿ってきた右岸のトラバース道が正解だったようだが、下りてしまったので他を通りたく、左岸も這い上がって見るもなんか上部は岩ばかりに見え、結局最短距離に見えるこの滝のすぐ左の小さい滝をなんとか登ることに。
しかし少ないながらも流れの中で滑る上に足がかりが無く、時間だけが過ぎていく。
たまたまこの数日前に稲村では初雪があったのを知っていたので万が一最後の詰めが凍っていたりしたら詰むと思ってピッケルとアイゼンを持ってきていたので、邪道とは思ったがアイゼンを履き、側壁の細かいクラックに爪を引っかけ膝とお尻でずり上がってなんとか乗り越える。
谷が二股に分かれた間の中州のようなところを登っていくと正面に大日山が。
ところがその西壁上部になんか釣り鐘のような形の陰が。
これは洞窟なのか、それとも誰かが彫ったのか、そんな話は聞いたこともなかったのでびっくり。
ところがその西壁上部になんか釣り鐘のような形の陰が。
これは洞窟なのか、それとも誰かが彫ったのか、そんな話は聞いたこともなかったのでびっくり。
稲村ヶ岳側に登ってしまうと岩壁に阻まれるとのことで、今回は谷筋を辿らず直接大日山の基部に詰め上がったが、ちょうどそこにピンクテープが。
しかし途中からは谷に入った方が手がかり足がかりがあるわけで登りやすかったのかなとも思う。
しかし途中からは谷に入った方が手がかり足がかりがあるわけで登りやすかったのかなとも思う。
キレット直下まで来ると水が滴っている岩場が前を遮っている。
このすぐ左が通れそうに見えたがチョックストーンでハングになっている上に足場が無く、自分の技量や装備では乗り越える勇気が無くて詰んだかと一瞬絶望的になる。
なんとか冷静に周囲を見ると右後ろ、左岸側に小さい草付きの階段状があり、まさかこんな所をと思いながら甘い手がかりに怖い思いをしながら上がるとすぐ狭いトラバースがあって抜けそうな細い草付きを束にして掴みながらなんとか通過。
その後行く手のルンゼは左右2本になり、より深くて本線に見えた水が染み出すズリズリの右側を膝をついて這い上がるが、キレットど真ん中に出るのは左側が正解だったのでがっかり。
もう達成感よりやっと終わった、助かったという思いと、恐ろしく時間がかかってしまったので焦りしかなく、とりあえず頂上には行きたかったので休みもせず稲村ヶ岳山頂に。
このすぐ左が通れそうに見えたがチョックストーンでハングになっている上に足場が無く、自分の技量や装備では乗り越える勇気が無くて詰んだかと一瞬絶望的になる。
なんとか冷静に周囲を見ると右後ろ、左岸側に小さい草付きの階段状があり、まさかこんな所をと思いながら甘い手がかりに怖い思いをしながら上がるとすぐ狭いトラバースがあって抜けそうな細い草付きを束にして掴みながらなんとか通過。
その後行く手のルンゼは左右2本になり、より深くて本線に見えた水が染み出すズリズリの右側を膝をついて這い上がるが、キレットど真ん中に出るのは左側が正解だったのでがっかり。
もう達成感よりやっと終わった、助かったという思いと、恐ろしく時間がかかってしまったので焦りしかなく、とりあえず頂上には行きたかったので休みもせず稲村ヶ岳山頂に。
稲村小屋とクロモジ尾の分岐。
なぜかクロモジ尾側にロープが張ってあって通せんぼになっているが、別に問題無く下れた。
数年前までのクロモジ尾は特に下半分は藪だらけで難儀させられたが、年々綺麗に通りやすくなっている。
なぜかクロモジ尾側にロープが張ってあって通せんぼになっているが、別に問題無く下れた。
数年前までのクロモジ尾は特に下半分は藪だらけで難儀させられたが、年々綺麗に通りやすくなっている。
装備
個人装備 |
長袖インナー
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ナイフ
ヘルメット
|
---|---|
備考 | ここまでビブラムが滑るとは思わなかった。 やはり次のシーズン前には沢靴買う方が良さそう。 |
感想
以前から行きたくて虻やヒルがいなくなる時期を見計らって出かけた岩本谷。
正直こんな厳しいとは、技術も体力も装備も完全に分を越えていた。
この日はよく晴れて水量も少なかったのでなんとかなっただけだったと感じる。
よく初級の沢と書かれているが、それでもやはり沢装備を揃えたり経験者に連れて行ってもらうのがいいと思う。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:292人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する