山ノ神尾根、狩倉山、六ッ石山、末端の山ノ神から登る


- GPS
- 07:22
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,588m
- 下り
- 1,496m
コースタイム
07:01 林道入口
07:37 山ノ神
08:05 尾根上
08:30-08:40 左から道
08:46 鉱山跡
09:23 890m圏尾根上広場
09:45-09:54 小菅山(989m標高点)
10:53-11:04 1286m標高点
11:30-11:43 狩倉山
11:57-12:00 六ッ石山
12:28 三ノ木戸分岐
13:19 三ノ木戸林道終点
13:35 旧道入口
13:45 684m標高点
14:07 檜村浄水場
14:28 むかし道・槐の木
14:43 氷川大橋
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
西東京バス 06:26 奥多摩駅〜大沢バス停 (東日原行き) 帰り 青梅線 15:27 奥多摩〜 (ホリデー快速) |
コース状況/ 危険箇所等 |
山ノ神尾根は道標なし、小菅山までは難路、尾根末端の岩場は危険。 大沢バス停-山ノ神 ・大沢集落の中「小菅集落までこの先500m」の道を直進。 ・その先、ヘアピンカーブの所から未舗装路。 ・落石・路盤崩落多数、車の通行不能。 ・山ノ神から先は奥多摩工業の鉱山で通行止め。 山ノ神尾根-狩倉山 ・山ノ神の祠は倒壊。 ・山ノ神跡から、かすかなケモノ道を木につかまりながら登る。 ・すぐに大きな岩場、ほぼ垂直で登れないので右側から巻く、足場悪い。 ・適当なところから力ずくで登って尾根の上に出る。 ・尾根上は岩場が続く、その先の岩場は左側を巻く。 ・すぐに次の大きな岩場、左側から一段目に登る、その先右側に道あり。 ・またしても適当なところから力ずくで登って、岩の上に出る。 ・ここまでが難所。少し進むと切り株があり、左側から道が上がって来ている。 ・すぐに鉱山施設の跡、露天掘り鉱山の縁を歩く。 ・尾根は鉱山で削り取られているので、左側から回り込むように尾根の続きへ乗る。 ・採掘した土砂を積み上げたような所からブルドーザーの所へ。 ・鉱山内の道路だったらしい場所を登り、折り返しカーブの所から斜面を登る。 ・斜面はケモノ道が縦横にあり、適当に登ると尾根に近いところで左右の道。 ・右に進むと尾根の続きへ、890m圏のテントが張れそうな尾根上の広場。 ・さらに尾根伝いに登れば小菅山。 ・小菅山手前まではテープの類なし。 ・狩倉山まで岩場が3箇所あるが、いずれも難なく登れる。 ・1286m標高点付近が明るい自然林の尾根、日だまりで休憩に最適。 六ッ石山-三ノ木戸林道-城集落の檜村分岐 ・一般登山道、特に問題なし。 檜村分岐-檜村 ・三ノ木戸林道が出来る前の生活道と思われる。 ・道の形ははっきりしているが、杉の枝葉に埋もれている。 ・危険箇所なし。 【GPSログは檜村への下り途中で電池切れ】 |
写真
感想
山ノ神尾根は小菅集落の伽藍神社から登られることが多いようだが、名前の由来となっている末端の山ノ神に参拝して登るのが礼儀だろう、ということで、日原街道の旧道を延々と歩き、尾根の末端から登ってみた。
東日原行きの始発バスで、大沢バス停下車。
電車は5:59に奥多摩駅に到着、寒い中バスを待つ、まだ夜明け前である。バスが出る頃に、ようやく明るくなってきた。
バス停の先から日原街道の旧道を登り、大沢の集落へ。まだ日が差さず寒いので、汗もかかない。
小菅集落に向かうヘアピンカーブの所から先は未舗装の道になる。
車道幅であるが、この先何ヶ所も崩れており、車の通行は不能。復旧工事をするつもりはないようである。
山ノ神尾根を乗り越す所が、車が転回できる程度の広場になっており、その先はフェンスで通行止めになっている。
山ノ神の祠が壊れて、広場に転がり落ちていた。
石垣の上に、山ノ神の土台が残っており、その脇から尾根に取り付いた。
踏み跡があるものと予想していたが、ケモノ道程度であまりあてにならず、木につかまりながら急斜面を登る。
すぐに大きな岩、ほぼ垂直、右側を巻く。足場悪い。
登れそうな所を見繕って、岩と木の根をつかんで、力ずくで登る。登るのは良いが、戻るとなった場合に下れるか不安。
登り切ると尾根の末端、岩場のヤセ尾根上の平地、岩の間を縫うように進むと、すぐ次の岩場。ここもほぼ垂直、左側を巻く踏み跡あり。少し下って左側を巻き、岩の上に出る。
またすぐに次の岩場、左右とも切れ落ちており、巻けない。進退窮まったかと思うが、よく見ると左側から一段上に行けそう。木の根につかまり一段上に登ると、右側に巻き道があった。
細い巻き道を行き、またしても適当なところから岩と木の根をつかんで、力ずくで登る。足場が悪く、崩れやすい。
ここまで登って、どう考えても安全に戻れそうにない、と思ったが、先を眺めると、ここからしばらく岩場はなさそうである。
これまでの岩場、岩登りの心得がある方なら、正面突破も可能と思う。
ヤセ尾根を少し歩いたら、左側に大きな切り株があり、道が上がって来ていた。
林道を歩いていたときは登り口に気付かなかったが、ここまで登ってくる道があるようだ。
日当たりも良いので、ここで休憩。たいした距離ではないが、山ノ神からここまで一時間近くかかった、これらの岩場が、山ノ神尾根の最難所であろう。
切り株から少し登ると尾根が右手に曲がる。すぐに鉱山施設の跡。
本来はまっすぐ尾根が続いていたと思われるが、露天掘りで尾根をバッサリ削り取られているので、露天掘り鉱区の縁を回るように歩く。ドラム缶や消火器や、古いバイクの残骸が転がっている。採掘跡にもかなり大きな木が生えており、操業をやめてから10年以上経過していそうである。
残土置き場のようなところを登り、下ってブルドーザーの脇を進み、かつて鉱山内の道路と思われるところをゆるゆると登る。道が折り返すところから、正面の斜面に取り付き、縦横にあるケモノ道を拾いながら、ジグザグに登る。
やがて植林となり、左右に走る細い道に出る。道を右へ進むと。切り取られた先の尾根に乗る。890m圏の、テントが張れそうな尾根上の広場である。
ここまで来れば、後は一本の尾根なので、迷うことはない。10分ほどで小菅山である。小菅山の手前で、このコースで初めての青色テープを見た。小菅集落の伽藍神社から登る道のマーキングらしい?
小菅山から少し下って八六のタワ、この先、所々踏み跡が薄くなるが、とても歩きやすい。左が植林、右が雑木林の道。
岩場も3箇所あるが、特に問題なく登れる。
3箇所目の岩場付近から、雑木林の尾根道になる。
1286m標高点付近が明るく良い雰囲気の日だまりで、休憩に最適。倒木に腰掛けてしばし休憩。
小さなコブを超えて最後のひと登り、前方の植林が狩倉山の頂上。
植林を抜けた先、防火帯の日だまりで昼食にした。
帰りは六ッ石山に寄って、奥多摩駅まで歩く。
その前に、縦走路手前の岩の上から富士を眺める。
今シーズン4回目の六ッ石山からの下り。
これまで、
・ハンノキ尾根から境
・石尾根をまっすぐ氷川
・水根へ最短コース
と下ったので、今回は三ノ木戸林道で奥多摩駅に下る。
三ノ木戸林道終点に立っていた東京農大の看板に、城集落から檜村へ下る道の破線を見つけ、地形図にも記載があったので、予定変更してこちらを下ることにした。
この道は、植林の尾根を下る道で、杉の落ち葉と枝に埋もれ、所々急な場所もある。
調子よく下って、檜村浄水場の脇へ出る。今までこの道の存在に気付いていなかったが、良い道を見つけた。
檜村からバスに乗ろうかと思ったが、まだ時間も早かったので、むかし道を奥多摩駅まで歩いた。
帰宅後、GPSログを見たら途中で電池が切れていた。寒さで電池が持たないのか、電池の寿命か・・・
コメント
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はじめまして、tackeerqと申します。
狩倉山頂で食事をしていた者です。
いつもMt_QPさんのレコを拝見しておりますが、まさかこの日、山ノ神尾根を上がられて来られた方がMt_QPさんだったとは・・・
もう少し、お話しすれば良かったと後悔しています。
またどこかの山でお会いできればと思っています。
レコ拝見しました。
小菅山あたりから、私の少し先を歩かれていたのですね。
奥多摩メインであちこちに出没しておりますので、またどこかでお会いしましょう。
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