会心の山行・伊吹山


- GPS
- 06:07
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,199m
- 下り
- 1,202m
コースタイム
天候 | ずっと雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
室内の着替えコーナー、下山後のコーヒーと焼き芋と至れり尽くせり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
氷化斜面の上に新雪が乗ってますが、大規模な雪崩になりそうな状況ではありませんでした。(一気に積雪すれば別) 六合目より上からはアイゼン(クトー)、ピッケル(ピックストック)が必要でした。 |
写真
感想
今年の1/27以来の伊吹山です。遂に冬オンリーの伊吹山になってしまいました(笑)
さて天気予報ではしっかり雪が降る予報。でもこの時期それが普通なので、現地に行って状況を見て判断することにしています。
上野の駐車場には高速の除雪作業もあって7:20頃に到着しました。どうやら私が一番乗りのようです。こんな天気で山に入るのはよほどの物好きでしょう。
ザックに板を装着していざ出動。登山口までは雪があるのですが、登山道は林の中なのであまり積雪がありません。兼用靴のまま歩いていきます。
冬山は汗をかくと休憩時に冷えるので、ゆっくり汗をかかないように歩きます。心拍数もあまり上がりません。
しばらくすると3人組が追い越していきました。結構なハイペース。
一合目で追いつき、彼らがワカン・スノーシューを装着している間にスキーを取り出し装着してそそくさと登り始めます。
まだまだ積雪は少ないですが、一合目までならスキーで滑って下りることができそうです。先頭なのでトレースはありませんが、ラッセルと呼ぶほどではありません。
今回は板がBDのELEMENT 165、実はレディースもの(笑)
太さは139-115-123mmとかなりのものですが、短いと取り回しがいいだろうということで買った物です。
そしてシールはG3、今までBDのシールを使っていたので実力のほどは?先々週確かめたところなかなか良好だったのですが、今回本格的に使ってみたところBD(ナイロン)よりも少しよさそうです。
ビンディングはG3 ONYX、ブーツはGARMONT(今はSCOTT)のCOSMOS、つまりTLTの組み合わせです。
伊吹山には何度も足を踏み入れてるので、コースは特に問題なし。もっともスキーの場合とスノーシュー系の場合はルートの取り方が少し異なる場合があるので、あまりお互いのトレースを頼りにしないほうがいいでしょう。
先ほどの3人組は三合目に着いたころには姿が見えなくなりました。やはりスキーはラッセルに強いです。息も上がらず調子よし、休憩もそこそこにどんどん進みます。
五合目の手前からは薮漕ぎルートで避難小屋まで最短距離で行って見ましたが、あまりよくないですね。三合目からのところで旧リフト降り場の奥まで行くルートの方が確実です。
六合目の手前から新雪の下の氷化斜面が顔を覗かせます。こうなるとスキーアイゼン、もといクトー静香が欲しくなります。せっかくなので避難小屋に入って静香を装着しました。
さて六合目からは斜度が強まります。しばらく休憩している間にスノーシューの単独の方が先を行かれてました。さすがに斜度が強く、氷化斜面もあるので結構限界が近い?と思っていたら途中で引き返されました。さすがにアイゼンがないと危険でしょうから正解です。
新雪が積もっているので雪崩の心配をしていましたが、氷化斜面の上には10〜30cm程度の新雪でしたので、雪崩れても大規模にはならないと見ました。ただいかにも〜というガリー状のところは入らないようにしましたが。
さてクトーの私はできるだけ夏道登山道に従って九十九折に進みます。さすがにスキーシールで直登できる斜度ではありませんし、無理すると上の新雪が氷の上を滑ってしまいます。
九十九折なのでスキーを履いての方向転換、これはさすがに短い板(165cm)ということもあって楽でした。先週の取立山では185cmでしたが、少々往生しました。
G3のクトーですが、クライミングサポートを最大にしても氷面に食い込んでくれて、快調でした。Voileのクトーは板に直接取り付けるタイプで、食い込みは最高なのですが常にクトーを引きずらないといけないので歩きが重い欠点があります。DIAMIRのクランポンはクライミングサポートを最大にするとほとんど効かないんです。
北西の風と雪が強い中、もくもくと登り、時にピックストックを斜面に突き刺し、ついに急斜面が終わって九合目です。ここまで来れば山頂はすぐそこです。山頂付近はもちろん吹雪、一通り回ってから緊急避難小屋(お堂)に逃げ込みます。
ここでスキーシールと静香を外し、いよいよ下山開始です。
今回の板で本格的に滑るのは初めてですが、やはり短いなりに取り回しは良いのですが、その分安定性と踏ん張りは弱く、豪快さには欠けます。ま、当然といえば当然なのですが・・・。なので次回はSALOMONのSHOGUN 180cm (130-101-120mm)を持っていくことにします。
今回は登り返しもなく、緩斜面はスノーシュー隊のトレースに乗ればグングンスピードが出て楽勝でした。本当にあっという間に一合目まで戻ってしまいました。
さすがは元スキー場の伊吹山、山スキー万歳!って感じです。
10名ほどの方々が登山されてましたが、どうやら山頂まで行った物好きは私だけのようでした。ドM冥利に尽きる、会心の山スキー山行となりました。
こんばんは
山スキーの本領発揮でしょうか。
道具のことはさっぱりわかりませんが、
SHOGUNとか静香とか、面白いネーミングなんですね。
独壇場やったんですね!
あのピックストックを突き刺すなんて、やっぱり恐るべし伊吹山
それでも普通Ⅿさん達が10名程いらしたとは・・・
ryujiさん
新雪の下が氷でしたから、斜度が強いとピックストック刺して確保しないと心配でした。
明後日また行きますが
churaさん
SHOGUNはSALOMONってメーカーのスキーの名称なんです。スキーの名前には結構日本語が使われていますよ。将軍、芸者、相撲、刀、などなど。
静香は・・・これは私が命名したのですが、スキー用アイゼンのことを『クトー』とも呼ぶんです。それでついついスキーアイゼンが必要になってくると『クトー静香』『キムタクの奥さん』とオヤジギャグを一人つぶやいてたところ、一般的に使用されるようになりました(ないない!)
ウインターシーズン、満喫してますね!
スキーラッセルが早いと噂には聞いていましたが
先行者を楽にぶっちぎれるほどなんや
ファンスキーとかでは無理なんかな?
斜度25度くらいまでの新雪ラッセルやザラメ雪ならかなり違いますよ
以前100cmのスキーでやったことはありますが、新雪だと潜って潜って往生しました
レコ楽しく読ませてもらいました。
静香の謎も解けました^^
コメントありがとうございます!
せっかくなのでレコも拝見させていただきました。
キムタクの奥さんですから、主役(スキー板)の引き立て方もうまいのだと思います
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