六甲山で前回気になった湯槽谷と瑞宝寺谷西尾根を繋いで


- GPS
- 08:22
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,051m
- 下り
- 1,049m
コースタイム
- 山行
- 7:32
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 8:17
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ちなみに、ここの手前にある有馬六甲有馬ロープウェー駐車場は平日1,200円、土日祝1,600円のようだから、空いてることが多いという以外、値段的にはもうあまり変わりはないかも。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
仏谷は山と高原地図で黒の破線、つまり登山道ではないただの小道に分類されているとおり、危ないところも分かりにくいところもほとんどなく、登山的興味は湧かないところだったが、標高が低くこの時期植生も濃く、アブなど虫はとても多く、汗をかいて突っ込むとワンサカ集ってくるのでもし入るなら虫除け対策は万全に。 そして山頂と有馬を繋ぐ瑞宝寺谷西尾根はこの時期上部の笹が非常に生長しており、自分でも一番深いところで胸くらいまであって下が見えなかったので、背の低い女性や子供など特に上りでは目線くらいに笹が来てとても面倒と思う。 六甲の笹藪に笹ダニがいるのかどうか分からないが、下手すると笹の葉の縁で目を切ったりすることも考えられ、サングラスや登山用マスクなど用意して行くのがいいと思われる。 |
写真
平日1日1,000円、土日祝が1,500円とか書いてあった気がするけど、前幾らだったか覚えてない。
えらく立派に鬼ヶ島みたいなコンクリート物件になったが、スズメバチの巣が付いてるという情報有り。
上の方に見えてる茶色いのがそれのようだが、このときは蜂は飛んでこなかった。
ということは、この渡渉点にも元々は大きな橋でも架かっていて、それが水害で壊れてしまったということだろうか。
これは荒れた谷かと、難路というのはほんとかもと期待半分不安半分。
ここを狭い河原まで下りるとこの季節緑が多くてテープどおりに進みにくく、巻き道がありそうな左岸に注意しながら水線を進む。
結局途中から難しいところは無さそうだなと気が付いて出したストックは最後までしまわず使って登れた。
最後まで蟻地獄のようなこともなくしっかり踏み跡というか道が続いていて、少なくとも上りに使うには前回気になったこの標識の難路というのが何を意味するのかよく分からなかったが、こぢんまりした雰囲気の良い谷だった。
しかし高尾山を過ぎてからすでにずっとアブに付きまとわれており、とりあえず30%ディート成分の虫除けを帽子などにふってまだ実被害は無いものの、先が思いやられると思っていたら案の定、仏谷は狭く平坦で難しいところも無い代わりにとても緑の濃いところで、虫が次から次へ歩くほどに付きまとう数が増えてきて、堪らずパワー森林香も焚くが効いてるのかどうかあまりはっきりせず。
そしてディート系虫除けの効果が弱まってきたなと思ったところで今回相当濃く作ってきたハッカ油を試してみるが、効果はまったく感じられず。
慌ててディート系虫除けを振りかけて難を逃れる。
まあハエや蚊やメマトイくらいならハッカ油も効くのかもしれないが、谷筋に多く危険なアブにはほとんど効果が無いことがハッキリ分かってしまった。
しかし正直この谷はあまり面白味があるとは思えず、ただ道はハッキリして危険もほとんどなさそうなので山と高原地図に黒の破線、つまり登山道ではない小道に分類されている理由がよく分かった。
植生の下に階段があってびっくり。
それでもこの時点ではまだそのうちシラケ谷に下りるものとばかり思い込んでた。
なんか標識が付いていたような跡はあるが、いくら何でもこれが仙人窟とも思えない。
まあ厳密には道は岩岩した尾根芯外して巻いてたから、もしかするとあの細い踏み跡のあった尾根芯に何かあったのか、それともあの踏み跡も人が探し歩いた跡だったのか。
自分は山頂横の見晴らしの良い場所の石の上で少し食べて休憩したが、その後トイレに下りていったら多くの人が日差しを避けてトイレ周りの庇のあるベンチのところで飯を食べてるの見てびっくり。
その後自分も暑さで結構疲れてたので一軒茶屋前の自販機で缶のサイダーを買って一気飲み。
それがどこなのかこのしばらく前から獣道っぽいところを見つけてはもしかしてと入ったりして迷ってたがこんなハッキリ標識があるとは思わなかった。
しかしまあ下が泥濘んででもいない限り使わないでも大丈夫かも。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
---|
感想
前に有馬から白石谷を登りに来たとき、距離を伸ばすために歩いた裏六甲縦走路途中に難路という標識があったのが気になっていたのと、最後山から下りるのに瑞宝寺谷を下るか瑞宝寺谷西尾根を下るか迷った末に谷を下ったところ拍子抜けするくらい至れり尽くせりだったので、次に機会があれば尾根の方を通ってみようと思っていた。
今週天気が微妙そうな関西圏でそれでも大丈夫そうだった六甲山に行こうと思ったときに自然にこの二つを繋いで歩きたいと思ったが、そこで気になったのが湯槽谷に行くのに通る紅葉谷道が数年前から通行止めと聞いていたこと。
しかし調べるとなんとしばらく前に開通とのことで一安心。
そして繋ぎ方としてはとりあえず難路という湯槽谷を登りにとり、いろいろ繋いで最後に瑞宝寺谷西尾根から下るという計画。
まず湯槽谷は一番下が少し分かりにくい以外、下の最初の三つの大きい堰堤を巻いてからは散歩道というかプロムナードというか、尾根に飛び出す源頭部まで含めて時々水線に下りながら基本左岸にハッキリ踏み跡や道が続き、滝など危ないところや迷うような所も無く気が抜けはしたが、古くごく小さい堰堤が連続したり、こぢんまりしてちょっと雰囲気の良い谷で気に入った。
その後尾根を辿って仏谷峠から下った仏谷、これはもう登山道と言えるような楽しみのある道ではなく、ただただ緑濃くこの時期虫だらけでアブや何かたくさんに追いかけられ、パワー森林香焚きディート30%の虫除け帽子や袖に振りかけて写真撮る余裕も無く逃げるように下った。
ここは正直もう通りたくない。
その次はシラケ谷東尾根とでも言うのか、奥山川ポンプ場というところを通って仙人窟跡があるという、スノーパークに上り着く尾根。
実は最初地図をよく見ていなくてここもシラケ谷そのものを遡上出来るとばかり思い込んでいたら現地に着いたらいきなり尾根へ一直線の急登。
せめて仙人窟だけは見逃さないようにと思って歩いたがよく分からず。
実は六甲の山と高原地図は1998年版も持っていて、それには2020年版とはちがう所に印と括弧して所在不詳とある。
もしも所在が明らかになったなら現地に何らかの標識なりありそうだが何も無かったところを見るとまだハッキリしないのか、それとも相当危険な所にあるのか、ちょっと気になる。
そして上り着いたスノーパーク。
休みとあってびっくりするくらいの人と車。
実は六甲は山頂より西へは昔全縦走した時以来あまり足を向けてないので、初めて見た光景にびっくりして逃げるように縦走路を山頂に向かう。
そして最後下りの瑞宝寺谷西尾根。
上半分くらいは笹の海。
膝丈くらいから深い所は胸まで。
そうなるとダニも気になったがそれ以前にとにかく足下が見えない。
よく踏まれていてほとんど大丈夫だが時に倒木や階段状、そしていきなり滑る粘土質など現れるので注意は怠りなく。
下半分は細尾根に時々ミニミニ岩稜みたいなのが現れて面白い。
総じて至れり尽くせりの谷筋よりこちらの方が山を歩いてる感じがして好きかも。
ところでこの尾根のまだ上部、笹の海の中で左右に踏み跡が分かれる所があり、右側方向にある木の幹に白水山とあった。
尾根より白水山側の瑞宝寺谷を歩いた時は気が付かなかったし、だいぶ以前に白水尾根を登って白水山を通った時も何も気が付かなかったが、もしほんとだとすると船坂谷から川上ノ滝、白水山、そしてこの瑞宝寺谷西尾根まで道を開いた人がいることになり、面白いことやってる人がいるなとびっくりさせられた。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する