記録ID: 4602270
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ハイキング
赤城・榛名・荒船
上武蔵 長沢🚏〜父不見山〜吉田元気村♨🚏...西武秩父🚏秩父令和商会🍷
2022年08月19日(金) [日帰り]


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 05:26
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 731m
- 下り
- 962m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:09
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 5:24
距離 15.1km
登り 731m
下り 978m
夏でも涼しく登山と言うことで秩父の北、父不見山を選ぶ。夏でも涼しい風が吹いていた。静かな登山。眺望はないが、のんびり歩ける。一般受けはしないだろう。今回の登山は結果的にkaori509さんの8月6日のルートを辿ることになった。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4556853.html
無理して摩利支天に向かわなくて正解だった。私には登山よりハイキングが向いている。しかも今回、美味しい発見もできた。まず駄菓子が酒のツマミに最適だということ。更に生まれて初めて蜂蜜酒が飲めた。こんな酒があるのか。できるのか。びっくりした。ワインのような味わいだった。贅沢な風味はなかなか他では味わうことはできない。この酒で牛筋の煮込み、ホルモン焼きは合うのかと思われたが、これが不思議なことに合う。山は登るばかりではない。地元の菜と酒を味わうものだとつくづく思われた。幸せ登山だった。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4556853.html
無理して摩利支天に向かわなくて正解だった。私には登山よりハイキングが向いている。しかも今回、美味しい発見もできた。まず駄菓子が酒のツマミに最適だということ。更に生まれて初めて蜂蜜酒が飲めた。こんな酒があるのか。できるのか。びっくりした。ワインのような味わいだった。贅沢な風味はなかなか他では味わうことはできない。この酒で牛筋の煮込み、ホルモン焼きは合うのかと思われたが、これが不思議なことに合う。山は登るばかりではない。地元の菜と酒を味わうものだとつくづく思われた。幸せ登山だった。
天候 | 朝涼しかったので喜んで山へ、しかし日が昇るにつれ暑くなる。秩父も小鹿野まで来ると流石に日陰に入ると涼しい。風が吹いている。最早群馬県境まで来ると違うのか?地獄の暑さがない。父不見山を選んで良かった。 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
今回費用:小平-西武秩父往復608x2=1,216+西武秩父-小鹿野町役場-長沢483+535=1,018吉田元気村-西武秩父734総計2,968円也→差額1,568円得。 https://www.seiburailway.jp/railway/ticket/specialticket/chichibu-manyu-kippu/ 行き:06:24 小平 西武新宿線・新所沢行 06:36 所沢 西武池袋線準急・飯能行 07:12 飯能 西武池袋線・西武秩父行 08:06 西武秩父 徒歩 08:30 西武秩父駅/西武バス・路線バス(西武秩父駅−栗尾・市立病院経由)・栗尾行 09:35 小鹿野役場/西武バス・路線バス(小鹿野役場−長沢)・長沢行 10:15 長沢/西武バス 戻り:17:13 吉田元気村/西武バス 西武バス・路線バス(西武秩父駅−元気村・札所経由)・西武秩父駅行 18:16 西武秩父駅/西武バス 19:30 西武秩父 西武秩父線・飯能行 20:26 飯能 西武池袋線準急・池袋行 20:56 所沢 西武新宿線・西武新宿行 21:04 小平 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○長沢🚏〜父不見山:長沢から登山口の坂丸峠までは秩父と信州と上州を繋いだ歴史ある峠道。面影を辿る。吉田川の最上流の西沢沿いを上る。最初は順調。途中、道が沢沿いに崩れてなくなっている。崖を上り、下り、更に沢を渡らなければならない。道が見えない。ピンクテープも見えない。渡りやすい所を探し、対岸の人の歩いたと思われる跡が見えたら渡り、登る。ピンクテープの巻き付いた杉を見つければOK。林道へ向かい、辿り着いたら、ガードレールを跨ぎ、林道を越えて、通行止めの看板の先が古道。何とも寂しい。後は問題ない。しかし、坂丸峠の標識がないのが不思議。峠から山頂まで、神流マウンテンラン&ウォークが今年は開催されるようなので、看板が随所に設置されており、尾根沿いの歩きやすい道となっている。ここまでもこれからもほぼ眺望はない。因みに人気もない。 ○父不見山〜吉田元気村♨:予定では長久保の頭に戻り、摩利支天に下りることにしていたが、来る途中の上り下りに最早耐えられなくなり、山頂からそのまま杉の峠に下りることにした。神流マウンテンラン&ウォークの流れで道がしっかりしている。杉の峠から長久保林道に下りる。杉林の中を抜けて行く。ここも歴史を感じる古道。坂丸峠と同様。但し、林道への下り口が不明確で少々戸惑うが、林道は見えているので藪に飛び込むしかない。道標は何もないが、長久保林道は林道の範疇を越え車道で立派。長久保川沿いに下りて行く。バス通りでないことが不思議。長久保集落を通るが、ここはおそらく宿場だったのだろう。長沢集落と同様立派な家が見える。この集落を越えるとまた山道になる。街灯もなく、熊もでるようだ。長久保川が吉田川に流れ込む所でバス通りに入る。吉田川に沿い、車道を歩く。道は細く安全ではない。トンネルを越え、朱色の禿かかった橋を渡ると合角ダム、そこから吉田元気村が見えるが、ダム越しに行けないのは辛い。ダムの管理者に健脚でしょ。ぐるっと回って向かいなさいと言われた。嫌味に聞こえる。 |
その他周辺情報 | ○吉田元気村:日帰り入浴500円。温泉ではないが、気分は味わえる。露天風呂、サウナなし。鉱泉であれば、かおる鉱泉まで下る必要がある。クラブハウスでの食事提供は15時までなので要注意。 http://www.ryuseinomachi.co.jp/camp/genkimura.htm ○秩父令和商会:西武秩父駅前にあり、ウイスキーと蜂蜜酒が飲める。土日祝日12-22時、平日はDMでの予約営業のみ。ツマミはないので持ち込み。蜂蜜酒は一杯500円。 https://twitter.com/chichibureiwa |
写真
西武秩父駅から路線バスで小鹿野町役場。乗り換えて終点の長沢。行きで家から約4時間。小鹿野町に電車は通っていない。のんびりゆっくり、県境。しかし、長沢までは一車線のある細いバス通りで、危険。歩く気力を失わせる。歩いている人は見なかった。尤も、ただでさえ暑い日中、外を好き好んで歩くのは私くらいか。
年季の入った道標。二子山林道を坂丸峠にまず向かうようだ。バスではだいたい終点で一人になるが、珍しく一人の女性と一緒になる。実家はここで、横浜から来られた由。二子山に向かわれるのですか?と聞かれた。父不見山と言ったら通じなかったのか?怪訝な顔をされた。年を聞かれ、62才と言ったら頑張ってますねと言われ、苦笑。
途中女性は実家に向かわれ、別れる。長沢は最奥地の集落とは思えないほど、家が多い。峠に向かう宿場であったのだろう。秩父から上州から信州へと繋ぐ峠道、歴史を感じる。その頃は馬が主流、道は山を抜けて行く。細くとも構わない。
長久保川の水は豊富。この後、長久保集落に入る。この集落は昔、宿場だったろう。今は林道になっているが、実際は杉ノ峠を越え、秩父と上州、更に信州を繋げる街道の一つだったに違いない。秩父詣で盛んなりし頃、人馬行き交う街道、忽然と立派な集落が現れ、消える。豊富な水が行く旅人の喉を潤していた。後は長く、熊が出ると言う街灯もない山道を抜けて下りる。
バス通りを下りて行くとトンネル、更に赤い橋を越えるとダムにぶつかる。合角ダム。朝、長沢に向かうバスからダム管理所隣に蕎麦処を確認していた。そろそろ酒を飲みたいと思っていた。しかし、なんと閉まっている。夏季休業!ダムの上からすぐ下に吉田元気村が望める。ダム管理所の所員が見えたので、ダムの先を下り、ここに行けないか聞くと、拙い返事、道がない。ぐるっと車道に沿って行くしかない。健脚に見えるから、もう少し頑張って。皮肉にしか聞こえない。グーグルにはない抜け道があると教えてもらい、探しながら行くと。雑草で埋もれ行くどころではない道。もう一本の抜け道は行けたが、大して短縮にはならなかった。吉田元気村のクラブハウス、酒を!何と15時でレストランは終了。バスは17時13分、後1時間半、風呂に入っても時間はある。フロントの女性がビール瓶を冷やして提供して頂けるとのこと。つまみは?
駄菓子!ここは子供がメイン。従って駄菓子が一杯、しかも安い!ビールが620円だが、駄菓子つまみ5種145円、何と計765円也!安い!駄菓子は子供向けに味が濃いので、ツマミに最適と初めて知った。お試しあれ!
ダムの下にこの吉田元気村はある。確かにダムが決壊したらお終いだが、せめてダムと元気村を繋げて総合的な観光施設に持っていくべきと思われた。ダムから元気村まで車道を通らなければならないのはおかしい!周遊できるようにするのは当たり前の気がする。因みに風呂は500円は温泉ではないのでリーズナブルだが、サウナありは何処に消えたのか?また眺望がないのが寂しい。改良すべき点はまだあろう。鉱泉であれば、もう少し道を下りれば、かおる鉱泉があるようだ。
予定通りのバスに乗り、最後の楽しみ、西武秩父駅前の秩父令和商会に蜂蜜酒を飲みに向かう。前日に電話予約している。平日は予約制とのこと。蜂蜜酒は小鹿野町のDeerlet Field Breweryで造られている。合角ダムとは反対方向にバス通りを上った元倉尾中学校体育館。事前予約で見学できるが、業者を通してとのことで諦めた。たった一人のために店を開けてもらうことを恐縮する。店は二階。物産店かと思えるが。下は小料理屋。
撮影機器:
装備
個人装備 |
コンプレッションインナー
短パン
スポーツシャツ
靴下
グローブ
リストバンド
日よけ帽子
登山靴
ザック
スマホケース
おにぎり
茶
栄養ドリンクゼリー
防犯ブザー
ベアスプレー
ヘッドランプ
携帯バッテリー
ケーブル
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
スマホ
タオル
ストック
着替え
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感想
父不見山はけして一般受けする有名な山ではない。ただ、ここに向かう古道がいい。秩父から上州、信州、この山に通じる道を人馬は通った。歴史を感じる道だ。古に思いを馳せ、歩くと多くの人々の息遣い、馬の嘶きや蹄の音が聞こえるようだ。何と優雅な旅の風景ではないか?多くの人は、坂東・西国・秩父霊場「日本百観音」全て巡り終え、結願し、番外札所としての信州善光寺にこの道を通り、向かったに違いない。今は失われた日本人の原風景を見るようだ。日本の山は信仰と結びついている。これを感じるだけでも登山の醍醐味になる。楽しい山行きだった。
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