春を背負いにw：蒼井優ちゃんと雷鳥に出遭う立山
富山県
whitepapa
kazuemon
- GPS
- 56:00
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 978m
- 下り
- 972m
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10:53 一ノ越山荘（停滞） 12:16
13:32 雄山山頂 13:55
14:48 大汝山
14:58 大汝休憩所
15:15 富士ノ折立
15:58 真砂岳・大走り分岐
17:15 雷鳥沢キャンプ場
| 天候 | 6/6 曇りのち夜は雨 6/7 午前霧雨、12時から晴れ、15時から雨 6/7 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
6/8（日）は8割がた埋まってました |
| コース状況／ 危険箇所等 |
キャンプ場管理人さんによれば、どうやら6月がもっとも厄介な季節だそうで。 ザクザクな腐った残雪と浮石だらけの稜線上は、冬以上にキケンだとか。 確かに稜線上の岩場はグラグラな浮石だらけで歩きにくいったらなかった。 捻挫、落石、滑落防止のため歩行に集中力が必要！ ＜雷鳥沢キャンプ場〜一ノ越＞ この時期のブル道は、山高地図のマル迷ポイントから西へと曲がり、登山道から外れて室堂山荘へ向かう。 そのため自力でトラバースルートを開拓。 霧・雨・風の急傾斜ルーファイはなかなかシビレたけど、滑落だけは気をつけながらひたすら左上を目指せば祓堂ルートにぶつかるとは思います。 ＜一ノ越〜雄山＞ 急登なので落石とルーファイミスに注意。 雪が解けて浮石だらけなのと、丸印や矢印の頻度がそれほど多くないため。 ＜雄山〜大汝山＞ 山頂直下のトラバース2ヶ所が超怖えぇです。 雪が腐っとるか凍っとるもんで、靴が食わんのです。 下りてから分かったんだけど、素直に分岐道を歩かず山頂神社の裏から岩場を這い降りた方が安全でしょう。 大汝山までの稜線にも腐れ雪トラバースがいくつかあるんで、怖えぇです。 ＜大汝山〜富士ノ折立＞ 大汝山直下から休憩所まで腐れ雪に埋まってるんでルートを考えなきゃいかんです。 それ以降は夏道。 ＜富士ノ折立〜大走り分岐＞ キケン箇所なし。 ＜大走り分岐〜雷鳥沢キャンプ場＞ 分岐から5〜6分で腐れ雪の斜面となる。 尻セードで行きましょう！（＾＾）/ ただし左右の沢に流れないように。 また山高地図の「整備不良」ポイントあたりは急傾斜となりアイスバーンもあるため、尻セードやり過ぎ注意！ |
| 予約できる山小屋 |
雷鳥沢ヒュッテ
|
写真
暖け〜。
あれだけ降った今年のドカ雪も、ドンドン雪解け進んでます。
下りは満員ですな。
もちろん罰金片道500円。
10kg超過または50L超過の荷物は罰金です。w
ここだけはずっと残りそうだね。
はい到着〜。この老夫婦は長崎から1週間以上かけてクルマで旅行してきたそうです。
どこまで、いつまで走り続けるかは気分次第だそうで。
羨ましいなぁ〜。
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この老夫婦は長崎から1週間以上かけてクルマで旅行してきたそうです。
どこまで、いつまで走り続けるかは気分次第だそうで。
羨ましいなぁ〜。
朝はカチカチ・日中グズグズ、アイゼン・ピッケル・滑落注意ですな。
硫黄臭くなってきます。
立ち入り禁止。
雷鳥くんじゃないか。
こんにちは、よろしくね。
雪解けが進んだからもうずいぶん黒くなってるね。
あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ！担ぎ上げたスーパードライを雪に埋めて冷やしてたら、カズエモンがピッケルぶっ刺して噴出！
なんてことすんだよ〜。
重たかったのによ〜。（泣
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担ぎ上げたスーパードライを雪に埋めて冷やしてたら、カズエモンがピッケルぶっ刺して噴出！
なんてことすんだよ〜。
重たかったのによ〜。（泣
今夜は向こうの1名と併せて3人だけです。
でも、やんでる！
山と高原地図の「迷」ポイントあたりからブル道を外れ、左の斜面を登り始めます。地図にある夏道はまったく分かりませ〜ん。
雨も降ってきたからカッパね。
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地図にある夏道はまったく分かりませ〜ん。
雨も降ってきたからカッパね。
おれは少し離れててよく見えなかったけど、カズエモンによるとでかいキャメラとか三脚とか機材を背負った一群とすれ違ったらしい。立山でムービーキャメラといえば・・・むむむ？！
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立山でムービーキャメラといえば・・・むむむ？！
楽しそうだよね。
トイレチェ〜ック、失礼しますw
さっきまで山頂付近では強風とガスと雹で荒れ狂ってたそうだけど、急に風もガスも消えたぞ！小屋で好天待ち停滞してた数名の同士はみんな弾けるような笑顔に。
風雨雹を押して無理やり登頂して下りてきた韓国のパーティーはその皮肉に恨めしそう。
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小屋で好天待ち停滞してた数名の同士はみんな弾けるような笑顔に。
風雨雹を押して無理やり登頂して下りてきた韓国のパーティーはその皮肉に恨めしそう。
向こうは東一ノ越越しに望む後立山連峰。
スバリ岳、針ノ木岳かな？
すてき。
右下のサル又のカールの雪渓は、2012年に日本初の「氷河」に認定されたんだってさ。
足が速いなぁ〜！
大汝山に向かう雄山の山頂裏。
ここ、落ちたら間違いなくアレです。
じぇじぇじぇ〜〜〜〜っ！こりゃまたおっかねぇトラバースだなぁ。
ここも滑落したら、もちろんアレです。
先行2名はずいぶん頑張ったなぁ。
こりゃまたおっかねぇトラバースだなぁ。
ここも滑落したら、もちろんアレです。
先行2名はずいぶん頑張ったなぁ。
仲良く卵を暖めてくださいね。
また赤ちゃん観に来るよ。w
こうなるのは春じゃなくて夏なんだね。6/14、公開！
https://www.youtube.com/watch?v=CJhNxs97n2c
https://www.facebook.com/haruseotte
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6/14、公開！
https://www.youtube.com/watch?v=CJhNxs97n2c
https://www.facebook.com/haruseotte
物語の舞台をパスするのは、あまりに惜しい。きっと、また来よう。
主題歌の山崎まさよしが美しく脳内ローテしちゃうよ。
https://www.youtube.com/watch?v=O8lffxKtKo4
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西側をトラバってかすめます。
あちこちでチュリチュリ鳴きながら飛び回ってたね。
晴れ待ちで時間も押したし、雨はツライ。
楽しみにしてた剱岳の雄姿も終日ガスってて観えないし。
すげー勢いで遅れを取り戻します。w
30分以上短縮できたね。
一番最後はものすご急だし、アイスバーンでピックが跳ねてすげぇ速度で落ちちゃったw（この右側ね）大走りの最後は危ないんで歩きをオススメしまっす。
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大走りの最後は危ないんで歩きをオススメしまっす。
わざわざ持ってきたのに・・・
戻ってテント見ると、雨で周囲が20cmも掘られてテーブル状になってた。寝てる間に転げ落ちそうだから、テント引越ししました。w
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寝てる間に転げ落ちそうだから、テント引越ししました。w
昼は行動食だけで昼飯食ってないから腹減ったねぇ。でも土砂降りになってきたよ。
重たかったけどミニテーブル持って来てよかったなぁ。
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でも土砂降りになってきたよ。
重たかったけどミニテーブル持って来てよかったなぁ。
ビールとワインであっという間にグズグズになって沈没〜〜（＾＾
カメラも浸水…。
昨夜は風がなかったから雨音は激しかったけどワリと寝られたね。朝飯は「山の棒ラーメン（カレー味）」、これ、大好き！
朝はさらにレンズに水が入ってボワボワに！
朝飯は「山の棒ラーメン（カレー味）」、これ、大好き！
朝はさらにレンズに水が入ってボワボワに！
まだ管理人さんに会ってないしね。
普段は常駐だそうです。
お世話になりました！
なんだか雷鳥荘前に人がたくさん集まってるな。
優ちゃん顔ちっちぇ〜、笑顔かわいーーー！
豊悦かっけーーーー！
松ケンちょんまげ着けてない。w
1050円也。
これはオススメ！
装備
| 個人装備 |
ヘッドランプ 1
予備電池 4
1/25,000地形図 1
コンパス 1
笛 1
保険証 1
飲料 2L
タオル 1
携帯電話 1
レインウェア 1
ダウンジャケット 1
冬ゲイター 1
手袋 1 スペア1
ストック 1 スノウバスケット
ビニール袋 1
替え下着 1
シュラフ 1
ザックカバー 1
カップ 1
時計 1
日焼け止め 1
非常食 2
ピッケル 1
アイゼン 1
テントシューズ 1
ヒップソリ 1
シュラフカバー 1
|
|---|---|
| 共同装備 |
テント 1
テントマット 1
ツェルト 1
ランタン 1
ガスストーブ 1
ガスカートリッジ 2
コッヘル（鍋） 一式
ファーストエイドキット 一式
医薬品 一式
ラジオ 1
カメラ 1
2Lプラティパス 1
山と高原地図 1
筆記具 一式
ライター＆マッチ 2
ナイフ 1
計画書 1
食器 一式
トイレキット 一式
レスキューキット 一式
エスビット 1
|
感想
梅雨入りしちゃったんだよね〜。
もう一週間早けりゃ抜群な青空と星空に出会えたんだろうけど。
それでも“神の2時間”とも思える、強風・雨・霧から一転した晴天のおかげで、立山三山を縦走することができた。
さらに、「ぜひ観たい！」と思ってた映画の監督やキャストやスタッフの皆さん、そして多くの雷鳥たちに出会えたのは、このスケジュールだからこそ。
おれらはラッキーだったんだ、と思う。
まさに「絵になるロケ地」、立山連峰。
ヘリを使わずキャストもスタッフも自らの脚でここまで登り、暮らし、そして撮ったんだと思うと「スゴイ」と思う。
そんな場所をタイムリーに歩くことができた幸運に感謝。
しかし、ものすご厳しい撮影だったんだろうなぁ〜。
ちなみに、木村大作監督の代表作品は、『八甲田山』、『復活の日』、『駅 STATION』、『火宅の人』、『鉄道員（ぽっぽや）』、『劔岳 点の記』。
錚々たるもんだ。
70代半ばとは思えない監督の気力迫力は見習わんといかん。
【6／6（金）】
平日だから扇沢の無料駐車場もアルペンラインもガラ空き。
天気は悪かったけど貸し切り感覚の移動が楽しめた。
雷鳥沢キャンプ場は幕営二張りのみ。
キャンプ料金は一人一晩500円也（トイレ使用料を含む）。
雪のキャンプでは、自爆の可能性があるため缶ビールを完全に埋めないようにね！w
鍋とビールと焼肉と熱燗で爆沈するも、一晩中風雨が激しくあまり眠れず・・・
【6／7（土）】
＜雷鳥沢〜一ノ越＞
朝方、風雨がやんで青空も。
朝飯かき込んで歩き始めたけど、一ノ越へ登り始めると同時に風雨霧が激しくなる。
踏み跡も視界もない雪の斜面を登り続けるのは勇気が要るね。
一ノ越山荘では同士数名が停滞中。
先ほど雄山登頂にチャレンジした先輩によると「猛烈な強風とデカい雹のため到底登れる状況じゃない」そうだけど、小屋泊まりらしい韓国の女性パーティーが賑やかに山頂から下りて来た。
しかしなぜか皆カッパじゃなくてポンチョ姿。
韓国じゃポンチョが標準雨具なんだろうか。
「あんな格好でよくまぁ登頂したもんだ。日本人なら登らないよ。命知らずな！」だそうで。
ガイドらしい男性もいたが、高山がない韓国ならではのガイドっぷりなんだろうか。
昨秋の中央アルプス韓国人パーティー遭難事件は韓国では報じられてないのかね？
と突然、ガスが晴れ風雨も止んだ。
しばらくはもちそうな空模様だったので縦走続行を決意し、先行2名に遅れて岩場に取り付く。
＜一ノ越〜雄山＞
「雪解け間もないこの時期は一年でもっとも歩きにくいんだ」とはキャンプ場の管理人さん。
稜線はザクザクの腐れ雪と浮石だらけの岩場が交互に現れ、アイゼン履きっ放しにできないのがツライとこ。
とはいえ雄山までは雪がないので、落石と浮石、そしてルートミスに気をつけながら登れば大丈夫。
北アルプス最北端の3000m級らしい素晴らしい遠望を堪能しながら、急登を楽しく登れる。
＜雄山〜大汝山＞
御山の本宮から少し戻って縦走路が伸びてるんだけど、この時期はそれキケン！
雪の急斜面を数箇所トラバースする必要があり、確保なしじゃちとヤバイ。
越えてから判ったんだけど、頂上本宮の裏手から崖を這い降りた方が安全だと思われ・・・。
その後も雪の急斜面トラバースが数箇所あり、緊張を強いられた。
大汝山手前の岩峰に雷鳥夫婦を発見！
奥さんは恥ずかしそうに岩場に隠れちゃったけど、旦那さんはいつまでも奥大日岳を雄々しく睥睨してたのが印象的だった。
＜大汝山〜富士ノ折立＞
大汝山頂を越えた直下に大汝休憩所があるんだけど、そこまでの夏道は雪に閉ざされてるからなるだけ安全なルートを探さなきゃ。
休憩所はまだ1階が雪に埋まった状態で、一服もかなわず。
「春を背負って」では“菫（すみれ）小屋”として物語が展開する舞台なんだけど、雰囲気だけでも味わいたかったなぁ。
その先は雪のトラバースや急坂もあるけど、おおむね歩きやすい岩場が続く。
＜富士ノ折立〜大走り分岐＞
折立からの急下りも浮石多く要注意だが、コル道に下りればもう安心。
本当は剱岳を間近に望むため別山まで歩きたかったんだけど、再び雨が降り出したし登りに時間がかかり過ぎたんであきらめよう。
大走りでエスケープ下山。
＜大走り分岐〜雷鳥沢キャンプ場＞
分岐から左へトラバースを始めるとすぐに雪が現れた。
そこからはなだらかな尾根を下るだけだから、左右の沢に落ちないように気をつけながら尻セードぉ！
単純に楽しいし、下山時間の短縮には最高だね！w
ただ、最後のダメ押しだけは急傾斜なんで気をつけて！
キャンプ場の手前で、お隣さんが雷鳥沢からテン場に下るのを発見。
どうやら剱岳に登ってたんだろうね。
終日ガスな剱岳の様子を訊いてみたかったけど、すぐに休んだようで話しかけられず。
今日は土曜だけどテントは4張りのみ。
昨夜と今日の雨でテントの周囲がごっそり20cmも掘り取られててまともに寝られそうになかったから、テントを引越ししたですよ。
この晩も土砂降りになったから、引越しは正解だったね。
鍋とビールとワインと熱燗で早々に撃沈！
【6／8（日）】
目が覚めたら小降り。
朝飯の間に雨は上がった。
やったね！
でも大量な酒が減って軽いはずのザックが、濡れたテントやウェアなんかでやたら重い。
だから室堂までの雪の登りがやたらキツかった〜！
だがそれを差し引いて余りあるハプニングが雷鳥荘の広場にあった。
「春を背負って」を観に行く前にわざわざ来た春の立山に、まさかの「春を背負って」の皆さんがいたんですわ！（驚
広報番組の撮影中だったから話すことも握手もできなかったけど、尊敬する木村監督やカワイイ優ちゃん、カッケー豊悦、大人っぽくなった松ケンに遭うことができた。
こんな幸運はなかなかないだろうね。
今週末の封切が楽しみ！
室堂駅周辺と駅の中は上ってきたばかりの観光客でごった返してた。
遊ばずに下山して正解だね。
もし昼過ぎまで室堂にいたら、下りはオバちゃんたちからもみくちゃにされること請け合い。w
こっそり拍手
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