北沢峠から栗沢山

- GPS
- 04:25
- 距離
- 5.7km
- 登り
- 798m
- 下り
- 826m
コースタイム
| 天候 | 朝は大雨でしたが、間もなく止みました。 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
南アルプス林道バス http://www.inacity.jp/download.rbz?cmd=50&cd=12013&tg=1 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
・岩場の多いルートでしかも雨上がりでしたので、かなりスリップに気を配りました。特に仙水峠の手前と仙水峠から栗沢山にかけてが要注意です。 |
写真
感想
5月頃だっただろうか、会社の同僚(…というかかなりの先輩)から電子メールを頂戴したことがあった。この同僚とは仕事の付き合いがあって、仕事のメールは頻繁にやりとりしているのだが、その日は違った。
「東駒ヶ岳に登りませんか?」
メールには確かにそうあった。「東駒ヶ岳」とは甲斐駒ヶ岳の長野県側の呼び方だ。甲斐駒が山梨県と長野県の境にあることに思いを致せば分からない表現ではない。
それはともかく、去年もこの方に同行して仙丈ヶ岳で素晴らしい山行を堪能させてもらった。ただ、ヨメの同意が必要だったので、少し遅くなったが、やはり参加させて頂くことができた。
前日は朝一番のスーパーあずさに乗って、まずは今年56回目となる長衛祭へ参加。
長衛祭とは南アルプスを開拓した功労者である竹澤長衛翁を偲んで毎年6月下旬に行われるイベントで、今年も甲斐駒、仙丈ヶ岳のある長野県伊那市、山梨県北アルプス市の両市長を含む地元の名士を集めて行われた。
ビールと豚汁を味わいながら、弦楽四重奏と小学生の心洗われる合唱を聴くという素敵なイベントで、初日は美味しく呑んで食べて寝て、終了した。
翌朝は記念登山で甲斐駒に団体で登ることになっていた。
…なっていたのだが、出発時刻になっても大雨。ざんざん降り。
残念なことに、記念登山は中止となった。
同僚と、その同僚のご友人親子と、打ち合わせた結果、まずは仙水峠まで行ってみようということになった。雨が止めば栗沢山に登ろうという魂胆だ。
小雨になったが、雨の中で歩みを進める。それでも、仙水小屋までは順調だった。
しかし、仙水峠が近づくにつれて岩場が目立つようになる。そのうち、岩の上を飛び飛び歩くようになり、足場を気にしなければならぬようになった。
雨上がりである。いつもに増して滑るのである。ここで転倒しても誰かに麓まで下ろしてもらえるわけではない(体重は書かないが結構な巨体である)。同僚達は遥かに先を行くが、焦らぬよう自分に言い聞かせて足元の確保を図る。
仙水峠に着けば一段落を思ったが、甘かった。
そこから先は、今度は両手両足で登らなければならぬ岩場の急登である。
ひぃひぃ言いながら、休み休み標高差500mを登っていく。
心臓も大変だが、足元が気になる。
そろそろ集中力も途切れてきてまずいかな…と思った頃に栗沢山の山頂に着いた。
周囲、特に仙丈ヶ岳と甲府盆地の眺めは見事だったが、正面にあるはずの甲斐駒の頂はガスの中…。ま、昨晩あれだけ降ったのだから仕方あるまい。
昼食には早かったので、何も食べずに早速下山。
標高差700mを2時間で駆け下りるように降りて、北沢峠に戻った。
途中は岩場もないわけではなかったが少なく、往路に比べれば遥かに下りやすい道だったと思う。
次回こそは宿題となった甲斐駒登頂を目指して、またこの地を訪れようと思う。
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hiroz55










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