石ブテ西谷とカヤンボ谷を歩きに金剛山


- GPS
- 08:38
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 1,244m
- 下り
- 1,232m
コースタイム
- 山行
- 7:40
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 8:36
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
一段上の駐車スペースは連休後のウィークデイにもかかわらず行った時点でもう埋まってた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
石ブテ西谷は結構滑っている印象。 出来れば沢靴のほうがより安全に楽しめると思う。 石ブテ尾根では今まで記憶に無いところ、丸滝谷側に新しそうなピンクテープを見つけた。 どなたかが新しく道を開いたのかもしれないが、いずれにしても丸滝谷に通じているなら結構急と思われ、もう少し情報が出てくるまで不用意に入らない方がよさそう。 |
写真
ここの岩、ビブラムでは滑る。
沢靴の場合はもっと手前、小さい橋を渡ったところで入り、その後ずっとナメを歩くようだが、ビブラムで無理はするまいと右岸のコンクリートを打った作業道を最後47番新道登山口手前まで行ったところでメット装着して入溪。
47番ポストから初めてここ下りた時はあまりの激下りにビビった。
よく金剛山3急登とか言うし、この日もこの後サネ尾を下る予定だが、絶対ここの方が急と思う。
この日も所々で沢靴の足跡見かけたが、毎年買おうか迷って結局今年も買わなかった。
右に巻き道があったのでついそちらに入ってしまったら、急で滑るザレた踏み跡がずっと上まで続いていき、これは早く水線に下りたいと思って左下を見ているとなんとロープが掛かった滝を発見。
これはやはり水線を登れるところだったかと、せめてこの滝は登ろうと下りやすそうなところから無理矢理滝の基部に。
こういうところを登るために来たのに、まさか全部大巻きしてしまいそうになるとは思わなかった。
この谷は自分的には巻かずに全て通れそうに思った。
結果、確かに踏み跡は続いていておそらく今はこれがメインの通り方なんだと思う。
一応メット装着して登りだしてみれば思ったよりはしっかりしていて、少なくとも下から3段目まではきちんとバランストって体重掛けていれば怖いことはない。
一番上はやはり壁に対する立てかけが少しずれて斜めになって浮いてたので直してから上がった。
このまま尾根を登ると下ったサネ尾だが、出来るだけ違うところを歩きたいのでこのまま尾根を乗り越え、左コースの続きの谷も越えてダイトレに上がってそこから山頂広場に戻る予定。
途中47番と呼ばれる石柱で石ブテ西谷を挟んで東西に分かれ、その後石ブテ西谷方向に下りる西側はすぐにまた左右に分かれて左は新道と呼ばれて最もすごい急坂で、一回下りた時ビビったのでその後通ってない。
他の2本も最後は結構急だが、青崩道や太尾に比べて早く下りれ、人も少なくその日の最後に静かな山道を楽しめるので金剛山北側、石筆橋やトイレのあたりに車駐めた時はこれで下りることが多い。
しかしこんな所入っていったら丸滝谷に下りてしまうと思うんだが、新しく開いた人がいるということか。
いずれにしても結構急な道な気がする。
どちらも写真では分かりにくいが左にも少し古い黄色いテープが巻いてあるので、石ブテ尾根はそちらが正解。
写真右下の石柱によく見ると薄いながら四七と彫ってあるのが由来か。
ここを右に行くと丸滝谷登山口に、左に行くとまたしばらくで分岐があって右の旧道は石ブテ林道の幅が広い最後あたりまで、左の新道はそのまま尾根の斜面を激下って石ブテ西谷入溪地点あたりに下りることになる。
以前はこの少し左後ろにこのような経路を書いた白い紙だか板だかが貼ってあったのが無くなっていた。
今回は同じ道を出来るだけ通らないよう、丸滝谷登山口に下りる右側を選択。
最後の急になるあたりは林業用のトラバース道っぽいものも幾つも出てくるが、先を見通してこのピンクテープを辿れば迷うことはない。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
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感想
台風一過、もう安定していそうな金剛山にと思って考えたのがまだ行ったことがなくて気になってる石ブテ西谷とカヤンボ谷の梯子。
二つ繋ぐと時間や距離も一日楽しめそうだし、車も慣れてトイレもある石筆橋あたりに置けるので決定。
なにより最近寝るのが遅すぎていつもほとんど寝ずに歩くことになる身には車で1時間半かからないというのがありがたい。
石ブテ西谷は入って早々に沢靴買えばもっと安全により楽しめたのにと毎年の事ながらちょっと後悔。
林道が車が入れない細さになるところの小さい橋、沢歩きの人はこのあたりからもう入るそうで、林道歩きながら右下見てると時々傾斜もあるナメがずっと続いてる。
あそこも歩きたかったなと思うが、沢靴でない人の多くがそこを飛ばして林道をもっと先まで歩いてるって事はやはり滑ると危ないからかと思って自重と同時に後悔したというわけ。
まあ本格的に沢をやる力も無く、年数回のために靴を買うのをケチり、おまけに登山靴で登れるところは登山靴で等という見栄を張った結果こんな後悔を毎年する羽目に。
ただその後しばらく連続する滝場はロープのおかげで楽しく登れた。
途中一カ所うかつに巻き道に入ってしまったのは大失敗で、すぐに滝にロープが掛かってるのに気が付いてその基部めがけて斜面を降りれたのは助かった。
これもやはり傾斜のあるナメが滑るのではとちょっと不安があったからすぐ横にあった踏み跡に入ってしまったわけで、沢靴であれば躊躇なくナメを登ったと思う。
やはり来年こそは沢靴買ってもっと楽しもうか、っとまた思ってる。
滝場を越えた後が長かった。
途中右の青崩道にも左の石ブテ尾根にもエスケープ出来るところは幾つも出てきたが、まあ初めてなので最後まで通して、出来れば大日岳に出たいものと思って歩いたが、もう別に楽しいところが出てくるわけでもないので2度目以降があるならエスケープでいいと思った。
金剛山三大急登と言われるサネ尾も下りながら初めて歩いてみたが、まあ上りで使ってないので断言は出来ないが、正直なところそこまで急とは思わなかった。
まあ三大急登と呼ばれるところはやはり上りの距離が長く激上り区間があるだけでなく、人が結構たくさん使う、歩いてるというのが条件になるのかと思うが、距離は短くても角度だけでいえばやはり石ブテ尾根47番からの新道が自分的にはダントツ。
カヤンボ谷は小ぶりで穏やかでとても落ち着けて好きな雰囲気だったが、肝心の梯子の堰堤まで思っていたより小さく可愛かった。
4連梯子と見た時点でもっと高い、六甲山でしょっちゅう出くわすホッチキスで登るでかいクラスを想像し、そこを立てかけてある梯子で登るとは想像するだに怖そうと思っていたので、ちょっと拍子抜けしてさっさと登りだしてしまったが、最後だけは目の前にまだ壁がそそり立っていて頭が当たらないようのけぞる感じになるのだけが怖かったのがロープが2本も繋いであったので助かった。
このあたりでもう少々疲れていたので、ダイトレまでの上り返しやダイトレ一ノ鳥居手前の木段でますます足を削られたが、最後は慣れた石ブテ尾根で明るいうちに余裕で下山出来、楽しめた余韻のある一日になった。
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