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無雪期ピークハント/縦走
道北・利尻

利尻島・礼文島の旅2 海抜0mから利尻山へ・そしてまた海へ 〜鴛泊コース→沓形コース〜

2014年07月05日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
23.0km
登り
1,796m
下り
1,780m

コースタイム

鴛泊港(宿)3:20
登山口(北麓野営場)4:10-4:15
甘露泉水4:20
長官山6:30-6:35
避難小屋6:45-6:50
9合目7:10
沓形コース分岐7:35
利尻山山頂(北峰)7:50-8:50
沓形コース分岐9:10
親不知・子不知9:25-9:30
背負子投げの難所9:45
三眺山9:50-9:55
避難小屋11:00
登山口11:45-11:50
沓形市街(昼食)12:55-13:30
沓形岬13:45-14:10
利尻ふれあい温泉(入浴)14:30-15:40
宗谷バス沓形バスターミナル15:50-16:30
バス
鴛泊市街地着 17:00頃
天候 晴れ後曇り
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
行き
鴛泊港(宿)より徒歩にて登山口(北麓野営場)へ
※どこの宿でも登山口までの送迎があるようです

帰り
宗谷バス
沓形ターミナル発16:30で鴛泊へ
所要約30分 750円

コース状況/
危険箇所等
●鴛泊コース
・2つあるうちのポピュラーなコース
・ルートは明瞭で、よく整備された登山道です
・水場は登山口直後の甘露泉水以降はありません
・前半は斜度がなだらかで、後半は徐々に急になっていく印象です
・9合目から頂上にかけては溶岩土壌の急なザレ場
・よく滑り砂地獄のように足をとられます
・無理せずコース脇のロープを利用しました

●沓形コース
・地元では中上級向けとされている、利尻山もう一つのコースです
・宿の人には「危険だからやめといたら・・・」と言われました
・ルートは明瞭ですが、全般的に草が深く生い茂り、足下が見にくかったです
 でこぼこと歩きにくい印象でした
・鴛泊コースよりワイルドだと思います
・あまり人が入っていないようで、すれ違ったのはお1人だけ、追い抜きは0人
・水場は全くありません

※沓形コース 地元で注意喚起していた難所

・親不知・子不知
 溶岩土壌の急斜面のトラバース(距離は短い)
 砂地獄のようによく滑ります
 上からの落石に気をつけ、急いで通過
 初めてのタイプの難所で、いつになく真剣に行きました
 滑落したら奈落の底へ・・・えらいことになります
 この山の登山道で一番の危険箇所だと思いました
 例年、7月上旬は残雪があるそうですが、今年はもうありませんでした

・背負子投げの難所
 なんだか訳がわからないまま通過
 短い急斜面にロープがあったように思います

☆これらの難所、それ以外の急な場所にも、要所にロープがあって助かりました

●登山届
・宿で書くように言われ、提出しました
・各登山口にもポストあります

●トイレ
・携帯トイレを持参し、何カ所かある指定の携帯トイレブースで使用するルールです
・下山まで持ち帰り、登山口の指定ボックスに捨てます
・携帯トイレブースは2コースとも2カ所ずつあったかな

●動物
・利尻島にはヒグマも蛇もいません
・これはとても安心です
・それどころかエゾシカやイノシシ、キタキツネ等も生息していないようです
・スズメバチはいるようです
・小鳥が至るところで鳴いており、さえずりが心地よかったです
・標高1000m前後が、ハエなどの小虫が多かったです
・沓形コース下山時に、やたらとグロテスクな黒い毛虫(何かの幼虫か)が多かったです
まだ3時台ですがもう明るい
出発です
まだ3時台ですがもう明るい
出発です
まずは登山口へ
途中の利尻神社
温泉前を通過
登山口の北麓野営場
立派な設備です
登山口の北麓野営場
立派な設備です
間もなく甘露泉水
唯一の水場です
間もなく甘露泉水
唯一の水場です
なだらかで歩きやすい道
なだらかで歩きやすい道
稜線に出ました
長官山
稜線に出ました
長官山
鴛泊が小さくなりました
鴛泊が小さくなりました
雲海に礼文島
下山予定の沓形
山頂部
素晴らしすぎます
3
山頂部
素晴らしすぎます
これから進む道
避難小屋
崩落がひどいようで、整備されています
崩落がひどいようで、整備されています
このような工法は初めてみました
このような工法は初めてみました
花に癒されます
名前は後で調べよう
花に癒されます
名前は後で調べよう
黄色いお花畑
もっと高山植物も勉強しよう
もっと高山植物も勉強しよう
溶岩土壌の急登
よく滑ります
溶岩土壌の急登
よく滑ります
沓形コースとの合流点
沓形コースとの合流点
えぐれています
山頂まであとわずか
山頂まであとわずか
いよいよ到着です
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いよいよ到着です
利尻山山頂
北峰到着
やりました!
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利尻山山頂
北峰到着
やりました!
南峰は進入禁止です
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南峰は進入禁止です
ローソク岩
ジャンダルムのようです
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ローソク岩
ジャンダルムのようです
ここにも黄色いお花畑
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ここにも黄色いお花畑
迫力ある眺め
こちらは南陵でしょうか
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こちらは南陵でしょうか
名残惜しいですが下山開始
名残惜しいですが下山開始
沓形コースへ
今度は白い花に癒されます
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今度は白い花に癒されます
が・・・
道が怪しげになってきました
道が怪しげになってきました
歩きにくい・・・
歩きにくい・・・
難所の親不知子不知です
急斜面のトラバース
溶岩土壌でよく滑ります
難所の親不知子不知です
急斜面のトラバース
溶岩土壌でよく滑ります
ロープを頼りに素早くかつ慎重に
ロープを頼りに素早くかつ慎重に
落ちたら奈落の底だな
落ちたら奈落の底だな
短い間ですがロープがないところは厄介です
短い間ですがロープがないところは厄介です
振り返ります
三眺山が見えます
三眺山が見えます
先程通過した親不知子不知
先程通過した親不知子不知
ここも砂地のいやらしい場所です
崩落がすすんでいるのでしょう
ここも砂地のいやらしい場所です
崩落がすすんでいるのでしょう
迫力ある岩陵
時折美しい花が・・・
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時折美しい花が・・・
草が生い茂った道です
草が生い茂った道です
三眺山までは軽く登り返し
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三眺山までは軽く登り返し
これが背負子の難所という所かな
これが背負子の難所という所かな
三眺山到着
山頂部がまだ近くに見えます
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三眺山到着
山頂部がまだ近くに見えます
黄色い花が増えてきました
黄色い花が増えてきました
種類もいろいろありますね
種類もいろいろありますね
携帯トイレブース
携帯トイレブース
まるで木の根道
これはエゾカンゾウかな
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これはエゾカンゾウかな
山頂部も少しずつガスが
山頂部も少しずつガスが
相変わらず草深い道
相変わらず草深い道
でこぼこしています
でこぼこしています
避難小屋
脚にきてます
何度もスリップ
脚にきてます
何度もスリップ
旧道経由で沓形へ向かう道
これはパス
旧道経由で沓形へ向かう道
これはパス
登山口に到着
一安心
登山口に到着
一安心
後は沓形市街までてくてく車道歩きです
後は沓形市街までてくてく車道歩きです
海が見えてきました
海が見えてきました
沓形の町に到着
味楽さんにて焼き醤油ラーメンの昼食
味楽さんにて焼き醤油ラーメンの昼食
おいしかったです
おいしかったです
沓形岬に到着
紅白の灯台
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沓形岬に到着
紅白の灯台
ハマナス発見
山頂部にガス
沓形岬
海〜山頂〜海の旅
ここで終結
沓形岬
海〜山頂〜海の旅
ここで終結
礼文島がよく見えます
礼文島がよく見えます
近くの利尻ふれあい温泉で汗を流します
近くの利尻ふれあい温泉で汗を流します
宿に戻り、またまたペシ岬へ
礼文島に沈む夕陽
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宿に戻り、またまたペシ岬へ
礼文島に沈む夕陽
夕刻
まだ山が見えています
長い1日でした
とても充実していました
夕刻
まだ山が見えています
長い1日でした
とても充実していました

感想

2:30に起き、一応準備を始めます。
外はすぐに明るくなり、天気が良さそうなことが分かってきました。
これはもう出発決定。
本当に幸運なことです。

鴛泊→山頂→沓形と無事に計画通りのコースで行ってくることができました。
標高1200m辺りまでは、海まで展望がバッチリでした。
その後、なんとなくガスが湧き、山頂では雲海の上。
それはそれで趣があって、良かったと思います。

稜線に出たときに間近に迫った、山頂部分の姿・・・
初めて槍ヶ岳の穂先を間近で見たときのように感動しました。
そして山頂から見た、迫力あるローソク岩やその他の岩稜。
人出も少なめで静かな中、素晴らしい山行を楽しむことができました。

海から山頂まで、標高差1700mあるのですが、登りは意外と早く感じました。
沓形コースの下山は結構きつかったです。
自覚症状まではないのですが、後半は足に来ていたみたいです。
なだらかななんでもない場所で何度もスリップしてしまいました。
天候や都合がかみ合わなくて、6月は一度も山歩きできていませんでした。
山歩き用の脚力が鈍っていたと思います。

初めて北海道の山を歩きましたが、本土と異なりヒグマや蛇がいないというのは本当に安心ですね。
山頂部の溶岩土壌の崩壊は気になるところですが、いつまでもこの山が大事にされることを願います。
そして、またいつか機会を作って、違う季節にもこの素晴らしい山を訪れてみたいと思います。

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