大倉尾根・塔ノ岳〜書策新道・鉱山跡


- GPS
- 10:16
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 1,639m
- 下り
- 1,647m
コースタイム
天候 | 曇り、朝の内一時雨、時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
行きは自分の自転車のみ、帰りはバイク満車状態 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆大倉どんぐりハウス前に登山ポスト提出しました。 ◆大倉尾根、美晴茶屋と一本松の間に倒木有ります。 私はまたいで上を越えましたが、下を潜るか微妙な高さです。巻道のトレースも付いていましたが、どんどん削れて道が広がって行きます。ちょうどカーブで傾斜がある場所です。これっていいんでしょうか?またぐか、潜るかでコースアウトにはなりません。 泥濘は所々に有りました。あまり気になりませんでした。 ◆表尾根(塔ノ岳-書策小屋跡)濡れている所以外問題なし。 ◆書策新道、涸沢の渡渉で道迷いしました。構わず先に突き進んで行ったら急斜面で岩峯に囲まれ危険でした。 沢の渡渉点(沢に下る。沢から這い上がる)は滑りやすくまた、トレースが分かりずらいため注意が必要です。 所々にマーキング(黄色ペットボトル、リボン、通せんぼテープ等)があり見逃さないように確認しながら歩く必要があります。 トラバース箇所は雨の影響で足場が緩くなっています。お助けロープに掴まりながらゆっくりと慎重に通過しました。 ◆戸川林道、問題なし。車、バイク、自転車普通に抜いて行きました。 ◆地図は手書きです。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 1
予備電池 1セット
雨具 1セット
案内図 2
コンパス 1
熊よけ鈴 1
携帯電話 1
非常食 1
飲料 2.0L
ティッシュ 1
テーピング 1
バンソーコ 5
ヤマビルファイター 1
消毒用アルコール 1
ゲル飲料 2
ライト 1
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感想
1か月振りの山行です。当直明けの翌日ということもあり、足がまったく進みません。「サァー」と通り雨の様に空模様(真っ暗でわかりませんが)も落ち着いていません。カッパを着る程ではありませんでした。蒸し暑い一日となりました。花立前の階段では、ツエッペリンの「天国への階段」を口ずさみながら、まるで牛歩の様な状態で登っていました。金冷しの標識を見て、山頂までもう少しと気を奮い立せどうにか山頂に着きました。途中、チャンプさんやトレランの方、二人の登山者とすれ違い、堀山のベンチでは、3人の方がバーナーに火を入れていました。塔ノ岳直下で、歩荷の方が水分補給をしていました。この蒸し暑い中、30kgの荷物(ビール)を背負った姿には脱帽です。山頂には、朝早い時間ですがすでに二人の方がいました。汗だくになりながら大倉から3時間を優に越えての登頂でした。
山頂では、着替えてからカレーヌードルとおにぎり2個食し、休憩を長くとって活を入れました。塔ノ岳直下の表尾根側を下って、古い堰堤とF9(F8)の探索に行こうとしましたが、雨の影響で足場が緩く危険と判断して探索を断念しました。下山ルートは、書策新道か烏尾山からの仲尾根ルートで迷っていました。書策小屋跡のベンチで休憩していると政次郎尾根から登ってこられた方の情報で、取り付きの沢は普通でしたと聞きました。下流の沢の水量が普通ならば書策新道の渡渉する沢の水量もそれ程でもないと判断し、書策新道を選択しました。
書策新道を順調に下っていましたが、涸沢を渡渉したところから道迷いをしました。前回通っていない場所と気が付いていましたが、そのまま突き進んでいって岩峯に囲まれてしまいました。その手前では滑ってしまい左肘付近を擦り剥いてしまいました。おまけにガスって来て、プチパニック状態に陥っていました。水分補給と塩タブレットを舐めて気分を落ち着かせ、来た道をゆっくりと戻ることにしました。水量のある沢(セドノ沢左俣)に出たので、下降して行ったら通せんぼロープが見えて一安心しました。
白竜の滝で顔を洗ってサッパリしたら、鉱山跡の探索へと好奇心が湧いて来てしまいました。道迷いがなかったらそんな気にはなれなかったと思います。鉱山跡が見える所(右岸側)まで来ましたが、その先は断崖絶壁で降りられませんでしたので、少し下って小尾根を越えて鉱山跡に辿り着く事が出来ました。穴の周りはアザミの葉が覆い茂り、トゲトゲの枝もあったため、穴の中へは行きませんでした。鉱山跡の前は広場の様に開放的になっていて、天気の良い日にランチタイムをしたいと思いました。鉱山跡の帰りはすんなりと登山道に出ることができました。しかし道が分かっている場合は危険は少ないですが、道が分からず探索する場合は、危険個所が随所にあるため注意が必要です。
書策新道の途中、木のはしごを渡り終える時突然、脳震盪が起こりました。足元に気を取られ上を見ていませんでした。木に頭をぶつけてしまいました。下りでの通過時、気(木)を付けましょう。
本日、登頂前にヤマビルファイターを靴とゲイターにたっぷり付けたのが幸いしたのか、ヤマビルに引っ付かれませんでした。Tシャツに1.5cm大のみどり色の尺取虫(?)が一回着きましたが、携帯した消毒アルコールで一応退治しました。この時期、木からぶら下がっている尺取虫(?)が至る所で遭遇します。目の前に突然現れる場合が有り、うっとうしく思うのは私だけでしょうか。
本日は、台風一過を期待していましたが、すっきり晴れませんでした。それでも、最後までカッパを着ることなく下山できました。
道迷いした時は、「直ぐに戻る」。山登りの鉄則を再度勉強する事になりました。反省点が多い山行となりましたが、鉱山跡探索のリベンジを果たせました。久しぶりで疲れましたが、心地良い疲労感です。
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