リハビリハイクで武奈ヶ岳(比良山系)

- GPS
- 05:35
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 1,458m
- 下り
- 1,452m
コースタイム
- 山行
- 5:19
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 5:34
| 天候 | 快晴の上に微風で最高の登山日和(^^) |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2022年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
例年、11月13日から15日まで立て込む仕事があり、それが終わるとほっとしてちょっと風邪などひいてしまうことが多かったのですが、今年はなんとコロナに感染してしまいました。子供が学校からもらってきてしまったのをもらってしまったようです(^^;)。それなりに症状もあり、体を動かす元気もなく、もちろん外出もできなかったので本日が久々の山行となりました。
今日は晴天予報でしたのでワクワクです。しかしやはりまだ紅葉も残るシーズンなので、渋滞が気になるところですが出発しました。GWにはインター手前の渋滞で撤退したこともありましたので(^^;)。湖西道路は大津の北でいつもの渋滞箇所が渋滞してるも、蓬莱山が見えてくるとテンション上がります。無事比良のランプを降りるとイン谷口の駐車場に到着。今日は空いているようです。
さて、今日はワンゲル道からスタートします。気温は3度。結構ピリッと冷えていますね。体を温めつつゆっくりスタートしていきます。11月初旬の剱からほとんど体を動かせていなかったのと、コロナの影響が体にどう出ているかわからなかったので、今日は無理をせずにゆっくりと晩秋というか初冬の山を楽しませていただく予定です。
なんかちょっとフワフワした感覚があるものの鼻腔を刺す冷気が気持ちいいです。しかし心拍数が突然上がったり、普段だと体幹と足の熱を頭から逃がしている感覚があるのが、なぜか足と頭が冷たく感じたり。なんか体の調子が違うというかなんというか、心と体が整っていないような変な感じがします(^^;)。まあということでリハビリなので、努めてゆっくりと足を進めていきます。
ワンゲル道は初めてなのですが、思ったより道中の景色が楽しめます。ほかのルートだと山頂近くまであまり景色に恵まれないのですが、ところどころで琵琶湖湖畔の景色が顔を出してくれます。道は全然険しくない、というかむしろ歩きやすいぐらいかも(^^;)。まあこの先面白いところが出てくるのが楽しみです。
フワフワ感があるので足元には普段以上に気を付けます。やがて木の根っこを掴んで登るようなところも出てきますが、ちょっとで終わるのでちょうどいい。これは本当にちょうどいい登りです。そして難路と書かれた看板が現れました。え?ロープ場があると聞いていたのですが、もう終わったの?なんて思っているとロープ場が現れました。良かった良かった!
どどんと岩場が出てまいりました。ロープもありますが、もちろん体重を預けるようなことはいたしません。しっかり手も足もあるので、3点支持で登っていきます。ちょっと高度感は感じるものの、落ち着いていけば問題なし。あっという間に終わってしまう岩場でしたが、それなりに楽しめました。しかしロープ、同じ場所がこすれるのか、若干傷んでいるところもありましたのでご注意くださいませ。
そして緩やかになったかと思えば神璽沢出会いからの道と合流。もうすぐ釈迦岳に到着ですね。この辺りで短パンTシャツの少年と出会いました。この気温の中スゲー!若いって素晴らしい。私のようなジジイは普通に厚着です。山頂標識の写真を撮るとすぐにカラ岳方面へ向かいます。この辺りから地面に雪が付き始めました。
カラ岳も写真のみで通過。ほどなくして八雲ヶ原方面への分岐へ到着するとそのまま向かいます。途中、武奈ヶ岳が現れましたので、ちょっと眺めつつ補給。時間もあるし天気も最高。体が冷えない程度にリフレッシュすると、先に進みます。ここからはぐるっと広谷方面まで山をトラバースするように巻いていきます。
広谷への最後の峠越えあたりに枯れ葉を掘り返した後のようなものがあって、ちょっとおっかなくなりました。シカにしては力強すぎるし、イノシシにしては豪快すぎるんじゃない?そういや去年もクマが出たとのことでルート変更したことがありました。ちょっとドキドキします。ところがこの枯れ葉の掘り返し、途中でぱったりと消えました。やっぱり人のものではなかったようですが、何がここまで落ち葉の下を漁ったんでしょう。何事もなく良かった(^^)。
広谷からはしばらくは川沿いに登っていきます。何度か渡渉ポイントあり。石が滑るので慎重に渡ります。この辺りの景色はとてもきれいです。山は見えませんが、一人で霜柱を踏みながら歩くこの贅沢な時間よ。鈴鹿の神崎川周辺が鈴鹿の上高地と呼ばれているそうですが、さしずめ比良の上高地でしょうか。やがて木道が現れると細川越も近い。この木道、シーソーになっていたりするのでときどきびっくりさせられます(^^;)。
細川越からは最後の登りになります。もう山頂まで最後の登りです。ところがこの辺りから霧氷の漂着が青空に映えてたまらん景色になりました。ふと振り返ると白山までがスカッと見える!歩いてきた広谷からの道も上から見るとうっすらかかった雪と緑のグラデーションがたまらん!足が進まん(^^;)。ゆっくり楽しんで登ります。そして久々に人の姿を見かけたと思ったら山頂へ到着しました。
山頂には多くのハイカーさんが休まれていました。私は写真だけ撮るとすぐに下山に向かいます。雲海がもくもく迫ってきているので、ガスの下山になりそうですが、このドピーカンと雲海のコントラストがまた最高!夏とはまた違った景色ですね。そしてコヤマノ岳方面へ向かいます。イブルキノコバへの分岐を超え、今日はパノラマ新道を下る予定です。
パノラマ新道は去年も雪の中歩かせてもらいましたが、トレースがなければ夏道に向かってしまい、雪にドはまりしていた可能性もあったところでした。なので、今日は夏道と冬道の下調べと、自分で地形を判断して雪の中を歩けるように地形の勉強をすべく、尾根筋やら夏道やらをウロチョロさせてもらいます。今度ドカ雪があればミニスキーで下山できないかな?なんといっても元スキー場ですから。また楽しみが増えそうです。
八雲ヶ原まで下ると北比良峠へ。この辺りもガスで眺望はありません。さらに足を進め、神璽の滝へのルートを選択します。そしてすぐさまルートミス(^^;)。ガッツリ道らしきところを歩いていたのですが、突然トラロープに塞がれます。教えてくれてありがとうございました。正規ルートに戻るとこちらもしっかりトレースがありました。危ない危ない。しかしあの道、どこに続いているんでしょう。
急坂の下りが続きますが、要所には補助ロープあります。ぐんぐん下っていきますと、やがて川にでて、そこからは川沿いに下ることになります。石が滑るのでペースは上がりませんが、まあ登り返しもないのであとは下るだけ。と、昨年撤退した木製の橋が出てきました。登山ロープなども複数かかっているので手をしっかり持てば大丈夫なのですが、下が結構落ちているので気を付けないといけない場所です。ちなみに橋は端っこがあんまりかかっていないような感じ。この上に蒲鉾みたいに雪が乗っていたことを思うと、去年の撤退は仕方がないと自分に言い聞かせます(^^;)。
何度か堰堤を巻いて下っていきます。神璽の滝に到着しましたが、遠目に見るだけでスルー(^^;)。そしてようやく元登行リフト乗り場であった建物まで下ると、下山です。去年ここであった悲しい出来事を思い出し、手を合わせて車まで戻ると本日の山行は終了。終わってみると登る前よりも体調は良くなってきたような気が。あるあるですね(^^)。今日も一日ありがとうございました。
kinnikubucho














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