扇山


- GPS
- 05:14
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 941m
- 下り
- 861m
コースタイム
天候 | 快晴・無風、ポカポカの好天気。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
四方津から犬目を経て、扇山に登る。車道を1時間半も歩こうという、酔狂な人はほとんどいないのか。大野貯水池から先、車道の分岐がいくつかあるが、標識がほとんどない。その度に、ヤマレコマップで確認することとなった。本当に助かった。この車道歩きのルートファインディングこそ、本日の核心部だった。 |
写真
感想
権現山、百蔵山と続いたので、郡内三山の締めくくりは扇山だ。鳥沢駅から歩いて登るのが一般的。でもそれだと、標高差800メートルを超える。下部の車道歩きも、できれば避けたい。
エアリアマップによると、上野原方面から四方津を通り、犬目に行くバスがあるようだ。犬目なら標高およそ500メートル、駅からスタートより200メートルほど稼いでくれる。なお、このバスは、上野原街中の車庫発らしく、上野原駅は通らない。
我が家を6時過ぎに出発すると、四方津駅8時01分着、バスは8時12分発とのことで、夢のような素晴らしいつなぎだ。このバスを見つけた時点で、歓喜の頂点に達し、大事な注意書きを見落とした。
予定通り四方津駅到着。100メートルくらい先にバス停らしきものを確認。バス到着まで10分近くあるし、まあ一服しようかな。
その時、登山姿のご婦人から声をかけられた。「どちらに行かれるのですか?」「犬目から扇山です」「バスないみたいですよ」「ええー?」
バス停の時刻表、確かに運行は、11月末までとなっていた。ご婦人も私と同じ状況で、焦っている。
ここでの選択は5つ。
①完全に気分悪くなったので、帰る。
②つぎの中央線を待ち、鳥沢まで行って一般的なコースから扇山に登る。鳥沢駅にタクシーがいれば、梨ノ木平まで行ってもらうのも可。
③四方津駅前にタクシーが一台いて、私がバス停まで歩いている間に出ていった。このタクシーは、きっと戻ってくるだろうから、10分か20分ほど待って、タクシーで犬目へ。
④駅前の道路標識、大野貯水池まで3キロとなっていた。たしか、前日の下調べで、犬目は貯水池の少し先だった。3キロプラス1キロか2キロかな。それなら1時間くらいかな(なんと、今日に限ってエアリアマップ忘れてしまい、パパッと距離がわからない)。歩いちゃおうか。
⑤桂川の南に道志の山がウジャウジャあるわけで、行き先を変更する。ただ、上記の通り、地図を忘れたので、何となく気が進まない。
婦人と同行することとなり、どうなさりますかと尋ねたところ、つぎの中央線乗車は気が進まないらしく、車道を歩くと言う。まあ4キロくらいだろうから、とたかを括って歩くことにした。
いやぁ、思ったよりきつかった。特に大野貯水池から先、もうちょっとかなと思いつつ、そこそこの速度で、それなりの登り坂。犬目まで、貯水池からさらに4キロくらいあったかも知れない。その間、標識のない分岐がいくつかあり、その度にヤマレコマップの世話になった。有難う、ヤマレコさん。
そして犬目、宿場の中央に寺があり、すぐ脇から登山道が始まる。明らかに、ここと思われる地点に標識がない。廃道のような踏み跡があったので、枯れ枝をバリバリ踏みながら歩き始めた。
ほんの数分だったが、ハイキングコースではないことは明らか。ウロウロしたが、やっと整備された登山道を発見、さらにきちんとした標識(2枚目の写真)に出会えた。そこから頂上まで、完璧に整備された、歩き良い道だった。適当に歩きだした登山口らしき地点から、ほんの20〜50メートルくらいの場所に、ちゃんとした標識があったのだろう。
同行のご婦人、年齢は私の2つ上、世田谷にお住まい、あとは何も知らない。今後再会することはないだろう。私は、登りが速いわけではないが、少なくとも遅くはない。お腹も空いてきたし、車道歩きで消耗したのだが、久しぶりにちょっとバテ気味の私に気を使うほどの余裕だった。
扇山山頂、木がスクスク育ってしまって、富士山以外の眺望イマイチ。期待はずれでした。
百蔵山まで足を伸ばすというご婦人と、頂上の少し先で別れ、下りはひとりでバコバコ飛ばした。
ご婦人、お互いに名前も何も交換しなかったし、このヤマレコレポート見ない限り、今後会うこともないでしょう。よくぞ、いっしょに歩いてくれました。私が、ヤマレコマップで道を確認している際、すごいですねとか言っていたので、このヤマレコレポート遠偶然読むこともないだろうなぁ。
扇山、鳥沢から見れば良くわかるが、頂上部分が東西に長い。扇をひろげたような山容。いやはや、イモムシみたい。こりゃあ失礼。安曇野から見た蓮華岳に似ている、これは褒め過ぎ。標高860メートルあたりで頂上から続く稜線に出てからが長い。まだかまだか、初心者だったころ味わった辛い思い、久しぶりでした。
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