積もりたての雪を堪能した武奈ヶ岳


- GPS
- 09:39
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 1,068m
- 下り
- 1,067m
コースタイム
- 山行
- 8:23
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 9:38
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ただし、ここには地域のゴミ収集箱があり、地元の人に会ったので聞くと滋賀はゴミが細かく分別されており、日曜月曜以外は基本的に毎日何かしらの収集がなされ、ゴミ収集車が入るので、ゴミ箱を塞ぐような駐車はしないよう気を付けてもらえればとのことだった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
今回は細川尾根も北陵から栃生へ下りる道もほぼほぼ夏道どおりだったと思うので、巻くところなど間違わなければ危険と言うほどの所は無い。 また、降雪直後だったのでずっと通してスノーシューで歩いたが、中にはアイゼンの方がよかった箇所も結構あったし、これから雪が締まってくればなおさらのこと、アイゼンの方が安全確実と思うので、特に細川尾根では傾斜を考えたアイゼンを持って来るのがいいと思う。 そして雪が積もってるところと風で飛ばされてクラストした部分が交互に現れるので、今回はピッケルまでは使わなかったが、ストックの先のゴムキャップ付けたままだったのでクラストした下り傾斜でそれに気が付いて焦った。 普段はゴムキャップは必ず付けてるが、雪山に行く時だけはちゃんと外していくのが少しでも安全にも繋がると思う。 |
写真
毎度気になるのがここが地域のゴミ集積所になってることで、出来るだけ邪魔にならないようにと秋は左の木と木の間に駐めたが、今回は雪があるのでここに。
出発してすぐに猟犬の散歩をしていた地元の人と知り合い、聞いてみるとなんと、滋賀県はゴミの分別が細かく、日曜月曜以外基本全日何かしらの収集がなされているそう。
でもそんなに沢山のゴミが出されるわけでもないので、ゴミの出し入れがしやすいよう、ゴミ箱から少し離して駐めるよう注意してもらえればたいてい大丈夫ですよと言ってもらえてちょっと安心した。
こういうところは上れるかなと思ったとたんズルッと落ちるのでそれを踏ん張る度に腿の筋力持って行かれるし、結局根雪部分に前爪蹴り込んでつま先立ちで上がることになるのでふくらはぎも痙りそうになったりと、尾根の真ん中あたりはだいぶ脚力持っていかれて苦労した。
それでも風が通って雪が溜まっていないクラストした部分には幾つか薄く踏み跡痕が残っているから、おそらく先週末には何人かの方が通ったと思われる。
とりあえず来ましたよは撮ったが何も見えないので周りの写真は撮らず。
その後、お腹空いてたのを山頂で食べようと我慢してここまで来たし、積雪期用の椅子も持ってきたので、無雪期と違って風よけも何も無い吹きさらしでお湯沸かしてカップラーメン食べたけど、シェルの下にインサレーションまで着込んだのに凍えてしまった。
ちなみに気温はマイナス7度くらいで風がおそらく5メートルくらいはあった感じなので体感マイナス12度くらいか。
時間もちょっと早かったし、ここで会ったのは武奈ヶ岳には珍しく少なく二人だけだった。
結構疲れる。
ほんとはアイゼンの方が歩きやすいかもしれないし、当然持ってきてるが、やはりこの時期は出来るだけスノーシュー履いて楽しみたいので意地でこのまま歩く。
枝に雪が積もって垂れ下がってるので逆に地面の雪がだいぶ高く積もってるように感じるが、木の幹と標識の感じからすると1メートルも積もってはいないと思う。
やはり今年の武奈は雪が少なめかも。
この少し手前の無雪期でも粘土質でズルズル滑る広い傾斜地形のところが結構傾斜ある上に軽くクラストしていて、スノーシューとダブルストックで下るのは相当怖かった。
滑ったら下まで止まりそうな所もなく、ただでは済みそうになかったので、アルミで全周ある歯を効かせるよう斜め横になって、一歩一歩ガッチリ食い込ませながらなので時間かかったが、さすがにストックは役に立っているとも思えず、ピッケルも持ってたので出せばよかったかなと坂に突入してから思ったが後の祭りでもう頑張るしかなかった。
このコースは上るならスノーシューがいいと思うが、下りに使うなら、まあ状況によるが今回のように降雪直後でモフモフとクラストが交互に現れるようならアイゼンとワカン両付けが一番確実だったかも。
細川から朽木栃生まで車道で来て上ってきたとのことで、やはり猟犬の運動量は半端ではないので散歩といっても大変やとびっくりした。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
スノーシュー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
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感想
腰痛めたり風邪ひいたり、そもそも関西は去年に比べれば積雪量も多くなくて、秋に下見したのに行けてなかった武奈ヶ岳細川尾根。
暖かい日が続いてもうこの冬は無理かなと思ってたらいきなり2日ほど寒波が戻って日本海側など雪が降るとのこと。
もう行くならこの寒波直後しかないと行ってきました。
そしたら予想どおり、全体としてそんなに雪の量が多いわけでも深いわけでもないけど、風で飛ばされないところ、吹き溜まりになってるようなところでは新雪が細川尾根真ん中から下あたりで10〜20センチ、真ん中から上では30〜40センチくらいモッフモフ。
特に真ん中から上の傾斜が一番強いあたりでは数日前まで暖かくてクラストした根雪の上に積もったばかりの新雪が定着安定しておらず、上がろうとしてもその新雪部分がザラザラ崩れて上れない。
ズルッと行く度にガッと踏ん張って無駄に脚力削られる。
やむなく何度も蹴り込んで新雪部分崩してから下の根雪にスノーシューの前爪蹴り込み、12本歯と同じようにつま先立ちで上るようなところも何箇所も。
幸い山岳用で前爪が強力なスノーシューなので前爪さえ決まれば上れるけど、これはこれでふくらはぎ削られて下手すると痙りそうに。
まあトレースガチガチではなくこういうのを求めて雪山に行きたいし、今回の周回コースでは傾斜のきつい細川尾根から上らなければ、逆だとスノーシューで下りることは難しいので、これで正解だったと思う。
そして下りは爽快な西南稜のような人気はないけど雪庇の道とでも呼べるような雪が多い時だけの静かで雰囲気のあるコース。
ただ、平均傾斜は緩いとは言え、やはり新雪の表面がズルズル滑ったりクラスト部分が出てきたりする下りはスノーシューでは気を遣い、斜めになって下りるようなところも多かったので左足小指の爪が薬指に押しつけられて痛くなってしまったのは完全に想定外だった。
それでも積雪量が最後までそれなりにあり、林道に下りるところまでスノーシューのまま歩き通せたのはほんとにラッキーで、今期初めての武奈ヶ岳は眺望はほとんどなかったけど雪を十分堪能出来た1日でした。
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