のんびりしに行ったら金剛山が変わってしまってた


- GPS
- 08:05
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,154m
- 下り
- 1,140m
コースタイム
- 山行
- 7:33
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 8:02
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
感想にも書いたとおり1月30日付で千早赤阪村内の登山道に関しては昔からのメインコースである千早本道、山頂周遊路、伏見林道の周回路のみが推奨され、それ以外は登山道ではないし所有者が許可しないと通れないとなっている。 現地の貼り紙には禁止とか通行止めとかは書いておらず、自分含めあくまで強い注意書きと捉えて通る人も多いと思うが、例えば登山保険かけて推奨コース以外に入って滑落など事故を起こした場合、その救助費用が保険適用されるのかどうか分からず、 これからの金剛山はそういう事も考え、調べてから行く必要がありそう。 |
写真
今でもそういう人達もいるようで、渡ったところに下から上がってきて大きくえぐれた所が。
現在のこの橋も幅は広くなったけど薄くて揺れるし所々靴も引っかかったし、一歩一歩ゆっくり渡ってなんとか対岸に。
ちなみに、橋の右に写ってるパイプは導水管のようで、橋からは離れてるし位置も低いし、身体支えれるように触れるものではない。
この日は水量が少ないようで、スダレのようになっているのが印象的だったが、陽が当たらない場所なので暗い印象があるし厳密には金剛山でもないし、あげくにあの橋と相まって来る人は少ないかも。
落ちたらそのまま10メートル下の滝壺といった場所で、とてもではないが渡る気にはならず引き返す。
ここに来たのはだいぶ昔のことで、結局入り口の橋以外はそんな危ない所があった記憶も無く、やたら蜘蛛の巣が多い谷だったくらいしか覚えが無くてここもどう通ったのかまったく思い出せなかった。
谷の前半はこの踏み跡がずっとはっきりと、後半も時に細々とながら続いていて、最後どん詰まりからのあがりかた以外、昔の記憶どおり蜘蛛の巣に悩まされる他は迷う要素は少ない。
今回はまだ春先だから蜘蛛の巣も少ないかなと思って来たが、でかいガッチリ出来上がった巣はなかったが、これから作る前段階の細い糸はそこら中に渡されていて、険しいところもないのでストック振り回しながら歩いたがそれでも何回も頭から突っ込んだ。
最短距離で尾根に上がれるのは真っ正面直登だが上部は結構きつそう。
左に行けば東條山直登もあるかもしれないが先が見えず正面よりもっときついかも。
右を見ると谷筋はもう少しだけそちらに曲がって続いていて、右の尾根に乗るテープが。
だいぶ迷ったが、この日はのんびりするために来てるのだからとテープどおりのルートを選択。
ところが笹ですぐ踏み跡も見えなくなり、それらしき所を出来るだけ水平に渡ってきて尾根に上り着いたら綺麗な道とテープが。
この日は元々先々週先週とちょっと歩き疲れてて久々にのんびりしようと来たので、最初はここからそのまま山頂行く予定だったが、時間も早かったしこれではちょっと山来た気がしないなともうひと登りすることに。
ここからならちょっと下ればこれまた久しぶりの細尾谷が歩けるなと予定変更。
登山道ではありませんって、これいったいどういうことだろう。
でも地面よく見ると今朝か昨日かといった真新しい踏み跡も幾つもある。
それにそもそもここはシルバーと呼ばれるほどなだらかで、ゆっくり上りたい人達にも人気のコース。
しかし落石っていわれても勿論ヘルメットも持ってきてないし、とりあえず行ける所まで行って駄目そうなら尾根に逃げることに。
ここも以前来たのは相当前なので、最後を真っ直ぐ行ったのか左に上ったのか記憶無し。
今回はとにかくのんびりって事で最近一番通られているらしき左に上がるルートを選択。
見たことの無い黒いゴムパイプ状のものがロープ代わりに張られてた。
座る所も増えたしとても使い勝手良くなってて鳩に懐かれながら飯。
通ってきた限りでは以前とそんなに変わりなく、確かに滑落の危険がある場所はあるけどそれ込みでメジャールートの一つだったはずなのに、金剛山にいったい何が起こっているのか、帰ったら必ずググることに。
正直な所、今までも通行止めになってる妙見谷とかカトラ谷とか通ってきたけど、今回それ以上に自分が通ってはいけない所を通りまくってしまったような違和感に包まれながら下山。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
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感想
ここのところ自分的には結構きつい山歩きが続いたので今週はのんびり歩きたいと久しぶりの金剛山に。
コースも険しいところが無いよう、昔歩いた記憶のある赤滝谷からダイトレで山頂まで行ってタカハタ道あたりのメジャーコースで下りてくることに。
歩き出してみれば想定通り、そもそも通る人も少なそうな赤滝谷はもちろん、ダイトレの伏見峠から南もほとんど人とすれ違わない静かな山歩きだったが、伏見峠に飛び出したとたん賑やかになり、このまま遊園地の中を通って山頂まで行くのもせっかくのんびり山歩き目指して来たのにちょっと違う気がしてきて、考えたらここからなら少し下ればシルバーとも呼ばれるのんびりにふさわしい細尾谷があると急遽コース変更。
ところが谷の入り口についてびっくり。
「ここは登山道ではありません」って。
ただ、危険とは書いてあるけど通行止めとか禁止とかまで書いてあるわけでもなく、実際地面を見ればごく新しい、その日の朝か前日夕方にでも通ったような踏み跡もある。
そこでとりあえず行けるところまで行ってみて無理そうなら尾根に逃げるか戻ろうと入ってみることに。
ここも久しぶりだったのでよくは分からないながら前よりちょっと倒木も多く荒れた感じになってきてる気はしたが、落石と書いてあったので時々上見上げたりキョロキョロしながら歩いても結局どこで落石があったのかはっきりは分からないまま詰め上がってしまった。
なんか腑に落ちないまま山頂で飯食べてその後は予定通りタカハタ道で下山。
ところがここも下の方に注意の張り紙があり、あれっと思いながら林道に飛び出したところにまさかの「ここは登山道ではありません」。
細尾谷もタカハタ道もメインルートではないにしてもおそらく金剛山に来る人誰もが知っていて多くの人が通ってきたメジャールートのはず。
だいぶ方向の違うところにあるメジャーな道二つが同じように「登山道ではありません」って書かれてるなんてこれはただ事ではないとびっくり。
帰って早速「金剛山、事故」でググるとトップに千早赤阪村のHPが。
そこには1月30日付の更新記事として、滑落事故多発により推奨ルートを設定し、それ以外は私有地で許可なく出入りすることは出来ないので必ず別紙マップに記載のある登山道を利用するよう理解協力をお願いしますとある。
そして記載ルートは大まかに書けば千早本道と山頂周遊路と伏見林道の周回コースのみ。
自分は金剛山は半年ぶりだったため、1月30日付のこの話は全く知らなかったのでびっくりだったわけ。
それにしても、金剛山って東から山頂にかけては奈良県だけどそれ以外、北、西、南からの登山道は全て千早赤阪村にある。
まさかその全ての入り口に「登山道ではありません」の注意書きが貼られ、通らないようにとなってるんだろうか。
せっかくの道も人が通らなくなれば荒れる。
金剛山に来る人は多く、すでにほとんどの人はこのことを知ってると思われるが、皆さんいったいどうされてるんだろうか。
そして自分ももう行かない方がいいんだろうか。
などと悲観しながら検索かけたら今でも普通にあちこちの道通ってる記録や日記がたくさん並んでてありゃっと気が抜けてしまったが、やはりああいう貼り紙された登山口入っていくのはちょっと気が引けるのは確かだし、例えば保険をかけていた場合推奨コース以外で何かあった時にそれが適用されるのかどうか含め、これから金剛山に行く時はもう少し状況を調べてから行く必要がありそう。
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