塔ノ岳 大倉尾根は寒かった（富士山よありがとう）
神奈川県
tentomori
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 1,266m
- 下り
- 1,246m
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| 天候 | 登り晴れ→山頂ガス→下山時晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
小田急新宿駅0531発の急行小田原行き乗車、渋沢駅0641着。 渋沢駅北口より0648発の神奈川中央交通バス・大倉行き乗車、大倉バス停0703到着。 帰り：行きと逆ルートで帰宅。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
雪が少し残っていましたが、歩行に支障なく、アイゼン（6本爪）は使いませんでした。 朝方凍っていた土が午後になると溶け出し、泥になっている箇所がありました。 下山の終盤、大倉山の家経由のルートを初めて歩きましたが、あまり踏まれていない様子で、落ち葉が圧縮されずふかふかの箇所もありました。足を踏み入れるとサーッと滑りやすくなっています。落ち葉の下に階段がある箇所は、階段が隠れて見えないうえに、滑って足をとられがちでした。 |
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感想
今日は雲取山か大倉尾根か、と考えていた。それなりに高低差のある道で、前回（南高尾〜高尾稲荷山）よりザックを重くして、腰が痛まずに歩けるか試すのが目的である。丹沢の方が暖かいようなので、大きな富士山を期待して出かけた。
行きのバスの中から、朝日に彩られた富士が見え期待する。
ザックは10kgくらい。腰に無理をさせないよう、ペースを上げすぎることなく一定に進む。汗は順調に出ているが、エンジンがかかるのがやや遅い気もした。
富士山が見え始めると、はじめ裾野まで見えていたが、花立山荘まで来ると、灰色の雲が裾野に掛かってきた。風の冷たさが目立つようになり、山頂に着くころには富士は雲の彼方であった。
風が吹くのと、太陽が隠れているのとで、とにかく寒い。まさに“激寒”。詰めてきたアウター類を急いで重ね着する。この前来たときは丹沢山まで行ったが、この天気であるし、時間が早くても腹ごしらえしてしまおう…と準備する。グローブを外すと手がかじかむ。お湯を沸かそうとしたが、ライターが二本とも点かない。両方とも電子式であったのがよくない。予備に入れておいた、すぐ食べられるパンを一つ腹に収め、スポドリで一服する。
少し雲が切れる時間もあった。細長い雲海の上に南アルプスがそびえ、富士の裾野に被るガスが透き通って日本画のような眺めであった。それらは再び雲で覆われ、太陽も翳ってしまう（山頂では思いのほか長い時間をすごしていたようだ）。そこでピストンで下ることに決める。着込んだまま下ったが、汗が出てくることはしばらく無かった。
花立山荘、堀山の家と下ってくるごとに、再び富士がよく見えるようになった。始発バスで頑張らずに、もう少し遅めに上り始めればよかったかもな…といえども後の祭り。腰の調子は順調。駒止茶屋の手前のテーブルに腰掛け、おにぎりを一個パクついていると、上がってこられた単独の方に思わず笑われてしまった。上の樹の間からもう富士山が見えてきますよ…と伝えると、励みにして歩きますと仰り先を急がれた。
当初は竜ヶ馬場で簡単な調理をしようと思っていたが、次に持ち越しとなった。
距離も行動時間も短かったが、腰の回復の様子見にちょうど良い運動になった…と考えることにする。
なお帰り際、百均でライターを買い直したことは、言うまでも無い。
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