山上ヶ岳(大峰山)


- GPS
- 06:25
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 929m
- 下り
- 918m
コースタイム
- 山行
- 5:29
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 6:20
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
山伏修行、お参り、一般登山で相当数が利用するようで、かなり整備が行き届いています。普通の登山道で荒れていたのは、台風で壊れた木の階段一カ所だけでした。 |
その他周辺情報 | 黒滝の湯 大人700円。最寄りの道の駅で100円割引券もらえます |
写真
感想
関西出張から名古屋への帰りに奈良まで足を伸ばしました。知り合いが山伏修行に同行して大峰奥駈道(おおみねおくがけみち)を歩いた話を聞いて興味を持ち、今回は大峰山の山上ケ岳へ。橿原神宮駅からレンタカーで登山口のある清浄大橋の大橋茶屋を目指しますが、グーグルナビに勧められた県道48号線がくせ者で、車1台がやっとという細い山道を延々と行くハメになりだいぶ時間がかかりました。
大橋茶屋の駐車場に車を駐めると、近くには山伏修行の方たちが白や黄色の装束を着て準備をしていたり、少しいつもの登山口とは違った雰囲気です。たまにホラ貝を吹く音も聞こえてきます。山伏風の方に聞くと「これから登るか、下りてきたからじゃないかな」とのことでした。
女人禁制の結界をくぐり登山道へ。これからの時代「女人禁制」はどこまで続けられるのかなどと思いましたが、既にいろいろ議論はあるようで大峯山寺からのメッセージで「信仰者が大事にしている考え」という形で理解を求める内容が書かれていました。
登山道は標高950メートルくらいからのスタートで、山頂の1719メートルまでを5キロちょっとで登ります。前半は斜度の緩やかな坂を歩く時間が長く、それほど疲れないまま点在するお茶屋さんを過ぎていきます。登山道がお茶屋さんの中をつらぬいているというか道をまたぐ形で建物があり、腰を下ろせる板敷きの間とお店が両脇にあります。すれ違う行者さんらとは「ようお参り」とあいさつし合います。5月に山開きがあって、かなり多くの山伏装束の方たちとすれ違いました。
斜度が上がるのは、洞辻茶屋の上の松清店を過ぎたところから。左の行者道と右の新道に別れますがどちらもそれなりに急です。行者道は油こぼし、小鐘掛、鐘掛岩と続いて大峯山寺の山門に続きます。巻き道もあります。今回は行場を案内してくれる先達さんをお願いしなかったので鐘掛岩は登りませんでした。山門を過ぎたら荒行を行う西の覗が先にあります。なかなかの断崖で見下ろしたときの高度感は足がすくみました。
山頂付近には大峯山寺本堂がありお参り。登りの所要は3時間ほどでした。食事は山頂のお花畑か宿坊でとることになっているようです。お花畑はいまの季節は笹原でしたが、気持ちの良い広めのスペースでした。山頂の湧出岩の三角点をタッチしておにぎりでランチ。本堂裏の裏行場も少しのぞきましたが、雨上がりで岩場がかなりぬれていたので平等岩のあたりで引き返しました。今度は先達さんをお願いして再訪してみようと思います。
下山は途中、表行場と分岐していた道が下山道とされていましたが、この階段はピッチは大きめで少し疲れた足にこたえました。登りでも岩登りを回避する方が選ぶようですが登りにくいように思います。あとは淡々と進み、一本松茶屋で腰かけて水分補給の小休止をした以外はひたすら歩いて下山。ふもとの土産物屋さんで地元の名水「ごろごろ水」と草餅、胃腸薬の陀羅尼助丸(だらにすけがん)を買い、黒滝の湯で汗を流して帰りました。
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