2023-07-16 水根林道〜悪沢出合〜榧ノ木尾根



- GPS
- 09:08
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,316m
- 下り
- 1,300m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所皆無。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
ザイル
シュリンゲ
カラビナ。
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感想
視覚しょうがい者(全盲)一人を含む三人のパーティーだ、目的地を何処にするかあれこれと思案したが、視覚しょうがい者が最も体感できるであろう涼を求めて水根沢林道とした。アシダキ沢から続くそれぞれの沢からおりてくる風はクーラー以上に爽やかで涼しい、皆さん喜んでくれた、何時までも留まりたいが、歩をすすめた。
大堀沢の先に桟道がある、この橋は二本の桁と踏板でできている、踏板と踏板の間は口が空いている状態で沢床から20mくらい上にある。
A氏(全盲の女性)の前を歩きサポートとしてた私は、橋の状況を口頭で伝えたが、沢の音で聞こえなかった。A氏は空いた口に落ち、私は引っ張られたので後ろ向き倒れ、運良く橋桁と岩の間に挟まった。抜け出すのが大変だったが何とか立ち上がれた。私は肘に擦り傷程度でA氏は無傷ですんだ、落ちていれは相当のダメージとなったはずだ、恐ろしい。
A氏は山のベテランだ、段差があって伝達しなくとも、サポートのザックの動きで感知する、倒木を跨ぐのも、岩を跨ぐのも感知する、想像を絶する能力だ。
私はそのことを少し過信してた、口が空いている事を伝達できたか確認すべきであった、猛省につきる。
悪沢出合からの尾根は短いが急登であった、A氏は、巻き道に到着した時にはかなりバテたようだ、私が思うに、視覚しょうがい者はサポート紐に掴まる(電車の吊革)ので全身を使えない、障害物に全身全霊の神経を使うゆえ、健常者の1.5から2.0倍の体力を消耗していると推察する。
後天性の視覚しょうがい者は生地獄を見てきているから、よほど事で無い限り泣き言は言わない。
巻き道の分岐点(右が水根山、左が倉戸山)から少し右に入った所でA氏に声を掛けた、下の倉戸山に近い方へ戻らうかと、A氏は嬉しそうに頷いた。
私は予定ルートを変える事をここで決断した、榧ノ木尾根から大麦尾根に下降する予定だったが、そのまま素直に榧ノ木尾根を下降すことに。
A氏は高齢者で視覚しょうがい者だ、私のVRに時々ついてきていただいている、敬服する人だ怪我させてたら大変と常々に注意を払っていたが、今回の有り様、油断大敵を思い知った山行であった。
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