摩耶東谷をメインに摩耶周辺をグルッと


- GPS
- 09:18
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,094m
- 下り
- 1,081m
コースタイム
- 山行
- 7:21
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 9:11
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ところが着いてみたら情報が古かったのか8時から20時まで800円との看板。 仕方なくそこにしたが、結局8時前に入れた金額と合わせて1,200円かかってしまった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
摩耶東谷はとても楽しかったが、そのためには入り口から一気に二つの堰堤を越えたところで入溪しなければならない。 入溪しなくてもよく踏まれた水平道がずっと続くのでそちらを行ってしまうとせっかくのロープ場のある滝を飛ばしてしまうことになる。 谷の岩は滑るところは滑るのでヘルメットがあった方が安心。 濡れて結構滑る岩に加えてロープは古いものもあるので要注意。 |
写真
先ほどの分岐、摩耶東谷方向はロープが張られたけどそれはやはり正しくて、もう少し仙谷川道を行ったところに入り口があったんだろうか。
実はこの先まだはっきりした山道は続いていて、まだ堰堤越えれるのかなと迷いながらしばらく行ってしまった。
ところがちょっと水線が近づいたところでヒョイッと左下見下ろすとなんか立派な滝にロープが掛かってるのが見える。
これは絶対間違えたとばかり急いでここまで戻って入溪した。
とたんにでかいアブにたかられ、そこでヘルメットにパワー森林香のフル装備に。
摩耶東谷って幾つかのこういうロープ場が売りのはずだから、いきなりでビビりながらも戻ってよかったと思った。
ここからこういう小さく古い堰堤が連続してそれを巻いて上がる斜面の傾斜が結構きつく長くて疲れた。
多くの方はここを右に折れて山寺尾根から掬星台に行かれるようだが、この日はこの後行者尾根を上る予定なので左に折れてよく分からないトラバースの踏み跡を上野道の方に。
途中何人かすれ違った上りの方はみんな大変そうだった。
谷を上ってる時に晴れててくれれば良かったのにここに来て晴れて暑くなってきつい。
アドベンチャールートなんていうからてっきり子供向けにアクロバティックな鎖場とかでもあるんかななどと思ってたらさにあらず、植生が繁殖してる季節でもあり、コースそのものも分かりにくい普通に山道だった。
顔洗いたいなとも思ったが、この川は上に人の生活があると思うとやはりちょっと顔浸ける気にはならなかった。
どこら辺からだったか、この黒いホースがずっと道と付かず離れずに続くと同時に道は上半分の整備されたものとは違って歩きにくい部分やちょっと傾斜のある部分もでてくる。
おそらく昔の徳川道が残ってる部分は整備されていて、堰堤工事などで道が付け替えられた部分が通りにくくなってるんではないだろうか。
そこから入れば最初の堰堤に巻き上がる苦労はせずにすんだ気がしてたわけだが、もしかするとこれか。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
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感想
ここのところ夏日が続く中、尾根歩きばかりになってしまっててあまりに疲れたので、久しぶりに谷筋をと思い付いたのが前から気になっていた摩耶東谷。
六甲山の東半分は結構行ってるが、実は西側は摩耶周辺でさえほとんど行ったことがない。
そこでどうせ行くなら摩耶山周辺あちこち気になってるところ繋いでグルッと回ってこようかなと、摩耶東谷の後は行者尾根を上ってアドベンチャールートなるところを通り、最後はのんびり涼しく車置いた同じ場所に戻れるよう、杣谷川道で下ってくることに。
メインの摩耶東谷は最初堰堤二つ巻いた後そのまま巻き道をしばらく行ってしまい、おかしいおかしいと思いながら少し水線が近づいたところで左下見下ろすとなんかロープの付いた綺麗な滝が。
もう慌てて戻って二つ目の堰堤越えたところから入溪。
そしたらいきなりでかいアブにたかられ、速攻で森林香炊いてヘルメットも装着。
次の瞬間現れたのは横にロープが張られた2段の滝。
このロープが新しそうなのに結構緩くて慎重になった。
その後は滑るナメがあったりポンプに廃小屋、続く石段にほぼ垂直の滝の根元に石の洗面台、スリット堰堤と、谷としてもゴルジュの詰めのロープ場など面白いところが多かったが、それ以上に人間味溢れる場所だった。
まあ詰めは例によって延々ガレを上らされて疲れたが、そこにも古く小さい堰堤が連続し、これはおそらく昔からの暴れ谷で、長い間人が入って堰堤工事が続けられたんだろうなと。
こんな所で住み込んでまで工事に携わった人達は大変だったろうなと思いながらの登りになった。
この最後の詰めで結構疲れた後、行者堂跡地までの延々続く階段と石段木段にはビビった。
昔の人の信仰心も体力もすごいが、今回はこれが下りでよかった。
それでも結構腿と膝にきた後の行者尾根はしんどかった。
なんかスリルのある岩場があるようなレポを見た気がして興味持って行ったのに、それがいったいどこだったのか、まったく分からないまま上りきってしまった。
まあ雰囲気としては全縦で通る稲妻坂から天狗道と似ていて上りの所々に岩が出てきてよじ登るといった感じだったか。
アドベンチャールートは地蔵谷から入ったすぐあたりが時期的に葉が茂ってると分かりにくい感じ。
2箇所ほどアレってところがあったが、葉で隠されていても踏み跡をよく見てしっかり踏まれているところが正解。
いったん小さい谷に下りて向こう側の黒岩尾根に上り返す道だが、下りきったところのベンチが二つ置いてある場所はとても雰囲気良くくつろげてまさに休憩にピッタリ。
あんな所までよくぞ材料持ち上げてベンチ作ってくれたもの。
ただルートのあちこちに意味分からず付けられてる鎖は、おそらく行政がアドベンチャーという雰囲気作りのために付けたのか、子供が喜ぶのか、しかし実際には下手に持った方が歩きにくい感じで、正直取っ払ってしまった方が雰囲気も良いのにと思った。
初めてゆっくりした掬星台では飯ついでに自販機に釣られて何とペットボトル2本も一気飲みしてしまった。
いつもぬるい水でもありがたく飲んでるが、やはりこの時期冷たいジュースはありがたく、実は身体がどれほど水分欲してるかにもちょっとびっくりさせられた。
今回トータルで飲んだ水分は2.5リットルくらいか。
最後下りの仙谷川道は上半分はさすが徳川道という感じで整備万端。
ところが下半分の次々堰堤が出てくるあたりになるとおそらく徳川道を崩して道を付け替えたところも多くあると思われ、なんか普通の山道になってしまってるのがよく分かり、やむを得ないとは言え勿体ないような気もしながら街まで下りてきた。
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