尾瀬沼〜尾瀬ヶ原 3日間晴れ!


- GPS
- 17:10
- 距離
- 32.7km
- 登り
- 641m
- 下り
- 443m
コースタイム
- 山行
- 3:34
- 休憩
- 4:52
- 合計
- 8:26
- 山行
- 5:55
- 休憩
- 2:28
- 合計
- 8:23
- 山行
- 4:17
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 5:20
天候 | 3日間 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
良好 木道の一部に老朽化あり |
その他周辺情報 | 長蔵小屋 尾瀬沼ビジターセンター 沼尻休憩所 公衆トイレ・長蔵小屋売店がオープン 温泉小屋 利用した日はお風呂は昼過ぎから利用可でした 至仏山荘 軽食 鳩待山荘 軽食 尾瀬ぷらり館 戸倉の湯 |
写真
感想
今シーズン4度目の尾瀬。
今回はこれまで歩いたコースを逆方向で2泊3日。前回の7/22は高速バスが渋滞に巻き込まれ到着が遅れ、さらに夕立のような雨。その後も夏らしく午後から雨や雷が多いとのことだったので、初日は歩く距離を短くするために大清水(一ノ瀬)から尾瀬沼東岸へ。2日目は白砂峠を越えて赤田代の温泉小屋へ。3日目にゆっくり尾瀬ヶ原を歩いてみようと計画しました。
1日目
高速バスは乗車率50%弱くらい?一ノ瀬まではバス。高速バスで大清水まで行ったのは3人でした。
天気予報では曇り?と思っていたら、とてもいい天気。
大清水から一ノ瀬まではバス利用。ハイキングマップの所用時間は一ノ瀬から1時間。でも私にはやはり無理で1時間半近くかかってしまいました。それでもあまり追い越されず、すれ違いもそれほど多くなかったです。
途中で足が攣って焦りました。これまで登山で足が攣ったことはなかったのですが…昨日までの仕事の疲れのせい?
汗だくで登っていて、真っ青な尾瀬沼が見えたときは感動しました。
尾瀬は盛夏の中で秋の気配。大江湿原はオゼミズギク、マルバダケブキ、ワレモコウ、ヤナギランなど。長蔵小屋の前、そしてヤナギランの丘にはヤナギラン。ヤナギランこ丘は思ったよりヤナギランは少なかったです。でもヤナギラン越しの尾瀬沼はとても美しかったです。なおこの日は風がやや強く、花の写真を撮るのに困りました。
宿泊は長蔵小屋。客が少なくお風呂は一つだけで男女入れ替えでした。お盆休みシーズンなのに?
山小屋スタッフの方は尾瀬のお盆は花が終わった季節だから…と言っていました。
尾瀬の花の本でヤナギランを見ていたら、当日8/10は燧祭の日で平野長蔵の誕生日とのこと。何という偶然!夕食はそれを記念してお赤飯が付いていました。なお料理は鶏の照り焼き。長蔵小屋は基本洋食にご飯と味噌汁のようです。
夜は尾瀬沼ビジターセンター主催のナイトウォークに参加。ヘッデンを付けて7時から浅湖湿原まで歩きました。真っ暗な中、いろいろな音が聞こえます。鳥とかカエルとか木の音とか沢の音。
浅湖湿原では鹿ビームで鹿を探すがいませんでした。ここには深夜にはか鹿が何頭も来るのだそうです。
なおこの日は満天の星!こんなにコンディションよいのは今シーズン初とビジターセンターの人も言っていました。プラネタリウム状態(という表現は本末転倒なのかもしれないですが)。夏の大三角。蠍座。カシオペア。北斗七星。北極星。天の川。7月の星空観察会では何も見えなかったので、感激もひとしおです。
2日目
朝は雲がかかって燧ヶ岳は見えませんでした。朝靄もなく、早朝の大江湿原には人がまばら。花の写真を撮りながらヤナギランの丘を経由して小淵沢田代分岐へ。この日も天気がよくて尾瀬沼が綺麗な青でした。
7時半に出発するときは雲ひとつない晴天に。燧ヶ岳もよく見えました。長蔵小屋前のヤナギランもキラキラ。
昨日行った朝湖湿原は明るい中で歩くとあっという間。沼尻平の池塘群のヒツジグサは既に花がなく紅葉が始まっていました。晴天で尾瀬沼はキラキラ。
沼尻休憩所は8/5からトイレがオープンと聞いていましたが、長蔵小屋の売店もオープンしていて飲み物やお菓子も売っていました。早速コーヒーをいただきました。売店の人によるとトイレのオープンを待って一緒にオープンしたそう。自販機はまだ空でした。今回、初めて気づいたのですが、新しい休憩所はソーラーパネルが付いていました。休憩所は白砂峠を越えてきたらしい人で結構混んでいました。
白砂田代を抜けて白砂峠へさあっという間。でもそこからが長かったです。下りなので楽かと思ったらとんでもない。大きい石のある道を上手く歩けずノタノタ。ただ沼尻から見晴へ行く人はあまりいなかったようで抜かされたのは4〜5組だけ。すれ違いはもっと多かったですが、それほど多いというわけでもありませんでした。ようやくイヨドマリ沢に出てホッと一息。そこから先は木道で緩い下りで楽々です。
見晴はそこそこ混雑。夏休みなのファミリーも多かったです。尾瀬小屋で昼食。ポロネーゼをいただきました。
とても良い天気で至仏山もよく見えました。が、とにかく暑い。見晴から温泉小屋に向けてノンビリ歩きました。背の高いススキが沢山。オゼミズギクは尾瀬ヶ原にもたくさん。マルバダケブキも目立ちました。イワショウブ、オゼヌマアザミ、アゲボノソウ、サワギキョウ。夏が終わり秋の始まりを感じさせます。
東電分岐まではすれ違う人も多かったですが、そこを過ぎると人が減りました。この道は6月に歩いてたのですが、今回はすっかり背が高い草に囲まれていて全然雰囲気が違っています。ダケカンバの集まる場所を抜けると温泉小屋が見えてきました。
温泉小屋はガッシリした建物で立派でした。温泉は鉄の臭いのする赤っぽい温泉。シャワーが上がり湯のみ。カランは2つで水だけ。湯船は大きめ。シャンプーNGで固形石鹸はあり。
14時から19時半まで入浴可。13時過ぎにチェックインだったが、もう使えると言われた。夕食前に外を少し歩いて汗をかいたのでもう一度風呂に入った。山小屋で温泉に行く2度入るとは。
夕食はコロッケカレー。他にも牛肉とこんにゃくの箸休め。野菜のスープ。マカロニサラダ、千切りキャベツ、肉詰めピーマン、コーヒーゼリー。とても美味しかったです。朝のお湯やお茶は有料での提供と張り紙あり。燃料代が高いからとのこと。
3日目
朝5時に温泉小屋周辺を散歩。曇っていました。7時に出発したときはすっかり雲が取れていい天気。東電小屋を経由してヨッピ吊り橋から牛首へ。燧ヶ岳も至仏山もよく見えました。
ヨッピ吊り橋経由は木道が高いので少し怖いです。気になる花がたくさんあってついつい立ち止まってしまいます。
牛久〜鳩待峠ではすれ違う人の数が増えました。軽装の人も多かったです。
尾瀬ヶ原の池塘のヒツジグサも紅葉していましたが、花が少しだけ残っていました。トンボも何種類も飛んでいました。
晴れて緑が映えて素晴らしい光景が広がります。けれどとにかく暑い。研究見本園を見たかったのですが、鳩待峠までの登りに目安以上に時間がかかるかも分からないので寄らずに出発しました。結局、ハイキングの目安時間どおりには歩けたので、見ればよかったです。(戸倉で時間が余ってしまいました。)
山の鼻から鳩待峠の登り前半はほとんど平坦。まだ午前中だったので登る人は少なく下りる人が大半でした。軽装者が多く、短パンビーチサンダルの人も。ツアーも3〜4組すれ違いました。
登り後半は階段が続きそれなりに息が切れました。ベンチが6つあって番号が付いているので目安になって助かりました。また、鳩待峠までの距離が書かれたプレートも沢山ありました。
12時10分にゴール。花豆ソフトを頼んで食べながら駐車場へ。12時半のバスで戸倉へ。戸倉の湯で汗を流し、高速バスで東京に戻りました。
大満足の青空の3日間でした。
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