限界までスキーで滑る御池岳



- GPS
- 06:58
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 861m
- 下り
- 872m
コースタイム
- 山行
- 6:37
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 6:58
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
とあるイベントのために御池岳に行ってきました。
もちろん雪があれば山スキーです。
最初の取り付きは雪がかなり少なかったので歩きましたが、しばらくして谷沿いで雪が増えると周囲から「スキー履け〜」とけしかけられて調子に乗ってスキーで登りました。しかし斜面が急だったのでかなり苦労し、ここで無駄に汗をかいてしまいましたがこれも修行です。
途中の痩せ尾根の部分では雪が途切れていたので下山時は難儀しそうでしたが、まあ一瞬なので脱いで歩くしかないですね。
カタクリ峠に向かう手前の尾根沿いには左手にトラバースするのが正解ですが、少し厳しい状態でしたので私と一部の方以外はトレースのある直登をされていました。無理してトラバースするよりは早いかもしれません。
カタクリ峠までの滑り込みはそこそこの距離があり、シールを剥がして楽しむのもありですが、今回はシールでもより滑ったのでそのままブーツも歩行モードのバックルゆるゆるという不安定な状態で滑りました。前後方向への固定がないので、テレマーク姿勢で安定を保つ練習も兼ねたのですが、やってみると結構うまく行きました。
そこからは丸山(御池岳)に向かうための急な斜面が続きます。みな思い思いのルートで登られます。今回は山スキー隊は2名だけでしたので少々寂しい限りでしたが、もくもくと登り、途中の小さな雪庇越えもクリアして無事に丸山の手前まできました。
今回は丸山には用事がないので、巻いてボタンブチを目指します。テーブルランドにはすばらしい樹氷が繰り広げられており、参加者全員写真撮影に興じていました。私は登っては先ほどのテレマーク姿勢での滑りで遊んでました。
そこから進むと下り勾配でボタンブチに向かうことができます。もうルートも明白なのでシールをつけたまま一気に滑ってボタンブチの手前まで来ました。スキーで滑るとさすがに速いのでボタンブチ周辺で写真を撮ったりして時間をつぶしていました。
イベントも終了し、お昼を済ませると体が冷えてきたのでまたスキーで登っては滑るということを都合6回くらい繰り返していたと思います。天気もいいので楽しいですね。
さてそろそろ下山する時間、登り返してシールを剥がし、いよいよスキー滑降の開始です。
歩行隊は先にシリセードしながら下りているので、スキーでガンガン滑って追いつきました。カタクリ峠の登り返しとその後の痩せ尾根があるのでスキー隊は先に滑っていきます。今日の雪は硬い斜面の上に20cmくらいの新雪があるもので、気温もぎりぎり低くてとても滑りやすかったです。ここは樹林帯が中心なので雪崩れそうな斜面はほとんどないのですが、その分細かなスキー操作が必要です。これに慣れるにはそれなりに場数を踏まないと危険ですから、どこでも停止できる自信がついてからにしましょう。そうでないとせっかくの山スキーが拷問スキーになってしまいます。
カタクリ峠の登り返しはシールをつけました。時間的には装着時間を含めてもあまり変わりないと思います。それから先はさらに厳しい樹林帯となり、難易度はかなり高めになります。下山される方とすれ違う際に「スキーはいいですね」とよく言われるのですが、実際にはかなりハードで厳しいものです。また間違った支尾根に進むと遭難の危険性が高くなりますし、やはり山スキーはリスクの高いスポーツだと思います。
さて難所も通り過ぎると後はどこまでスキーで滑って降りれるか?ですが、国道沿いのあと10mというぎりぎりのところまで行きました。最後はうっすら雪が乗っているだけの斜面でしたが・・・。
このところ捜索続きで純粋な山スキーには行けてませんが、久しぶりに濃厚に楽しめたと思います。そして下山後はそのままテント泊して翌朝に捜索に行くというハードな週末が続くのでした。
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