奥三界岳;林道歩きが長かった

- GPS
- 09:48
- 距離
- 17.5km
- 登り
- 1,282m
- 下り
- 1,276m
コースタイム
- 山行
- 7:25
- 休憩
- 2:23
- 合計
- 9:48
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
特に大きな危険箇所は無いが,吊り橋下の沢は増水時には苦労するかもしれない。 |
| その他周辺情報 | 「夕森荘」は移転しており,Googleマップに出ている位置と違う。 「くつかけの湯」は小さいので,大人数では無理。事前に電話確認した方がベター。夕森キャンプ場から車で20分弱。500円/人。シャンプー,石鹸備え付けあり。 |
写真
感想
2:50起床。コンビニで行動食を調達後,車中泊した公園駐車場から30分で夕森渓谷の駐車場へ。100台は停まれそうなスペースに,他には1台しか止まっていない。今日はイベントがあるとかで,この直ぐ上で車の進入禁止となっていた。未だ薄暗いが最初は林道歩きなのでライトもつけずに歩き始める。
忘麟の滝,銅穴の滝と眺めながら舗装道を進むと,奥三界岳への道標があり沢へと下る路となる。沢には吊り橋がかかっているが,老朽化のために利用禁止。直ぐ先に赤い目印があり,そこから河原へと降りると水量がそれほどでもなく,石伝いに簡単に対岸に渡ることができた。但し,後10cmも水位が上がると,濡れずに渡るのは難しいだろう。渡渉の途中で下山してくる人に出会った。何でも上で幕営していたらしく,大きな荷を担いでおり今日で3日目とのこと。藪のひどいところを歩いていたそうで,ご苦労様だ。
対岸からはいきなり400m近い登りがあり,一汗かいた。登り着いたところから再び林道歩きが始まるが,起伏の少ない歩きやすい道ではある。ススキの叢が陽の光を浴びたりして,未だ暑い日が続いてはいるが季節は進んでいるのを感じたりもした。やがて大きな滝が前方に見えた辺りに,奥三界岳への登り口の標識があった。
ここからが本格的な登山路になるが,途中はガレていたり,大きな落石が落ちていたりする個所もあり,以前は幅広の林道だったとは思えない状況だった。かつての林道の終点に廃屋となった小屋が残されていたが,あまり役に立ちそうにはなかった。
更に登って行くと,樹林が切れて笹原の向こうに中央アルプスが顔を見せてくれた。それから少しで,ひるめし谷に到着。名前の通り,休むのに丁度良い場所だった。
更に10分弱で枯れ木のダオに到着。後で調べたら「ダオ」といのはなだらかなコルの意味らしい。初めて知った。
ここからはあまり傾斜のない路を歩くが,樹の根が路に縦横に這い出している。樹も頑張って生きているんだなと思ったりしながら,ボチボチと歩いていると,夕森庭園。更に進むと鏡池に出るが,名前から期待していたのとは違い,小さな水溜りという感じだった。この近くには大きな水芭蕉の葉が茂っていて,花の咲く季節には綺麗なのだろう。
そしてすぐに山頂に着いた。大きな展望台があるのだが,かなり古びていて恐る恐る木の階段を登ると,御嶽山が目に入った。正面には昨日登った小秀山が近くにあり,その奥には白山が小さく見え,何年か前に登った時のことを思い出させてくれた。ここでアンパンの昼食を摂ったりして大休止した後,下山に入った。
気温が結構高く,思っていたよりも水分を多くとったため,持参した飲料が少なくなっていたので,ひるめし谷で水を補給した。道も悪くないので,中央アルプスや恵那山などを眺めながらのんびりと歩けた。途中,4パーティーとすれ違いになったが,天気の良い土曜日の割には少ないか。
帰りの林道歩きは単調で眠くなってきたが,河原で沢音を聞きながら少しうたた寝したらすっきりとした。
最近は歩かれていないようだが,地形図には記載されている忘麟の滝からの山路らしきものが見えたので,ここを登ってみるのも面白いかなと思ったりしながら,ダラダラとキャンプ場まで戻ってきた。近づくにつれ,かなりの大音量で曲が流れており,人もたくさん歩いている。駐車場も満杯になっていたので,早々に後にする。
直ぐ近くにある夕森荘で温泉に入ろうと思っていたのだが,来てみると場所移転したとの貼り紙が出ている。改めて探すのも面倒なので,もう一つの候補だった「くつかけの湯」に向かう。15分ほどで到着するが,完全に民家のようで,最初は戸惑って行き過ぎてしまった。玄関を入ると居間の様なところで4人の女性がおしゃべりしているので,風呂に入りたい旨を伝えると,「お客さんだよ〜」と女将さんを呼んでくれた。どうも近所の奥さん連中の井戸端会議だったようだ。お風呂も2人で一杯になりそうな小さな湯舟だったが,清潔で気持ちよく入ることができた。シャンプー,石鹸なども備えていて500円はリーズナブルだと思う。
これで3日間の山行を終えたが,帰りは渋滞を避けることもあって,途中で仮眠もとりながらのんびりと車を走らせ23:30自宅着。今回は,余りハードな山もなかったので比較的余裕をもって登れた。もうすぐ秋山シーズンになるし,今度はテント山行で山中泊でもしたいものだ。
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HIROkun











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