谷川岳B.C. 西黒尾根から熊穴沢滑走
群馬県
新潟県
ST
- GPS
- 07:14
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 1,323m
- 下り
- 1,324m
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| 天候 | 曇り後小雨 11:00過ぎから1600mより上はガスと強風、視界悪し。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
西黒尾根 取り付きは、指導センター横裏から。 ラクダのコブ下の鎖場までは、夏道脇を直登 トレースが階段状で、踏み抜きも無く 快適でした。 ラクダのコブ下の鎖場 西黒沢、マチガ沢側とも、雪が崩落はじめていて、尾根上を進むしか ありません。 2箇所は上部が露出で問題なし。 最上部の鎖場、中間部のみ露出、上りの鎖場終了点上に、雪が1m以上 積もった状態で、乗り越しに注意。 着地点が西黒沢側に遥か下まで切れています。 下るには、ロープ使わないと怖い状態になってると思います。 ラクダのコブ〜ザンゲ岩 ヤセ尾根は、西黒尾根側に巨大な雪庇、尾根上で大きく裂けています。 マチガ沢側は 藪と急斜のクラック。 トレースは、雪庇上をクラックに沿っています。 ラクダのコブ手前、尾根に直行するクラックが大きく 雪庇上を先端側に迂回していますが、これはリスクが高いです。 自身でルート選択が必要な状態。 トレースはその日、その時だけのもの。 天神尾根上部 西黒沢は滑走不可状態と思われるので、西黒沢頭部で、登山道を横切って 西側斜面へ一旦出ます。 ガスで視界が効かない時に、ルートをロスしないように。 熊穴沢 滑走の賞味期限は切れています。 西黒尾根側から多数のデブリ。 天神尾根側からは規模は小さいがデブリ、クラックは多数。 |
| その他周辺情報 | 湯テルメ谷川 \550 露天風呂が売り |
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感想
春の暖かさが続いた週末、西黒尾根から上がって、熊穴沢から西黒沢滑ってきました。
4〜5時間、板担いで上がるのは、後立山周辺B.C.への準備の予定でしたが。。。
ヤマテンの予報では、この日は晴れる事になっていましたが、ラクダのコブから上は、ガスと強風、横殴りの霧粒、視界悪しでした。
谷川より北、西側は、悪くなかったようですので、やはり、谷川の天候は難しい。
当初の予定は、白毛門〜笠ヶ岳へ上がって、ウツボ木沢上部を滑って、上り返して、赤倉沢で下りる周回でした。
土合駅から白毛門上部を見ると、ピーク手前の雪壁部が崩落しているように見える。
東黒沢の橋まで行きましたが、入ってる様子もなし、踏み抜きながら上がるのは、極めて困難と、あっさりと、西黒尾根へ変更。
西黒尾根、3月から5月は、何度か上り下りしてるので、様子は分かっているつもりで、B.C.装備でも十分行けると踏んでました。。。。この時は。
ラクダのコブ下までは、ガスの下で、春の生暖かさの中、ヒートテックの長袖のみで
ノーアイゼン、ストックで、ゆったり板担いでました。
途中の鎖場の悪さ状況、巨大な雪庇の横クラック、これまでに無い悪い状況で、
登山として入った場合もこの日は、下りはしなかったと思います。
ラクダのコブから上は、強風で板が煽られて、足を進める時は、ピッケルで確保してからでないと前に進めません。
ザンゲ岩手前の急斜面では四つん這いです。
立って上がろうとすると、板が煽られて、ひくっり返されそうでした。
ガスで視界が悪いのに、横殴りの水滴がめがねに着いて、見えなくなる。
いくら気温が低くないと言っても、予想外に長い時間、湿った状態でさらされているのはマズイなと、久しぶりに危うさを感じ始めました。
肩の小屋に着いた時は、登山の方が5名ほどいましたが、冬季小屋で一人休憩しているうちに皆さん下山されたようです。
板で下りるは、時間がかからないんですが、視界が悪い時は、その速さを殺しても慎重に行かざるを得ません。
西黒沢本谷の源頭部は進入不可状態だと想定すると、熊穴沢に入るため、避難小屋へ抜けないといけないので、滑り下り過ぎないように安全運転。
熊穴沢、ここもガスで状態がわからない。
稜線付近は何本かクラックが走ってる。。。
様子みてると、新しいシュプールがありました。
トレース、トラック全面的に信じて入る事はありませんが、最悪、天神平スキー場へ
向かうことも覚悟していたので、行く判断の一つとさせていただきました。
午前中に滑走された gankoyaさん達のモノのようでした。
ありがとうございます。
ここまでさんざんでしたが、滑走開始して、
熊穴沢の天神側斜面でターンをしてるうちに、
スキーヤーズハイな状態になり、こちら側では、起こらない！
と信じて下りてました。
また、この山域でまだ可能なのは、芝倉沢だけだな。。と思いながら。。。。
次は、天気の良い日に、標高上げよう。
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