雲取山・七ツ石山

- GPS
- 14:29
- 距離
- 22.8km
- 登り
- 1,693m
- 下り
- 1,666m
コースタイム
- 山行
- 3:44
- 休憩
- 2:04
- 合計
- 5:48
- 山行
- 6:52
- 休憩
- 1:42
- 合計
- 8:34
| 天候 | 10/27 晴れのち曇り、10/28 晴れのち曇り |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
全体を通して特に危険箇所なし。ただし10/27午後に七ツ石小屋下の登山道で足をくじいた登山者があり、救助ヘリが鴨沢ルートを捜索して救助するという事象があった。 |
| その他周辺情報 | 下山後、鴨沢バス停前の駐車場に駐車。山の休憩所かゑるさんに寄って「お汁粉&コーヒーセット」をいただく。店内にて看板猫2匹のうちの1匹「マクちゃん」と遊ぶ。かわいいね! |
写真
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
筆記用具
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
トレッキングポール・収納袋
座布団
|
|---|
感想
★2022年6月下旬、早々と梅雨明けし酷暑に突入したタイミングで雲取山登山を実行。約30年のブランクを経て、また関東は高尾山ぐらいしか知らない状態で雲取山に突っ込んだところ、熱中症罹患&アブ・メマトイ総攻撃となり、ヨモギの頭と小雲取山の中間でダウン。時間も14時を過ぎており、雲取山頂上と雲取山荘への道のりは完全に無謀と悟り、生きるためには七ツ石小屋まで引き返すことだと決めて撤退する。ただ七ツ石まで戻るにしても結構な距離となっていて、体力的に限界にきている中、50m歩いては5分休んで吐くという繰り返し。ひたすら亀のごとく歩いて七ツ石小屋まで辿りついたのが17時半、日も暮れるような時間帯に小屋の方に宿泊をお願いしました。その後は小屋の方と宿泊の方2名に助けられた次第です。
★2023年となり熱中症でお世話になった七ツ石小屋にお礼を申し上げたかったこと、また雲取山踏破も併せて奥多摩へ再訪しました。紅葉シーズンで週末は混雑して計画どおりに登山できないだろうと考え、金曜日に休みを取って登山、土曜日に下山という行程にしました。計画通り27日金曜は駐車スペースも問題なく確保でき、前後の登山者も少なくマイペースで歩行できました。(足が遅いので10人ぐらいの登山者・トレランナーに抜かれてました)
★七ツ石小屋に予定どおり到着し、小屋番の方に先般の不始末をお詫びするとともに持参品をお渡ししました。小屋主のでんごろうさんも相変わらず元気そう。でんごろうさんと遊びたいのですが、誘っても中々近寄ってくれず少し寂しいぞ。
★小屋で菊水(日本酒)を買って同宿の方と山話をしているとヘリの音が遠くなったり近くなったりして、一向に収まる気配がないのです。そのうち小屋に近接するようになってきて爆音が響くようになり、小屋のすぐ下の道でケガ人がいるらしい。救助ヘリも捜索に相当手間取ったようで出動から1時間は経過していると思われます。小屋番の方も救助に向かい、しばらくしてヘリが収容を完了したようです。荷揚げヘリはいっぱい見ているけど救助ヘリは初めて見ました。
★「日本百名山 雲取山」という立派な柱が山頂に建っていました。深田久弥氏が日本百名山の中に雲取山を入れた結果なのは承知していますが、百名山と書かれたでっかい柱の設置を誰が計画したのでしょうか。すごく滑稽に思いました。本多勝一氏の論を引用しますが「なんで百名山なのか、人間が編み出した10進法の一区切りである100という数字にこだわり、日本各地にあまたとある山岳を選別する必要があるのか、100と101にどんな差があるのか、103でも115でも126でも問題なかろう」という考え方を支持します。深田先生も選考の過程で「何を拾って何を落とすか」で相当悩んだとのこと。だったら全部拾えばいいじゃないですか、自然界の存在である山岳の良し悪しを人間の都合のいい物差しで「選別する」ということ自体がおかしな話じゃないですか。没後も日本山岳会や深田ファンが200だ300だと言って同じレールを走っている。雲取山の立派な柱を見て思ったことは「馬鹿じゃないの」。
★雲取山に登頂できましたが、前述のように柱を見てから気分は下降線。今回の山行で一番の収穫だったのは、28日朝に小屋を出発して巻き道経由でブナ坂に出るまでの紅葉した樹林帯の中、朝靄が立ち込めた幻想的な空気の中を一人静かに歩いた時間でした。通常の山行でも体験できない空間と時間。なんと裕福なことでしょう。写真撮ろうかと思いましたが、絶対再現できない感覚だったので写真は止めました。一番のお土産はこの感覚です。(終わり)









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