ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 621786
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊

*白毛門〜朝日岳〜巻機山*美しき上越国境縦走

2015年04月25日(土) 〜 2015年04月26日(日)
情報量の目安: S
都道府県 群馬県 新潟県
 - 拍手
mituki その他1人
体力度
8
2〜3泊以上が適当
GPS
30:57
距離
28.7km
登り
2,727m
下り
2,745m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
9:49
休憩
0:38
合計
10:27
距離 13.3km 登り 1,799m 下り 781m
5:03
159
土合駅
7:42
7:50
70
松ノ木沢の頭
9:00
9:10
150
白毛門山頂
11:40
12:00
30
朝日岳
12:30
80
ジャンクションピーク
13:50
80
大烏帽子山
15:10
20
檜倉山
15:30
テント幕営地
2日目
山行
6:40
休憩
0:20
合計
7:00
距離 15.4km 登り 931m 下り 1,978m
4:30
100
テント幕営地
6:10
6:20
80
柄沢山
7:40
90
米子頭山
9:10
9:20
50
巻機山
10:10
80
ニセ巻機山
11:30
桜坂駐車場
天候 2日とも快晴
過去天気図(気象庁) 2015年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
土合駅車中前泊
越後湯沢駅〜土合駅 410円

(本来、清水バス停13:45発 六日町駅14:45発 土合駅15:33着の予定でした)
コース状況/
危険箇所等
・・ー登山口についてー・・
登山口への道路には雪はありません。
白毛門登山口駐車場は4月25日時点では除雪されていません。
今回は土合駅に駐車させていただきました。
駐車場にある水場は出ていました。
登山ポストは白毛門登山口駐車場先にあります。

巻機山桜坂駐車場もまだ除雪されていませんでした。
清水集落からしばらく上がったところに臨時の駐車場がありました。
登山ポストは米子沢にかかる橋のたもとに設置されていました。

・・−装備品についてー・・
この二日間暑すぎる位の陽気でしたが、雪の状態は安定していたのでワカンやピッケルは持参しましたが全く使用しませんでした。
クラックなども考慮してフィックスが張れるよう補助ロープや最低限のガチャも持参しましたが心配いりませんでした。
アイゼンも初日の白毛門から朝日岳にトラバースする時にだけ念のため使用。二日目の朝早く雪が固く締まっていたのでアイゼンを使用しましたが巻機を過ぎてからはアイゼンを外して身軽(足軽)に下りました。


○白毛門登山口〜松ノ木沢の頭○
最初から雪歩きです。いつもの木の根っこ階段ではないので自分の足幅に合わせて歩けるので比較的楽に感じられました。とはいえ、急ではありシンドイです。

○松ノ木沢の頭〜白毛門○
ここもほとんど雪道が使えました。白毛門手前の草付がちょっぴり滑ります。

○白毛門〜朝日岳○
一般的には笠ヶ岳を経由しますが残雪期の良いところ♪白毛門から直接朝日岳へとトラバースしていきます。とはいえこの温かさに全層雪崩やブロックなどが落ちてくることもあるので十分に雪質や上部の様子、また途中にある藪の長さをみてルート取りをして二人の距離をあけ素早く通過しました。

○朝日岳〜大烏帽子山○
朝日岳の直下の岩場の雪の具合を心配していましたが、雪はほとんど溶け全く心配ありませんでした。かえって雪解けでガレているので落石に注意。
ジャンクションピークからはお待ちかねの藪漕ぎ(^-^;
でも腰くらいまでなので何となく踏み跡もあるので問題ありません。
最初の藪漕ぎが終わるとしばらく大烏帽子までは雪道を歩くことができました。

○大烏帽子山〜檜倉山○
このあたりから雪が緩み時々ズボッと踏み抜いたりしました。
夏道と雪道の境界が崩れて落ちないように慎重に渡りました。
檜倉山のピークはとても広くなだらかです。ここに泊まる方が多いようです。
私達は檜倉山から先しばらくは等高線が広くなだらかな地形なので
翌日ゆっくりできるよう柄沢山に出来るだけ近づいたところで幕営。
風下の笹の影にテントを張り、夜中強風にも影響なく快適な睡眠をとることができました。

○檜倉山〜柄沢山○
早朝の出発だったので雪はよく締まっていて歩きやすかったです。
柄沢山直下はクラックが多数入っていました。
斜度もそれなりにあるので雪が緩みだすとちょっぴりいやらしいと思います。

○柄沢山〜米子頭山○
米子頭山のあたりは藪藪が多く、背丈ほどの笹や石楠花の枝をかき分けます。
顏や手などが傷だらけになってしまいました(+o+)

○米子頭山〜巻機山○
なだらかな巻機山まで気持ちいい雪歩きが出来ます。
巻機山からの景色、これもまた絶景です。
巻機山からは沢山の登山者、BCの方々にお会いしました。

○巻機山〜巻機山登山口○
ニセ巻機へ登り返したあとは下るだけ。
途中ちょっぴり夏道を通りますが、ほとんど雪の下りでした。
尻セードなどしながら楽しく下りました。
樹林帯は途中、急なところもありますので気を付けて下りました。

その他周辺情報 巻機山避難小屋の近くで幕営されていた横浜&東京から来られたお兄さん達と少しだけお話させていただきました。桜坂駐車場から2人で清水バス停に向かって歩いているとそのお兄さん達がワゴン車で通りかかり、越後湯沢までで良かったら乗せていきますよと。ありがたくお願いしちゃいました。感謝感謝です。越後湯沢駅は私は初めてでしたがとても立派な駅で、大好きな日本酒コーナーが充実。以前から気になっていた日本酒をゲットしてGWの山行の時に持参しようと今からワクワクしています(*^_^*)
白毛門登山口駐車場
3
白毛門登山口駐車場
橋には丸太が二本渡されていました
4
橋には丸太が二本渡されていました
最初から雪があります
2
最初から雪があります
可愛らしいイワウチワ
25
可愛らしいイワウチワ
石楠花の蕾
いつものガンバレの木!
応援ありがと(#^^#)
10
いつものガンバレの木!
応援ありがと(#^^#)
雪融け水に勢いを増す滝。
2
雪融け水に勢いを増す滝。
雪歩きは夏道より楽
12
雪歩きは夏道より楽
鎖はここだけ出ていました。
2
鎖はここだけ出ていました。
ジジ岩ババ岩も雪融けが進む
11
ジジ岩ババ岩も雪融けが進む
松ノ木沢の頭
これから向かう白毛門
15
これから向かう白毛門
雪道を選んで慎重に歩きます
10
雪道を選んで慎重に歩きます
雪道から夏道へ
濡れた岩や笹薮
結構滑るので要注意です
2
濡れた岩や笹薮
結構滑るので要注意です
白毛門直下の鎖場
4
白毛門直下の鎖場
白毛門頂上
ここまでが結構キツイの(^-^;
8
白毛門頂上
ここまでが結構キツイの(^-^;
でもこの谷川の絶景
いつも、いつも、癒されています。
18
でもこの谷川の絶景
いつも、いつも、癒されています。
ゆっくり休んで元気いっぱい笠ヶ岳へ向かいます。が・・・
20
ゆっくり休んで元気いっぱい笠ヶ岳へ向かいます。が・・・
雪質が安定していたので笠ヶ岳には行かずそのまま朝日岳へ向かってトラバース。
2
雪質が安定していたので笠ヶ岳には行かずそのまま朝日岳へ向かってトラバース。
奥のコルあたりからのトラバース
私達だけの足跡(#^^#)
22
奥のコルあたりからのトラバース
私達だけの足跡(#^^#)
振り返ると笠ヶ岳
今回はワープで体力温存♪
6
振り返ると笠ヶ岳
今回はワープで体力温存♪
食べかけですが。食担Mちゃんが美味しいフルーツを。雪と一緒に食べたら感動する美味しさ(´▽`*)
17
食べかけですが。食担Mちゃんが美味しいフルーツを。雪と一緒に食べたら感動する美味しさ(´▽`*)
稜線上は夏道も出てきています
7
稜線上は夏道も出てきています
いつ落ちるかわからない雪庇
4
いつ落ちるかわからない雪庇
馬蹄形も美しい
朝日岳直下の岩場の雪の具合が不安でしたがシッカリ夏道に変わっていて安心
2
朝日岳直下の岩場の雪の具合が不安でしたがシッカリ夏道に変わっていて安心
朝日岳山頂
朝日岳を振り返る
普段は木道が気持ちいい道ですが雪に埋もれています
4
朝日岳を振り返る
普段は木道が気持ちいい道ですが雪に埋もれています
ジャンクションピーク
今回は馬蹄でなく巻機山方面へ向かいます
6
ジャンクションピーク
今回は馬蹄でなく巻機山方面へ向かいます
最初から藪漕ぎ・・・
8
最初から藪漕ぎ・・・
このあたりは腰くらいまでです
4
このあたりは腰くらいまでです
これから歩いていくルートが一望できます
15
これから歩いていくルートが一望できます
藪漕ぎを脱出して雪道のありがたさを実感
8
藪漕ぎを脱出して雪道のありがたさを実感
とんがり山が大烏帽子山
11
とんがり山が大烏帽子山
大烏帽子山
遠くから見る雄大な姿と違ってちょっぴり地味です
8
大烏帽子山
遠くから見る雄大な姿と違ってちょっぴり地味です
本日のテント場
右のなだらかな山頂が檜倉山
中央のとんがりが大烏帽子山
14
本日のテント場
右のなだらかな山頂が檜倉山
中央のとんがりが大烏帽子山
染まりゆく大烏帽子山
17
染まりゆく大烏帽子山
まずは雪で水を作りながら乾杯♪
11
まずは雪で水を作りながら乾杯♪
Mちゃんが担ぎ上げてくれた具だくさんの栄養たっぷりラーメン
20
Mちゃんが担ぎ上げてくれた具だくさんの栄養たっぷりラーメン
翌朝
テント場から見た柄沢山
14
翌朝
テント場から見た柄沢山
今日も素敵な一日スタート
2015年04月26日 04:45撮影
14
4/26 4:45
今日も素敵な一日スタート
中央に上越のマッターホルンの大源太山
23
中央に上越のマッターホルンの大源太山
柔らかなピンクに染まる
16
柔らかなピンクに染まる
雲の上からの日の出
16
雲の上からの日の出
クラックに気を付けながら
21
クラックに気を付けながら
まだ雪が安定しているうちに抜けちゃいます
5
まだ雪が安定しているうちに抜けちゃいます
藪を超え急登を過ぎ振り返る
22
藪を超え急登を過ぎ振り返る
どこまでも広がる絶景
15
どこまでも広がる絶景
二人の影♡
太陽が高くなり雪も緩んできます
11
太陽が高くなり雪も緩んできます
柄沢山から先はスキーのトレースがありました
9
柄沢山から先はスキーのトレースがありました
ゆっくりと歩を進めます
16
ゆっくりと歩を進めます
ちょっぴりトマの耳に似ている山容
7
ちょっぴりトマの耳に似ている山容
米子頭山〜巻機山
10
米子頭山〜巻機山
いくつかのやぶ漕ぎと雪道を歩いてきた
5
いくつかのやぶ漕ぎと雪道を歩いてきた
米子頭山
もう少し・・・
でも時々頭まで隠れる藪漕ぎ・・・
6
でも時々頭まで隠れる藪漕ぎ・・・
牛ヶ岳。その奥に八海山
5
牛ヶ岳。その奥に八海山
まずは巻機山標識
9
まずは巻機山標識
やったね(*^-^*)
そして・・・巻機山山頂
9
そして・・・巻機山山頂
素晴らしい景色
ニセ巻機山
絶景を堪能しながら
時々尻セードでキャーキャー言いながら降りていきます
10
絶景を堪能しながら
時々尻セードでキャーキャー言いながら降りていきます
途中樹林帯の下りがいやらしかったけれど
無事に沢コース登山口に到着
3
途中樹林帯の下りがいやらしかったけれど
無事に沢コース登山口に到着
米子沢と桜
土合駅到着
お疲れ様でした
14
土合駅到着
お疲れ様でした

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター 毛帽子 ザック アイゼン ピッケル スコップ 行動食 非常食 飲料 水筒(保温性) ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ カメラ ポール シェラフ カラビナ×2 環付カラビナ×2 スリング×3
共同装備
調理用食材 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 調理器具 GPS ツェルト テント テントマット 補助ロープ8mm×20m

感想

4月11日〜12日でソロで入る計画を立てた。
でも11日の天候が良くない予報だったので月末に延期。

私より断然男前?の山友のMちゃん(華奢なわりに歩荷力が半端ない)と
さらに上をいく男前?のKちゃん(厳冬期の行者小屋でツエルト泊するツワモノ)と
女3人でどこか山に行こうという話があがっていたので、声をかけてみた。
Kちゃんは都合がつかず残念だったけれどMちゃんと女2人の上越国境縦走決定!
前夜は土合駅に駐車した車中でぐんまちゃんワンカップの酒宴で日付が変わるのも気付かず盛り上がり翌日寝不足のままのスタート(^^;

初日はスローペースでのんびり歩く。
とっても暑くてクールダウンに時々食べる雪が美味しかった♪
2日目は核心部と思われた柄沢山も雪の安定している朝のうちに抜けられ
時間に余裕もありこの上越国境稜線を心から楽しむことができました。

谷川は大好きな山域。
またひとつ谷川山域の歩いたことのない見たことのない美しい景色に出会えました。
1人での山歩きも好きだけれど、気立てのいい優しいMちゃんと
ゆっくりテントを背負ってこの絶景を一緒に感動できたことが何より嬉しかった。

山って色々な楽しみ方がある。
今回また山に夢中になる山行ができたことに感謝です。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:5352人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら