大島山・本高森山


- GPS
- --:--
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,171m
- 下り
- 1,171m
コースタイム
天候 | ☀ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年05月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
(アプローチ) ・中央道/松川ICから5分の高森ゴルフ場を目指し、クラブハウスを左に見て林道 を奥へ。未舗装となった先間もなく右側に登山口。駐車スペースは登山口すぐ奥 に2~3台、その他ゴルフ場から登山口までの間の所々にあり。 (コース状況) ・本高森山までは概ね開放的な稜線歩き。合目表示や標識も多く危険個所もない。 ・その先、大島山への上澤新道はシーズン初のせいか笹が伸びたり倒れたりしてル ートを完全に覆っている箇所が多数。笹に隠れた踏み跡は概ね明瞭かつ方向も素 直で道迷いの心配はないが、足元が見えないので下りではスリップ・躓き・踏み 外しに注意。 |
写真
感想
・GW前半の北アルプスがあれだけ空いていたからには、好天が予想される後半は有名な山域どこも大混雑だろう。予定の南ア遠征を中止し、またも松川方面へ。
・高速事故による思わぬタイムロスで登山口に立ったのは既に8時過ぎ。おまけに足も重い。未踏の大島山まで足を延ばしてみたいのだが。
・「よく踏まれた」という表現がぴったりの登山道。階段等の人工物は無く、木の根が露出する程荒れてもいない。ふかふかの土の緩やかな登りが足をほぐす。
・一汗かく頃、尾根上にコメツガの巨木がドーンと。ネットで見たどの山行記録にも写真がある通り、現れ方も佇まいもなかなかの存在感。本格的な登りにかかる目印でもあり、この後すぐに急登が待っている。15分ほどの苦しい登りに音を上げかけると、出来すぎたタイミングで展望台着。南アルプス方面も天気は良さそうだ。ちょっと残念。
・この後は尾根通しの急登・小ピーク越えと平坦歩きの繰り返し。ヤセ尾根やトラバース等のスパイスも効いた変化のある径をちょうど2時間で本高森山に到着。山頂は木々に囲まれ展望なし。羽虫も多く落ち着かない。
・20分程休んでかえって重くなった足をさすりつつ、上澤新道へ踏み出す。ココまでのルートに比べ明らかに幅が狭く笹も濃い。最初は急斜面のトラバース、ついでヤセ尾根と急降下が続き、小さなザレ場脇を幾つか通過すると、ふいに視界が開けて笹原の登りに。里見平というらしい。左には安平路山、振り返ると本高森山がすっきり見えて気持ちはよいが、日当たりだけに笹の成長がよく、徐々に笹コギの雰囲気に。
・里見平を抜けると、暫くは樹林帯への出入りを繰り返す平坦な径が続く。しかし笹はいよいよ勢いを増し、所々でルートを完全に覆い隠すようになった。掻き分ければ踏み跡は確認できるし、その踏み跡は概ね素直にまっすぐ伸びているので道迷いの心配はないが、何せ足元が見えないので慎重に。こうした箇所が山頂までそこかしこに出てくる。特にもう少し先にある大きなザレ場の真上の急坂、ここで万一転倒でもすれば・・・、僅かな距離だが下りでは少々腰が引けた。
・結構太い木々が連なるヤセ尾根を過ぎると、後は山頂まで急登に次ぐ急登。日差しを背中にまともに受ける暑苦しさに、ここまでの疲れも加担する。進んでは休み、進んでは休みのカメの歩みで、のろのろと高度を稼いでいく。(休むのはカメでなくウサギか)
・幾つか坂を越えるとようやく大島山頂が近くに見えた。元気回復。ほどなく未だ雪で覆われたテント場に差し掛かると一張りのツェルトを発見。主人は不在だが、地味ぃ~な感じが相当な達人を思わせる。
・山頂への最後の登りは、大川入山に似た笹原と風衝木の間を行く径。本高森山から1時間半で山頂に到着。しかしもっと遠くへ来たと思える山深さだ。先客一名、先ほどのテントの持ち主だった。早朝から烏帽子・念丈を回ってきたそう。登山歴50年、国内の名だたる山は殆ど登り尽くし、傍らにはザックでなく背負子。本物の達人でいらっしゃいました。
・展望はやや霞がかっているものの、ぐるり360°の贅沢。しかしそれ以上に暖かい日差しと、少し冷たいが柔らかい風とのコンビネーションが何とも心地よく、久しぶりに尻が重くなる。ふと見ると達人も昼寝中だ。
・彼が目を覚ましたのを頃合いに、挨拶をして帰路につく。登山口まで2時間余り、いつもながらに「こんな急坂、よく登ったよな」などとつぶやきつつ。今日出会った登山者は、登り始め間もなく追い越したこれもベテランっぽい男性と、山頂の達人の二人きり。
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