津山市 声ヶ乢〜山形仙〜三浦〜声ヶ乢



- GPS
- 04:57
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 705m
- 下り
- 710m
コースタイム
- 山行
- 4:44
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 4:53
歩行距離10.5km、歩行時間4時間30分、歩行数15,800歩
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ここ(峠)が満車なら近くに10台程駐車できるスペースがあります。 縦走の人でしょうか?デポチャリをしている人もいました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口から山形仙までは道が非常に整備されており、また高度差もあまりないので、快適かつ安全な登山ができます。 山形仙の尾根から下るルートは北西、西南西、南と3つ程あるようなのですが、西南西に延びる滝尾ルートを除き、はっきりとした山道はないように思います。地形図上に登山道が描かれていたとしても、ないものとしてルートファインディングしながら進む必要があります。今回は三浦に向かう沢を北西に下るルートを選択しましたが、まるで罰ゲームでした(*_*; 車道と並行に延びている津川川沿いの道はトンボや花の宝庫ですが、獣フェンスが何度も出て来て、その度にフェンス越えを強いられます。 最後の声ヶ乢(こえがたわ)までの車道を上っていく道はひたすら登り道です。山行の最後に長い登りが続きます。 |
その他周辺情報 | 登山の起点となるウッドパーク声ヶ乢(こえがたわ)は標高500m前後の高度にあり、春は約1,200本のソメイヨシノやヤエザクラ、ヤマザクラなどの桜やこぶし、初夏には約2,000本のアジサイや広戸仙山道沿いにたくさんのドウダンツツジが咲くなど、四季を通じて41種類の樹木を楽しむことができます。 |
写真
樹上性の傾向が強く、木を垂直に登れます。地表面での活動も多く、この時は人の気配を感じてフリーズしていました。噛まれる心配はまずありませんが、踏むといけないのでさっさと逃げてほしかったのですが・・・。
城の上を指しているのか、城の側を指しているのか、はたまた城壁の辺りをさしているのか、よく分かりませんでした。この木の裏側に「三浦」と書かれた矢印の標識がありました。途中から細い踏み跡は消え、崩れやすい土の急な下りになりました。
杉の倒木の上を越えるのか、下をくぐるのか、しばらく障害物下山が続きました。これでもここが一番安全なルートでした(・。・)これを過ぎてしばらくすると沢に出ました。木が茂り石がごろごろしたところがほとんどですが、一部は細い踏み跡がある杉林でした。
沢沿いの道は途中で岩が埋まった脇を進むようになり、急に傾斜がきつくなったので、巻き道をすると滝が出てきました。ここを過ぎるとまた崩れやすい土、倒木、小さな杉林と状況がめまぐるしく変わりました。
最後の杉林の歩きやすい道から三浦集落のコンクリートの道に出ました。津川川沿いのこの道はトンボロードになっていました。無数のトンボが飛び交い、油断していると写真のように私の帽子にオス(羽が茶色いほう)とメスが仲良くとまっていました。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
防寒具
軍手
雨具
日よけ帽子とフード
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
アタックザック
ザックカバー
地形図
コンパス
ファスナー付クリアーファイル
筆記用具
携帯
時計(防水)
タオル
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(山使用可能)
eTrex30(GPSナビゲーター)
|
---|---|
備考 | そろそろ虫がたくさん出てきたので防虫対策も必要です。 |
感想
久しぶりに岡山県の県北の山に登りました。当初はカタクリの花を期待していたのですが、もうすでに終わっているようすでした。しかし、ヤマフジを筆頭にコース上にたくさんの旬の花が咲いており、行く先々で目を楽しませてくれました。そのうちのほんの一部を写真と解説で紹介しています。
山形仙の尾根には今回出くわした所<写真12、13>以外にも城跡がいくつかあったに違いありません。尾根全体が山城を築きやすい地形をしています。東西の山道ルートは比較的フラットな地形なのですが、南北は急峻な地形で南北から攻めようがありません。また他の山城がある地形同様、尾根が何か所かで枝分かれしています。情報に乏しい山域ですので詳しいことは分かりませんが、機会があれば声ケ乢(こえがたわ)から滝尾までゆっくりと探究しながら再訪問したいものです。
山形仙からはどのルートを下るか迷いました。もっとも安全かつ確実なのは、滝尾方面に抜けていく南西ルートなのですが、滝尾から声ケ乢(こえがたわ)に戻ってくるまでの道のりが長く自転車のデポもしていないので、地形図上に途中まで山道がついている三浦コースにしました。
この三浦コースは標高700mの尾根までは普通に歩けたものの、そこから谷へ下りるはずの道が急に不明瞭となりました。谷に下りてからも、沢上の岩の上を歩いていくのか、それとも左岸または右岸を巻くのがいいのか、ルートファインディングに非常に苦労しました。人が数年間踏み入れていない山道はもう自然に戻っていると考えるのが常道のはずでしたが、倒木が多く林業の跡が随所に見られたので、必ず道があるものと考え進んだのが過ちのもとでした。
しかし、このコースを進んだために想定外の滝や多くの動植物に出会えたのも、運命の導きだったのかもしれません。また、読図力のいいトレーニングにもなり、まだ当面はどんなルートを進んでも最終目的地には到達できるというスキルを維持できそうです。
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