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Yamareco

記録ID: 6427920
全員に公開
雪山ハイキング
八ヶ岳・蓼科

赤岳天望荘泊、再び(杣添尾根ピストン)

2024年02月03日(土) 〜 2024年02月04日(日)
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
12:05
距離
10.9km
登り
1,246m
下り
1,249m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:01
休憩
1:49
合計
7:50
距離 5.5km 登り 1,118m 下り 148m
7:51
7:52
95
11:03
12:01
79
13:19
13:38
12
13:50
6
13:56
14:02
7
14:09
14:16
9
14:24
14:30
14
14:44
6
2日目
山行
3:22
休憩
0:48
合計
4:10
距離 5.4km 登り 138m 下り 1,108m
7:48
9
7:57
17
8:14
8:28
17
8:44
8:49
6
8:55
9:06
2
9:09
9:20
10
9:30
9:36
47
10:46
10:47
38
11:25
3
11:58
ゴール地点
天候 2/3 快晴。そよ風。
2/4 雪。風はそこまで強くはない。杣添尾根を下る頃には晴れ。
過去天気図(気象庁) 2024年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
5:45駐車場着。4番手。
7:00に出発する頃には残りのスペースはあと2台といったところか。
コース状況/
危険箇所等
2/3 登りはお日柄もよく、危険箇所無し。
1/4の時よりも雪が積もってくれたので、煩わしい石が雪の下となり、かなり歩きやすくなりました。
別荘地帯から車道交点までツボ足。
標高2300m辺りまでチェーンスパイク。
そこから天望荘まではアイゼン。
去年の今頃より雪があったので、横岳からの危険なトラバース道もトレースがしっかり付いていて歩きやすかったです。

2/4 昨晩からの降雪で、一転して難易度は上昇。トレースが消され、且つ風により雪が積もっているので踏み抜きも多数。スタミナと集中力が削られていきます。
極めつけは杣添尾根分岐直下の下り。ノントレースで視界不良。ホワイトアウトとまでは行かなくとも、マメにGPSで現在位置を確認しながら進まないと明後日の方向に行ってしまいそうで、前後不覚となる恐ろしさを体感できました。
樹林帯に入ってからはトレースも残っていて、アイゼンがしっかり刺さるので快適に帰れました。
が、別荘地帯からは昨日の陽気で雪が溶けてスケートリンクに。その上に薄っすら雪が積もっていたので、最後までアイゼンか、チェーンスパイクを付けていたほうが安全でした。私は途中でツボ足になり、転倒しました。
その他周辺情報 毎度おなじみ、ナナーズ小海店でお買い物して帰宅。
5:45頃に到着。駐車場は4番手。
家を出る前にカフェイン錠剤を飲むも眠くなり、出発を一時間遅らせ、寝入ってました。
2024年02月03日 07:01撮影 by  Pixel 6a, Google
2/3 7:01
5:45頃に到着。駐車場は4番手。
家を出る前にカフェイン錠剤を飲むも眠くなり、出発を一時間遅らせ、寝入ってました。
別荘地帯の境界のゲートの先。スケートリンク状態のところもあり、危険。
2024年02月03日 07:28撮影 by  Pixel 6a, Google
2/3 7:28
別荘地帯の境界のゲートの先。スケートリンク状態のところもあり、危険。
漸くここは煩わしい石が雪で覆われて、歩きやすくなりました。
2024年02月03日 07:32撮影 by  Pixel 6a, Google
2/3 7:32
漸くここは煩わしい石が雪で覆われて、歩きやすくなりました。
序盤は消耗を抑えるため、チェーンスパイクで登っていきます。
2024年02月03日 08:27撮影 by  Pixel 6a, Google
2/3 8:27
序盤は消耗を抑えるため、チェーンスパイクで登っていきます。
この辺りから、斜度が緩やかになります。
毎度のことながら、杣添尾根は修験の道です。
2024年02月03日 08:33撮影 by  Pixel 6a, Google
2/3 8:33
この辺りから、斜度が緩やかになります。
毎度のことながら、杣添尾根は修験の道です。
標高2300m手前から、雪質も変わり、チェーンスパイクでは歯が立たずにズルズルと滑り出しました。アイゼンに換装。
2024年02月03日 09:25撮影 by  Pixel 6a, Google
2/3 9:25
標高2300m手前から、雪質も変わり、チェーンスパイクでは歯が立たずにズルズルと滑り出しました。アイゼンに換装。
展望のない杣添尾根、やっと富士山が見える地点まで登ってきました。
2024年02月03日 10:30撮影 by  Pixel 6a, Google
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2/3 10:30
展望のない杣添尾根、やっと富士山が見える地点まで登ってきました。
展望台にて補給をして装備を換装していたら、下山してきた人と意気投合して小一時間も話し込んでしまった。よって奥の院には行かないことにしました。
2024年02月03日 11:04撮影 by  Pixel 6a, Google
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2/3 11:04
展望台にて補給をして装備を換装していたら、下山してきた人と意気投合して小一時間も話し込んでしまった。よって奥の院には行かないことにしました。
目的地は見えるけど、この日の核心部は残っているので気を抜けません。
2024年02月03日 11:05撮影 by  Pixel 6a, Google
2
2/3 11:05
目的地は見えるけど、この日の核心部は残っているので気を抜けません。
この斜面、モルゲンロートで染まったら綺麗だろうな…
2024年02月03日 12:42撮影 by  Pixel 6a, Google
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2/3 12:42
この斜面、モルゲンロートで染まったら綺麗だろうな…
最後の急登、この日の陽気で雪が緩み、ちょっと登りづらかったです。
2024年02月03日 12:44撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
1
2/3 12:44
最後の急登、この日の陽気で雪が緩み、ちょっと登りづらかったです。
登ってきた道を振り返る。展望台から分岐までが杣添尾根のハイライトですよね。
2024年02月03日 12:57撮影 by  Pixel 6a, Google
2/3 12:57
登ってきた道を振り返る。展望台から分岐までが杣添尾根のハイライトですよね。
横岳無名峰からパノラマ撮影。この辺りから赤岳に向かうに連れ、お気に入り構図を探していきます。
2024年02月03日 13:18撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
2
2/3 13:18
横岳無名峰からパノラマ撮影。この辺りから赤岳に向かうに連れ、お気に入り構図を探していきます。
振り返って奥の院を撮影。
2024年02月03日 13:20撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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2/3 13:20
振り返って奥の院を撮影。
横岳から下りの難所その一、梯子。
2024年02月03日 13:36撮影 by  Pixel 6a, Google
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2/3 13:36
横岳から下りの難所その一、梯子。
大きな岩稜、それが横岳。実は八ヶ岳No.2の高さなんですよね。
杣添尾根から見るとパッとしないけど、他の方向からは迫力のある山容。まるで山岳界のびんぼっちゃま。
2024年02月03日 13:43撮影 by  Pixel 6a, Google
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2/3 13:43
大きな岩稜、それが横岳。実は八ヶ岳No.2の高さなんですよね。
杣添尾根から見るとパッとしないけど、他の方向からは迫力のある山容。まるで山岳界のびんぼっちゃま。
こうやって眺めていると、赤岳は横岳側から撮影すると、朝焼けも夕焼けもどちらもイケるということがわかりますね。
2024年02月03日 13:48撮影 by  Pixel 6a, Google
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2/3 13:48
こうやって眺めていると、赤岳は横岳側から撮影すると、朝焼けも夕焼けもどちらもイケるということがわかりますね。
本日の難所その2。去年の今頃より雪が多いです。年末の雪の少なさに今年は大丈夫なのかと心配していましたが、年が明けてからだいぶ盛り返しましたね。
そして、トレースがしっかり付いていたので、そこまで恐れる必要はなし。
2024年02月03日 13:53撮影 by  Pixel 6a, Google
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2/3 13:53
本日の難所その2。去年の今頃より雪が多いです。年末の雪の少なさに今年は大丈夫なのかと心配していましたが、年が明けてからだいぶ盛り返しましたね。
そして、トレースがしっかり付いていたので、そこまで恐れる必要はなし。
…とはいえ、落ちたらゲームオーバー。
2024年02月03日 13:54撮影 by  Pixel 6a, Google
2/3 13:54
…とはいえ、落ちたらゲームオーバー。
トラバースしてきた道を振り返る。
2024年02月03日 13:59撮影 by  Pixel 6a, Google
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2/3 13:59
トラバースしてきた道を振り返る。
何度も足を止めて撮ってしまいます。
2024年02月03日 14:08撮影 by  Pixel 6a, Google
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2/3 14:08
何度も足を止めて撮ってしまいます。
ここが難所3。
雪質的に滑落の心配はなかったけど、足を取られて怪我をするリスクあり。
2024年02月03日 14:11撮影 by  Pixel 6a, Google
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2/3 14:11
ここが難所3。
雪質的に滑落の心配はなかったけど、足を取られて怪我をするリスクあり。
この日はじっくり赤岳を主題に、どう撮るのが良いかポイントを探しながら歩いていました。
2024年02月03日 14:15撮影 by  Pixel 6a, Google
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2/3 14:15
この日はじっくり赤岳を主題に、どう撮るのが良いかポイントを探しながら歩いていました。
私は右側のトレースを選択しました。
ここは南斜面なので、雪が緩んでいて歩きにくいです
2024年02月03日 14:17撮影 by  Pixel 6a, Google
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2/3 14:17
私は右側のトレースを選択しました。
ここは南斜面なので、雪が緩んでいて歩きにくいです
日がちょっと傾いてきて、若干色づいているのが良いんですよ。小屋泊でなければなかなかこの時間帯にこんなところに居ませんからね。
2024年02月03日 14:22撮影 by  NIKON Z 7_2, NIKON CORPORATION
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2/3 14:22
日がちょっと傾いてきて、若干色づいているのが良いんですよ。小屋泊でなければなかなかこの時間帯にこんなところに居ませんからね。
手前の細長い黒い岩頭、二十三夜峰があまり目立たないように配置するのが工夫しどころなんです。
2024年02月03日 14:24撮影 by  Pixel 6a, Google
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2/3 14:24
手前の細長い黒い岩頭、二十三夜峰があまり目立たないように配置するのが工夫しどころなんです。
横岳を下りきり、あと少し。
2024年02月03日 14:37撮影 by  Pixel 6a, Google
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2/3 14:37
横岳を下りきり、あと少し。
前回はお顔に海老の尻尾が付いていましたが、今日はきれいなお顔です。
2024年02月03日 14:43撮影 by  Pixel 6a, Google
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2/3 14:43
前回はお顔に海老の尻尾が付いていましたが、今日はきれいなお顔です。
お腹が空いてしまい、赤岳に登る気力は皆無
2024年02月03日 14:50撮影 by  Pixel 6a, Google
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2/3 14:50
お腹が空いてしまい、赤岳に登る気力は皆無
翌朝は天気悪く。とはいえ、回復の見込みがある10:00まで待てなかったので、下山を決行。視界は40mってとこでしょうか。幸いにして風はそこまで強くなかったのが判断材料に。
2024年02月04日 07:50撮影 by  Pixel 6a, Google
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2/4 7:50
翌朝は天気悪く。とはいえ、回復の見込みがある10:00まで待てなかったので、下山を決行。視界は40mってとこでしょうか。幸いにして風はそこまで強くなかったのが判断材料に。
昨夜の雪で昨日あったトレースは全てかき消されていました。
横岳方面に向かっていたのは私が一番手だったのですが、追いついてきたガイドさんのパーティーに先頭を譲りました。
新雪のため、重量級の私はトレースを崩壊させてしまい、難儀しました。
2024年02月04日 08:36撮影 by  Pixel 6a, Google
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2/4 8:36
昨夜の雪で昨日あったトレースは全てかき消されていました。
横岳方面に向かっていたのは私が一番手だったのですが、追いついてきたガイドさんのパーティーに先頭を譲りました。
新雪のため、重量級の私はトレースを崩壊させてしまい、難儀しました。
登りきってからの撮影。トレースがハッキリ写りませんね。
2024年02月04日 08:47撮影 by  Pixel 6a, Google
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2/4 8:47
登りきってからの撮影。トレースがハッキリ写りませんね。
西斜面のトラバースもご覧の通り。風が吹き上がってくるのですぐにトレースも消されてしまいます。ここが一番怖かったかな。
2024年02月04日 09:05撮影 by  Pixel 6a, Google
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2/4 9:05
西斜面のトラバースもご覧の通り。風が吹き上がってくるのですぐにトレースも消されてしまいます。ここが一番怖かったかな。
やっと分岐まで来ました。
が、失念してました。杣添尾根コースはマイナーコースゆえ、全くトレースがなかったということを。ガイドさん達は硫黄岳方面に向かった模様。
2024年02月04日 09:34撮影 by  Pixel 6a, Google
2/4 9:34
やっと分岐まで来ました。
が、失念してました。杣添尾根コースはマイナーコースゆえ、全くトレースがなかったということを。ガイドさん達は硫黄岳方面に向かった模様。
辛うじて先を見渡せるからまだよかったですが、ホワイトアウトしたら完全に詰んでました。
2024年02月04日 09:44撮影 by  Pixel 6a, Google
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2/4 9:44
辛うじて先を見渡せるからまだよかったですが、ホワイトアウトしたら完全に詰んでました。
尾根が細くなってきたので、やっと一安心。
2024年02月04日 09:52撮影 by  Pixel 6a, Google
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2/4 9:52
尾根が細くなってきたので、やっと一安心。
県界尾根と真教寺尾根が見えました。
2024年02月04日 10:20撮影 by  Pixel 6a, Google
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2/4 10:20
県界尾根と真教寺尾根が見えました。
樹林帯まで来て、展望台を通過していたことに気がつく。雪で埋まってて全く気が付きませんでした。
2024年02月04日 10:28撮影 by  Pixel 6a, Google
2/4 10:28
樹林帯まで来て、展望台を通過していたことに気がつく。雪で埋まってて全く気が付きませんでした。
赤岳に登らずとも、赤岳は被写体向けの山だと思っているのでそれでも良いんです。
4
赤岳に登らずとも、赤岳は被写体向けの山だと思っているのでそれでも良いんです。

感想

今年2度目の赤岳展望荘泊です。
前回は美濃戸からでしたが、今度はおなじみの杣添尾根から。
全ては朝焼け、夕焼けに染まる赤岳を撮影したかったのですが…なかなかままならないものです。
そして、下山時は雪が降る中の行軍となりました。トレースが無いというのは、なかなかにスリリングでした。とはいえ、下山できたので良い経験となりました。

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