阿蘇山(仙酔峡ルート)



- GPS
- 04:07
- 距離
- 5.4km
- 登り
- 721m
- 下り
- 711m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
水洗トイレは冬季閉鎖中で、簡易トイレが一つ |
コース状況/ 危険箇所等 |
噴火警戒レベル2なので火口から1km以内は立入禁止 雪なし、岩に霜が付いている程度 途中暑くてシェルを脱ぐ時もあった |
その他周辺情報 | 内牧温泉宝湯(400円・無料でタオルとシャンプーセット貸与) |
写真
感想
2月の三連休、夏目漱石『草枕』熱の高まりが先か旅行計画が先かはともかくとして、熊本へ草枕しに行くことに。
一日目は天草で隠れキリシタンの遺構を見た。
山へ入る時のオラショ
「たねはやつ、むねはここのつ、戸は一つ。あんめんじんす」
写真を撮ることができなかったので、正しいかどうか怪しいけど、しばらくは山へ入る前に唱えていそうなマイブーム。
二日目は平成28年の震災後にオープンした熊本城を見てから、『草枕』の一部を辿るお散歩。
おい、と声をかけたが誰もいない峠の茶屋、竹藪の中を登る石畳の道、漱石が滞在した前田家別邸、海に面して列をなす蜜柑の段々畑。
正面は海、背後には斜面という後半の場面はきっとこんな感じの所だったに違いないと勝手に合点する。
帰り道、用水路に落ちかけて危うく私も風流な土左衛門になるところだった。
そして一番天気がいい日を狙った三日目、いよいよ九州初の百名山阿蘇山に。
序盤から溶岩でできた岩の斜面を登る。
空の青と地面の赤のコントラストがくっきり。
心配していた雪は全くなく、太陽が正面から照り付けて時に暑いぐらいに感じることもあった。
岩を登り切るとそこは360度広がる天空の世界。
ぽっかりと浮かぶ九重連山や霧島連山、激しいギザギザの根子岳が遠い島のように見えた。
これらは皆いつか次に九州に来た時に行きたい山候補である。
中岳からはようよう噴火口が近づき、ガスが垂直に立ち上る様子に、火の国熊本を感じた。
なかなか行くことのできない九州だが、山だけでなく、好きな歴史や小説、地元の名物を食べる中で新たな発見もあり、満ち足りた草枕となった。
感謝を込めて、あんめんじんす。
コメント
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九州に遠征とは素晴らしいですね!!
この季節の関東・中部は雪の中なので、このように雪なしの快晴のお山は気持ち良さそうですね!
さらに、締めの赤うし丼はとても美味しそう!?
いつもアグレッシブなYaneoさんの山行は爽快な感じで楽しく見させて頂いております。
先月までは多少の積雪もあったようですが、実際行ってみたら風は冷たいものの暖かい日差しで気持ちの良い山歩きになりました!
関東近郊で雪のある登りやすい山にも行きたいな〜と思っているので、こちらこそしんさんのレコも参考にさせていただくかもしれません🙌
あか牛丼はふわふわで美味しゅうございました!
九州の漬物は甘いのが特徴ですね。
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