記録ID: 651032
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無雪期ピークハント／縦走
御在所・鎌ヶ岳
雨乞岳（摩擦係数が勝負のコクイ谷コース）
2015年05月31日(日) [日帰り]
三重県
滋賀県
nakkan
mimikaki
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 820m
- 下り
- 803m
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日帰り
- 山行
- 8:25
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 10:00
15:50
ゴール地点
| 過去天気図（気象庁） | 2015年05月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
崩壊のため道幅が極端に細くなっているところが随所にあり。通過時は、細心の注意が必要。特にコクイ谷は、「危険な箇所が多い沢。十分な装備と図読力のある熟練者以外は入山を控えてください」との注意書きがあるとおり、それなりの心構えが必要です。 |
写真
武平峠トンネル西出口の駐車場。道の反対側にも駐車スペースあり。
案内標識はよく整備され、迷うことはありません。（途中までは・・・）
東雨乞岳に近づくと、辺りはササの斜面に一変。そして運悪く突然のガスが一面に立ち込めだした。
さらに東雨乞岳では強風が吹き荒れ、立っているのも困難なぐらいの最悪の状況になりました。
360度の展望を見ることもなく、そそくさと東雨乞岳を後にして、雨乞岳に向かいました。が、どうもおかしい。目と鼻の先にあるはずの雨乞岳に辿り着けない。こんなところで道迷いだ。ガスも晴れない。仕方ないので、ちょっと早いが1回目の昼食タイムにした。
5/31 9:12
360度の展望を見ることもなく、そそくさと東雨乞岳を後にして、雨乞岳に向かいました。が、どうもおかしい。目と鼻の先にあるはずの雨乞岳に辿り着けない。こんなところで道迷いだ。ガスも晴れない。仕方ないので、ちょっと早いが1回目の昼食タイムにした。
食事の後、気を取り直していったん東雨乞岳に戻り、そしてやっとの思いで雨乞岳に到着。ガスはまだ晴れないが彼方には、かすかに御在所岳が現れた。
5/31 10:16
食事の後、気を取り直していったん東雨乞岳に戻り、そしてやっとの思いで雨乞岳に到着。ガスはまだ晴れないが彼方には、かすかに御在所岳が現れた。
雨乞池。その昔、この池の周りで「雨乞い」をしたという。のんびりした時代があったものだ。
雨乞岳からピストンで戻るか、コクイ谷経由の周遊コースをとるか、実はこの時点では決めていなかった。まだ時間も早いし、とにかく杉峠まで行こう・・・となった。写真は、途中で奇岩を見つけステッキで突き回す仲間。
3
5/31 10:38
雨乞岳からピストンで戻るか、コクイ谷経由の周遊コースをとるか、実はこの時点では決めていなかった。まだ時間も早いし、とにかく杉峠まで行こう・・・となった。
写真は、途中で奇岩を見つけステッキで突き回す仲間。
写真は、途中で奇岩を見つけステッキで突き回す仲間。
この後、悲劇が襲った。仲間の一人が滑落したのだ。幸いにも大事には至らなかったが、愛用のステッキは折れ曲がり、脇腹に打撲傷を負った。写真は、滑落現場。
2
5/31 11:09
この後、悲劇が襲った。仲間の一人が滑落したのだ。幸いにも大事には至らなかったが、愛用のステッキは折れ曲がり、脇腹に打撲傷を負った。写真は、滑落現場。
杉峠で怪我の手当てをして、今後のコースを検討した。結論は、「今下った急な坂道を登り返すのはしんどい」から、コクイ谷経由で帰ることになった。
5/31 11:14
杉峠で怪我の手当てをして、今後のコースを検討した。結論は、「今下った急な坂道を登り返すのはしんどい」から、コクイ谷経由で帰ることになった。
その昔、こんな所で人々が生活していたなんて信じられないが、当時の工作物が今も残り、その痕跡を辿った。
さて、いよいよコクイ谷出会いに到着した。もう、後戻りもエスケープルートを辿ることもできない。コクイ谷の入り口には、はっきりと注意書きがある（コース状況欄参照）。危険を承知で足を踏み入れた。
5/31 13:06
さて、いよいよコクイ谷出会いに到着した。もう、後戻りもエスケープルートを辿ることもできない。コクイ谷の入り口には、はっきりと注意書きがある（コース状況欄参照）。危険を承知で足を踏み入れた。
わずかな踏み跡とテープを頼りに歩を進めて行く。先頭員が先を見極めながら慎重に進路を選ぶ。視力2.0の2番員が「違う、こっちにテープがあるぞ！」。3番員は、要所でスマホの地図データーで確認。
5/31 14:12
わずかな踏み跡とテープを頼りに歩を進めて行く。先頭員が先を見極めながら慎重に進路を選ぶ。視力2.0の2番員が「違う、こっちにテープがあるぞ！」。3番員は、要所でスマホの地図データーで確認。
登山道のコンディションも悪い。登山靴と濡れ岩との摩擦係数を誤れば数メートル下の川底に転落する。斜面になった岩に足を乗せ、体重を移す時に「頼むからスベらないで。持ちこたえてね、ソール君」と祈った。
5/31 13:40
登山道のコンディションも悪い。登山靴と濡れ岩との摩擦係数を誤れば数メートル下の川底に転落する。斜面になった岩に足を乗せ、体重を移す時に「頼むからスベらないで。持ちこたえてね、ソール君」と祈った。
そして、モンベルとキャラバンとシリオのそれぞれの登山靴は、無事にその役目を果たし、コクイ谷を抜け出すことができた。
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