花と滝とブナの原生林☆横山岳(白谷本流〜東尾根)

- GPS
- 06:50
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 941m
- 下り
- 939m
コースタイム
| 天候 | 晴れ時々曇り(山頂はガスで展望なし) |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
登り 《白谷本流コース》 踏み跡は明瞭で案内看板も多く道迷いの心配は少ないですが、沢沿いに歩く道なので水量の多い日は注意が必要かも知れません。2つの滝を越えていく辺りから特に険しい急登が続きますが、危険な箇所はロープがあるので安心だと思います。 下り 《東尾根コース》 前半は展望のある道で、後半は県下最大と言われるブナの原生林を楽しめる道です。なだらかで歩き易い道が多いですが、一部の急な道も本流コース同様ロープ等で整備されているので安心です。 東尾根登山口からは広域林道〜網谷林道を経て駐車場に至ります。 |
| その他周辺情報 | 己高庵 大人500円 http://www.kokouan.net/index.htm |
写真
感想
6月に入り、関西地区は梅雨入りしたばかりですが、金曜日に降っていた雨は土曜日には上がって好天になりそうだったので、湖北の名峰、横山岳に行って来ました。
先週の能郷白山同様、冬は豪雪地帯になる山域なので、新緑の季節に是非登ってみたいと思っていた山なんです。
木之本インター近くの道の駅で車中泊をして、国道8号線から303号線を経由して、白谷登山口の無料駐車場に早朝の5時過ぎに到着しました。
道の両面に作られた駐車場は両方で20台ほどは停められそうですが、先週同様に今日も私たちが一番乗りなようです。
駐車場には白谷小屋もあり、無人ですがとても広く、休憩にも宿泊にも利用できそうです。
横山岳は熊が生息する山らしいので、出来れば朝一番に山に入りたくないところですが、少しゆっくりと準備をしながら他の登山者を待っても、どうやら誰も来ないので、熊鈴を付けて6時に駐車場を出発しました。
白谷本流コースと書かれた案内板から入り、広くて平坦な道を歩きます。
10分程で再び看板があって、小さな沢を渡ってから登山道になりました。
沢沿いに急登混じりの道で高度を上げますが、下調べで横山岳は花の名山との前評判の通りに、いくつもの種類の花を見ながら歩いていきます。
前日の雨は未明まで降り続いていたので、登山道の木々や山野草はしっとりと濡れていて、歩くうちに袖や裾も濡れますが不快ではありません。
歩く途中から視線の左側に広域林道のガードレールが目に入り、登っていくとその広域林道に出て、左に折れるとすぐに太鼓橋があり、橋を渡って林道を歩くのかと思ったら、橋の手前に登山道が伸びていました。
再び沢沿いの道になり、スタートから1時間で『経の滝』に着きました。
落差のある豪快で力強い滝です。
『経の滝』の左側から高巻きしますが、かなりの急傾斜です。
ロープに助けられながら、更に谷を詰めていくと『五銚子の滝』が現れました。『経の滝』に比べると水量は少ないですが、幾重にも折り重なる白糸の様な優しく美しい滝です。
雨の翌日なので谷筋の道は少し不安があったのですが、何度かあった渡渉も特に問題もなく、それ以上に対照的な2つの滝を見れる本流コースを登りに選択して正解だったと思います。
そして道は『五銚子の滝』を過ぎても、急な傾斜が緩まるどころか、どんどんと増していき、いつしか沢を離れて、次々と岩場が襲ってくる道になるものの、ロープや、木の根っこや、露岩の出っ張りに助けられながら少しずつ高度を上げていきます。
やがて急峻な登り道の中で、「ガンバレ!頂上まで300m」と書かれた看板があり、その後も200m、100mと励まされながら、スタートから3時間20分の9:20に横山岳(1,132m)の西峰の山頂に到着しました。
頂上はいつの間にかガスに包まれて、山頂にあった物置の上の展望台(?)からも展望は全くありません。
横山岳は双耳峰で、二等三角点のある山頂は西峰になり、東峰は標高では1m低い1,131mですが、その展望は西峰を凌ぐとのこと。
途中でガスが晴れてくれればいいなと願いながら、東峰に向かいます。
歩いてきた道を少し戻って、東峰への分岐から稜線を進みます。
稜線の尾根道は西峰から初めの間は木々に遮られていますが、徐々に周囲が開けて展望のいい道になります。晴れていれば…
尾根道の両側はただ白いガスが広がるだけで、展望もなければ、高度感も全然ありません(笑)
ただ道中で見たことのなかったギンリョウソウを発見してテンションが上がりました。
それほどアップダウンもない稜線を30分ほどで東峰に着きました。
もちろん展望はなく、西峰に比べると狭いピークですが、ガスが晴れるのを期待して、少し休憩をすることにしました。
20分ほど経ってもガスに切れ目もなく、流れている様子もないので展望は諦めて下山しました。
帰りの東尾根コースは本流コースとは打って変わって、なだらかな道が続きます。前日の雨か、それともガスに包まれたからなのか、登山道の足元が適度に湿って、クッションが効いて歩き易いんです。
急な道も勿論ありますが、必ずロープが設置されていて苦になりません。
ただ最後に林道の登山口に下りるまでの尾根は、かなり急な上にロープがなかったので、慎重に下りました。
東尾根登山口から広域林道を暫く歩き、赤い欄干の夜這橋に、夜這いの水と名付けられた水場がありました。
夜這橋から網谷林道に入って、緩やかな林道を歩いて30分ほどで駐車場のある白谷登山口に帰って来ました。
朝は私達だけだった駐車場は、両面合わせて10台ほどに増えていました。
お天気もいつしか回復して青い空が広がっていました。
帰り道で木ノ本町の『己高庵』に立ち寄って汗を流しました。とても綺麗な建物で素敵な露天風呂もあり満足でした。
今日は山頂で展望が得られずに残念でしたが、ブナの原生林と初夏の花々と滝を楽しむことができました。
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横山岳、新緑の勢いある姿が
生命力に満ち満ちて、いい雰囲気ですね。
滝もあって、楽しめそうな
とても楽しそうなルート、
ぜひ一度歩いてみたいと
かねがね思ってます。
花の名前、10枚目は
トリアシショウマ
11枚目は、ヤマホタルブクロでは
ないでしょうか。
お天気あいにくでしたが
この時期、日差しサンサンも
爽快感ありますが
しっとりした雰囲気の中
歩くのも、楽しい気がします。
もちろん、大雨は、勘弁して
ほしいトコですけど。
お花の名前ありがとうございましたっ
さすがkomakiさん
横山岳は急登のイメージがあり、少し不安でしたが
沢山のお花と、滝を楽しめるコースで苦に感じませ
んでした
展望はあるほうがいいのは勿論ですが、ガスで包まれた
山頂付近はしっとりと涼しくて、足元に目が行く分、
普段は見過ごす花を見つける事ができました
これから梅雨の季節ですが、こんあ時季だからこそ
楽しめる山を見つけたいですね
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