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Yamareco

記録ID: 6553177
全員に公開
山滑走
槍・穂高・乗鞍

十石山 晴れ/山頂だけ爆風

2024年03月15日(金) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
osamuin その他4人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
07:13
距離
12.4km
登り
1,185m
下り
1,176m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:37
休憩
0:36
合計
7:13
距離 12.4km 登り 1,185m 下り 1,186m
6:40
19
スタート地点
6:59
7:06
10
8:19
8:21
94
9:55
76
11:11
11:22
4
11:26
11:40
2
11:42
47
12:29
12:30
38
13:08
33
13:53
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
除雪の邪魔にならない道路脇に駐車。

コース状況/
危険箇所等
天候:晴れ 気温:平湯温泉の標示板で-6℃ 
雪質:日の当たる所はモナカ/林間などは新雪

平地での気温が高くなって春めいてきたので、標高の高いところ狙いで十石山へスキー登山。
白骨温泉からスーパー林道をしばらく歩いて最初のヘアピンカーブから杉林へ。
快晴だったので寒いと思っていたがそれほどでもない。
トレースあり。林の中は雪が柔らかく標高の高さを実感。
視界が開け温泉を眼下に眺めトラバース気味に上げる。ここは日差しが当たりモナカ気味。
その次はP1567との鞍部へ。スーパー林道/白骨温泉の道標あり。
左手の疎林の尾根についたトレースを登っていく。雪は多く滑りには心配なし。
標高1600m〜1750mは最初の頑張り所。
標高1750mから平坦になり湯沢ノ平を通過。
P1835を超える。ここは南から巻けたが気づくのが遅かった。
標高1850mを超えると次の登りが標高2050mまで続く。右手に尾根を見ながら標高1950mまでトラバース気味に上げ最後は夏道の尾根に向けて登る。
トレースは無かったが雪は柔らかく登りやすいところを上げていく。
今日も女子ツートップがラッセルを頑張ってくれました。
尾根に出ると最初は狭いが徐々に広がっていく。次第に勾配は緩くなり、背後に山々の景色も見えてくる。雪はパウダーになり栂が主体。
さすがに気温が下がってきて指先が冷たいので防寒テムレスに交換。
だんだん木々の高さが低くなってくるがなかなか標高が上がらない。
標高2300mを超えると白い山頂を拝むことができる。
また、左に乗鞍、右に穂高、背後には信州の山並みも。
山頂付近は風が強そうで雪が舞いあげられているのが分かる。
(西風が強く東側は安全地帯だった)
ここで防寒装備に身を固める。ハードシェルにゴアの帽子とアイウェア。
森林限界を超え白い斜面を上がっていく。
やや左手の尾根に乗り上げると極寒の世界へ。
木々は凍り付き、複雑な風紋がきれいだ。
真っ白な乗鞍を見ながら山頂へ近づくと風が強まり、足もとは氷斜面も。
クトーが欲しかったがそのままピークへ。
だんだんと風が強まり飛ばされそうになり、腰を落として耐風姿勢で写真を撮る。
乗鞍連峰と穂高、笠などシャッターを押しながら皆を待つ。
爆風と寒さが酷いので避難小屋まで移動して小屋の陰でシールオフ。
なんとか作業を終え板に跨ると少し安心できた。
標高を下げると風が治まるのが分かっていたので、山頂の東側から南へ向けて滑っていく。
氷と強風の世界を抜けると森林限界までパウダーを味わって安全地帯へ逃げ込む。
山頂方向の雪煙を眺めながらランチを取ってスキー続行。
標高2050mの尾根までっどこでも滑れる快適なツリーラン。
標高2050mまで尾根の北斜面のパウダーを拾いながら夏道に沿って滑る。サラサラで気持が良かった。
標高2000mの斜面は雪がやや重くあるが斜度が出てトレース沿いにやや大きめのターンを楽しめた。
P1835が近づくと斜度が無くなりトレース上を滑る。トレース内は板が走るので苦にならない。
P1835の巻きは標高を落とさないようにラッセルしながら進みトレースに合流。
標高1730mで左手についていたトレースにミスコース。
早めに気づいてよかった。
その下の最後の斜面は左手の日が当たらない所はパウダーが残っていたので、重い雪とミックスさせながら標高を落とす。
最後の林道は重めのストップスノーになったが車までスキーで滑ってこれました。

白骨温泉に着くと暖かく春のようだったが、平地に出ると最高気温は15℃を超え季節は春でした。
その他周辺情報 白骨温泉 http://www.shirahone.org/
ここからスタート。
ピーカンだったがあまり寒く感じない。
2024年03月15日 06:35撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/15 6:35
ここからスタート。
ピーカンだったがあまり寒く感じない。
板を担いで暫し林道歩き
2024年03月15日 06:44撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/15 6:44
板を担いで暫し林道歩き
ここからシールでスタート
雪はたっぷり。
2024年03月15日 06:47撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/15 6:47
ここからシールでスタート
雪はたっぷり。
白骨温泉を見下ろす。
硫黄の臭いが鼻をつくときあり。
2024年03月15日 06:57撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/15 6:57
白骨温泉を見下ろす。
硫黄の臭いが鼻をつくときあり。
最初のカーブからトレースに突入。
2024年03月15日 06:58撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/15 6:58
最初のカーブからトレースに突入。
杉林はすぐに終った
2024年03月15日 07:05撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/15 7:05
杉林はすぐに終った
トレースありがとうございます。
2024年03月15日 07:11撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/15 7:11
トレースありがとうございます。
スーパー林道への案内板を通過。
この左手尾根のトレースに乗っかる。
2024年03月15日 07:16撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/15 7:16
スーパー林道への案内板を通過。
この左手尾根のトレースに乗っかる。
まずは最初のアルバイト(白樺の疎林)
2024年03月15日 07:58撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/15 7:58
まずは最初のアルバイト(白樺の疎林)
P1835を過ぎ次の坂へ。
栂の木に変わっていく。
2024年03月15日 08:18撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/15 8:18
P1835を過ぎ次の坂へ。
栂の木に変わっていく。
分かりにくいが柔らか
2024年03月15日 08:46撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/15 8:46
分かりにくいが柔らか
標高2000mを超える。
天気は良いが気温が上がらない。
2024年03月15日 09:37撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/15 9:37
標高2000mを超える。
天気は良いが気温が上がらない。
ナイスな雰囲気になってくる。
2024年03月15日 09:50撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/15 9:50
ナイスな雰囲気になってくる。
たまにダケカンバ。
だんだん森林限界に近づく。
2024年03月15日 10:03撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/15 10:03
たまにダケカンバ。
だんだん森林限界に近づく。
奥に山頂が見えてくる。
2024年03月15日 10:29撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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奥に山頂が見えてくる。
途中で耐寒装備を身に付ける。
雪煙に向かって。
2024年03月15日 10:49撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/15 10:49
途中で耐寒装備を身に付ける。
雪煙に向かって。
厳しい環境
2024年03月15日 10:49撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/15 10:49
厳しい環境
遠くも見えてくる。
2024年03月15日 10:52撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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遠くも見えてくる。
黙々と
2024年03月15日 10:55撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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黙々と
2024年03月15日 10:59撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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いよいよ風が強まる。
2024年03月15日 11:02撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/15 11:02
いよいよ風が強まる。
ハードシェルだが中が熱くて外が冷たい。
2024年03月15日 11:13撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/15 11:13
ハードシェルだが中が熱くて外が冷たい。
風が強い証拠
2024年03月15日 11:13撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/15 11:13
風が強い証拠
下は氷と薄い雪付きで歩きにくいし風が強い。
2024年03月15日 11:13撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/15 11:13
下は氷と薄い雪付きで歩きにくいし風が強い。
到着。
2024年03月15日 11:20撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/15 11:20
到着。
山頂着きさらに風が強まる。
笠から穂高
2024年03月15日 11:20撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/15 11:20
山頂着きさらに風が強まる。
笠から穂高
乗鞍
腰を落として耐風姿勢
2024年03月15日 11:23撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/15 11:23
乗鞍
腰を落として耐風姿勢
穂高
2024年03月15日 11:24撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/15 11:24
穂高
2024年03月15日 11:24撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/15 11:24
槍と穂高
2024年03月15日 11:24撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/15 11:24
槍と穂高
たまらず避難小屋まで移動してシールオフ
ここも風の通り道
2024年03月15日 11:32撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/15 11:32
たまらず避難小屋まで移動してシールオフ
ここも風の通り道
爆風の避難小屋を後にする。
2024年03月15日 11:45撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/15 11:45
爆風の避難小屋を後にする。
板を履くとエッジでコントロールできるので安心感
2024年03月15日 11:47撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/15 11:47
板を履くとエッジでコントロールできるので安心感
南へ回り込んで新雪滑走
標高が落ちると風が止む。
2024年03月15日 11:52撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/15 11:52
南へ回り込んで新雪滑走
標高が落ちると風が止む。
安全地帯で和やかにランチ
2024年03月15日 12:04撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/15 12:04
安全地帯で和やかにランチ
2024年03月15日 12:04撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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2024年03月15日 12:18撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/15 12:18
やはり人は住めない世界です。
2024年03月15日 12:21撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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やはり人は住めない世界です。
栂のツリーラン区間
2024年03月15日 12:28撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/15 12:28
栂のツリーラン区間
どこでも滑れる。
2024年03月15日 12:28撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/15 12:28
どこでも滑れる。
中盤はやや重くなったが滑りを楽しんで下山。
2024年03月15日 13:21撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/15 13:21
中盤はやや重くなったが滑りを楽しんで下山。
今日もポンツーンで良かったようだ。
2024年03月15日 13:59撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/15 13:59
今日もポンツーンで良かったようだ。
撮影機器:

感想

標高が低いところは雪が心配なので、心配がいらなさそうな所ということで、会のメンバーさんと白骨温泉から十石山へ。
ここは初めての山で夏にも来たことが無いので、今回はルートを記憶する山旅との位置づけ。

シールを付けて二つの坂を登り切って待っていたのは、爆風の山頂でした。
耐寒装備で臨みましたが爆風、氷、シュカブラの世界はなかなか大変でした。
標高2500mから上がジェット気流の世界だったようで、そこから下はほぼ無風。
通常では遭遇しない厳しい条件に装備を合わせておかないといざというときにえらい目に合うなと改めて感じた。
十石山、なかなか楽しい山行でした。今度は夏でもいいから山頂で景色を楽しみに登りたくなりました。

週末は気温が上昇して来週は寒の戻り、最近の天気は実に読みにくい。

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