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Yamareco

記録ID: 8801262
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

【2500m峰】乗鞍火山群最古の山 十石山(白骨温泉 十石山登山口からピストン)

2025年10月12日(日) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:31
距離
12.7km
登り
1,235m
下り
1,236m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:44
休憩
1:48
合計
6:32
距離 12.7km 登り 1,235m 下り 1,236m
6:20
2
スタート地点
6:22
7
7:10
7:11
54
8:05
8:06
49
8:55
9:00
4
9:04
6
9:10
10:50
45
11:35
39
12:14
29
12:43
12:44
2
12:52
0
12:52
ゴール地点
天候 2025年10月12日:曇り時々晴れ(山頂部はガスガス)
過去天気図(気象庁) 2025年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
駐車場:十石山登山口前 無料 4〜5台程度 トイレなし
トイレは白骨温泉第2駐車場のトイレを利用。とてもきれいなトイレです。
ここで態勢を整えてから登山口へ向かいました
コース状況/
危険箇所等
■道の状況
・登山口付近に左に入る作業道があるので注意。十石山へは尾根を直登します
・登山道は笹薮に囲まれていてほぼ一本道。道標も所々にあります
 ヤブコギ程ではありませんが、笹がうるさいので雨後は要レインパンツ
・稜線の避難小屋から山頂までの間に崩壊地の上を通過する所があるので足元注意
・紅葉は2000m前後が見頃です
その他周辺情報 ■前日泊
 道の駅 風穴の里
 綺麗なトイレと自販機あり 
 朝5:00前にも関わらず係員が来て、屋内トイレも使えるよう解錠してました
 ハイシーズンは沢渡駐車場の渋滞に巻き込まれる可能性があります
 トイレがある白骨温泉第2駐車場に泊まったほうが無難かも

■登山後の温泉
おやすみ処 球道 
料金700円
シャンプー・リンスあり ドライヤーなし
シャワー1つだけ、2〜3人程度の湯船のみ
入口ののれんをくぐるとすぐに脱衣所。他の人が入ってきたり風が吹いたら外から丸見えです。どこも順番待ちで並んでいたのに、ここだけはすぐに入れた理由がわかりました
因みに人気の泡の湯は受付が13:30までで入れませんでした
(混浴のため湯浴み着も持ってきたのに…)
https://www.awanoyu-ryokan.com/gairai.html

■登山後の食事
ながいも農家直営食堂 ご飯屋 山形村本店
https://r.goope.jp/gohannya/
6:20十石山登山口をスタート。駐車場に他の車はなかったので本日初めての入山者でしょう
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6:20十石山登山口をスタート。駐車場に他の車はなかったので本日初めての入山者でしょう
登山口に入ってすぐベンチ。ベンチから左手の巻道は作業道。十石山へは尾根を直登!
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登山口に入ってすぐベンチ。ベンチから左手の巻道は作業道。十石山へは尾根を直登!
登り始めはよく整備されています
登り始めはよく整備されています
次第に笹が煩くなって、前日の雨で足元は濡れまくり
次第に笹が煩くなって、前日の雨で足元は濡れまくり
分岐を十石山方面へ左折
分岐を十石山方面へ左折
因みにスーパー林道方面は踏み跡はなく藪状態
因みにスーパー林道方面は踏み跡はなく藪状態
分岐を十石山方面へ進むとしばらく急登
分岐を十石山方面へ進むとしばらく急登
急登が一段落した所で休憩適地
急登が一段落した所で休憩適地
そして傾斜が緩くなったら湯沢ノ平
そして傾斜が緩くなったら湯沢ノ平
この付近にはレトロな案内板『さくらフイルム』が点在
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この付近にはレトロな案内板『さくらフイルム』が点在
笹丈も高くなってきました
笹丈も高くなってきました
登山道脇の立派な大木
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登山道脇の立派な大木
株元の樹洞には1人位なら入れそう
株元の樹洞には1人位なら入れそう
紅葉の見頃は標高2000m前後
紅葉の見頃は標高2000m前後
紅葉と青空。この分なら「北アルプスの展望台」と言われる十石山からの眺めも期待できそう♪
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紅葉と青空。この分なら「北アルプスの展望台」と言われる十石山からの眺めも期待できそう♪
と思ったのもつかの間、文字通り雲行きが怪しくなってきました
と思ったのもつかの間、文字通り雲行きが怪しくなってきました
思わず振り返って景色を見納め
思わず振り返って景色を見納め
何故なら進行方向はガスで真っ白だから
何故なら進行方向はガスで真っ白だから
森林限界を過ぎると風も吹き始めて寒い!ここで半袖の上からソフトシェルを着込みます
森林限界を過ぎると風も吹き始めて寒い!ここで半袖の上からソフトシェルを着込みます
チングルマの紅葉
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チングルマの紅葉
アオノツガザクラ
アオノツガザクラ
山頂が近づくに連れガスも濃くなって、稜線に建つ避難小屋に到着
山頂が近づくに連れガスも濃くなって、稜線に建つ避難小屋に到着
まずは小屋の前を回り込んで十石山山頂を目指します。小屋の脇の壁には冬期入口
まずは小屋の前を回り込んで十石山山頂を目指します。小屋の脇の壁には冬期入口
小屋から稜線を歩くこと5分程で十石山山頂に到着。ハイマツ帯の中にあるので山頂感はゼロ
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小屋から稜線を歩くこと5分程で十石山山頂に到着。ハイマツ帯の中にあるので山頂感はゼロ
十石山2525m。ニコニコで覚えやすい
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十石山2525m。ニコニコで覚えやすい
十石山の三角点
十石山から乗鞍方面。縦走する人はいるものの、破線ルートのため踏み跡は薄い
十石山から乗鞍方面。縦走する人はいるものの、破線ルートのため踏み跡は薄い
避難小屋へ戻ります。稜線の飛騨側は崩落地。ガスで高度感はないけど足元ギリギリ!
避難小屋へ戻ります。稜線の飛騨側は崩落地。ガスで高度感はないけど足元ギリギリ!
さて避難小屋に戻って室内を探検。やっぱり景色が見たいのでガスが晴れるのを待たせてもらいます。小屋の入り口脇には天水
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さて避難小屋に戻って室内を探検。やっぱり景色が見たいのでガスが晴れるのを待たせてもらいます。小屋の入り口脇には天水
水はたっぷり溜まっています
水はたっぷり溜まっています
土間には工具が並んでいて無骨感満載
土間には工具が並んでいて無骨感満載
プロパンガスや七輪、鍋等もあります(使用時は一酸化炭素中毒注意)
プロパンガスや七輪、鍋等もあります(使用時は一酸化炭素中毒注意)
土間の脇には個室。マットが敷かれていて快適そう(本棚には漫画本もあり)
土間の脇には個室。マットが敷かれていて快適そう(本棚には漫画本もあり)
かわいらしい注意書きをよく読んで
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かわいらしい注意書きをよく読んで
靴を脱いで「おじゃましますにゃ」
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靴を脱いで「おじゃましますにゃ」
まず目につくのはこちら
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まず目につくのはこちら
ランタンやチャッカマンなどご自由にお使いくださいとのこと。ランタンオイルや替え芯もあります
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ランタンやチャッカマンなどご自由にお使いくださいとのこと。ランタンオイルや替え芯もあります
食器や鍋やかんも!もちろん綺麗にして戻す必要があります
食器や鍋やかんも!もちろん綺麗にして戻す必要があります
防寒着は「寒い時はお使いください」とのこと
防寒着は「寒い時はお使いください」とのこと
シュラフは小屋関係者以外使用禁止
シュラフは小屋関係者以外使用禁止
非常時以外使用しないこと
非常時以外使用しないこと
さてロフトを探検
さてロフトを探検
ロフトもいい感じ♪こちらの毛布や布団は使用可
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ロフトもいい感じ♪こちらの毛布や布団は使用可
おっ!反対側にもロフトがあるぞ
おっ!反対側にもロフトがあるぞ
反対側のロフトから
反対側のロフトから
こちらのロフトには個室あり
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こちらのロフトには個室あり
十石峠避難小屋利用心得。こういう小屋大好き!すっかりファンになりました♡
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十石峠避難小屋利用心得。こういう小屋大好き!すっかりファンになりました♡
小屋周辺の案内図。時々薄日が射してくるようになったし散歩してこようっと!
小屋周辺の案内図。時々薄日が射してくるようになったし散歩してこようっと!
小屋の気温11℃。外は強風でより一層体感温度が低いのでインサレーションジャケットを中に着込んで外に出ます。持ってきてよかった
小屋の気温11℃。外は強風でより一層体感温度が低いのでインサレーションジャケットを中に着込んで外に出ます。持ってきてよかった
お世話になりました。心ばかりのカンパと掃除をして退室しました。
お世話になりました。心ばかりのカンパと掃除をして退室しました。
さて避難小屋の裏手の稜線に出るとトイレへと続く道。最初来た時「どこへ行く道だろう?」と疑問に思ってた
さて避難小屋の裏手の稜線に出るとトイレへと続く道。最初来た時「どこへ行く道だろう?」と疑問に思ってた
そしてここがトイレ。ガスが晴れたら丸見え?
そしてここがトイレ。ガスが晴れたら丸見え?
ハートの苔。この付近の苔はこんもりしてかわいい♡
ハートの苔。この付近の苔はこんもりしてかわいい♡
小屋から安房峠側に少し登って展望台に来ました。もちろん何も見えず
小屋から安房峠側に少し登って展望台に来ました。もちろん何も見えず
展望台から戻る途中、道を間違えて飛騨側に下ってしまったのですが…
展望台から戻る途中、道を間違えて飛騨側に下ってしまったのですが…
そこでライチョウ発見!
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そこでライチョウ発見!
2羽いる!と思ったら…
2羽いる!と思ったら…
全部で3羽いました。ここのライチョウは大きめサイズ
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全部で3羽いました。ここのライチョウは大きめサイズ
足元がもう冬毛
ガスが晴れてライチョウが2羽ハッキリ見えました
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ガスが晴れてライチョウが2羽ハッキリ見えました
そして避難小屋に戻って下山しようとした所…
そして避難小屋に戻って下山しようとした所…
奇跡の瞬間!十石山が見えました!ライチョウにも逢えたし待っててよかった!
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奇跡の瞬間!十石山が見えました!ライチョウにも逢えたし待っててよかった!
その後はまたガスに覆われてしまったので下山。小屋ノートの情報によると、小屋前のこの草原でクマを目撃したらしい
その後はまたガスに覆われてしまったので下山。小屋ノートの情報によると、小屋前のこの草原でクマを目撃したらしい
後ろ髪を惹かれるように振り返ると避難小屋がくっきり見えたのでもう一度稜線へUターン!しかし景色は見えず…今度こそ諦めて下山
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後ろ髪を惹かれるように振り返ると避難小屋がくっきり見えたのでもう一度稜線へUターン!しかし景色は見えず…今度こそ諦めて下山
シラタマノキ
標高が下がると次第にクリアになる視界
標高が下がると次第にクリアになる視界
ちなみに同じ場所ですが、朝は真っ白でした
ちなみに同じ場所ですが、朝は真っ白でした
眼下にさわんど駐車場が見えています
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眼下にさわんど駐車場が見えています
そして紅葉地帯を過ぎて
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そして紅葉地帯を過ぎて
白骨温泉方面へ
登山口の駐車場に到着。下山時には車が2台増えていました
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登山口の駐車場に到着。下山時には車が2台増えていました
白骨温泉に下る途中、噴湯丘に寄り道
白骨温泉に下る途中、噴湯丘に寄り道
噴湯丘というと湯俣のタマネギ型が有名だけど、これも噴湯丘らしい
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噴湯丘というと湯俣のタマネギ型が有名だけど、これも噴湯丘らしい
白骨温泉の白い湯によって作られた地層だとか
白骨温泉の白い湯によって作られた地層だとか
そのような堆積物を見学しながら
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そのような堆積物を見学しながら
飲泉所へ
飲んでみたけど、あまり美味しいものじゃないですね
飲んでみたけど、あまり美味しいものじゃないですね
締めくくりは白骨温泉で入浴。公共野天風呂や有名な湯処は順番待ちでした
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締めくくりは白骨温泉で入浴。公共野天風呂や有名な湯処は順番待ちでした
新島々駅からバス便もあるようです
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新島々駅からバス便もあるようです
この日の夕食は、長芋農家直営食堂『ご飯屋 山形村本店』
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この日の夕食は、長芋農家直営食堂『ご飯屋 山形村本店』
牛カツとろろ定食。美味しかった♪
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牛カツとろろ定食。美味しかった♪
山頂で見たライチョウに似てるなと思って、記念にお土産菓子『雷鳥の里』のカラビナを購入(冬毛Ver.は以前購入した物)通り道の塩尻駅で買いました♪
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山頂で見たライチョウに似てるなと思って、記念にお土産菓子『雷鳥の里』のカラビナを購入(冬毛Ver.は以前購入した物)通り道の塩尻駅で買いました♪

感想

10月の3連休、初日は雨だったので移動日として、残り2日で乗鞍エリアの十石山と、美ヶ原エリアの鉢伏山に登ってきました。

初日は軽井沢に寄って目当てのアウトレット品を購入後、新島々の近くの道の駅『風穴の里』で車中泊。19:30に着いた時には駐車スペースは残り2枠でしたが、翌朝4:00過ぎに起きると駐車場は超満車。トイレ休憩に立ち寄る深夜バスは停める場所もなくカオスと化していました。なので予定よりも早めに出発、沢渡駐車場付近で軽く渋滞したものの大した遅れもなく白骨温泉に到着。紅葉シーズンだし人気の上高地エリアは大混雑しそうです。

それに比べて十石山登山口は人の気配なし。この日初めての入山者となってしまいました。もれなく露払い&クモの巣払いの修行が待っています。また登山道ではクマの糞らしきものを2つ程見かけたので熊鈴をガンガン鳴らして登りました。
そんなマイナーな十石山ですが、稜線に建つ十石峠避難小屋は大変居心地が良く、整備してくださる有志の方々や訪れる登山者の皆さんに愛されている小屋なんだろうな〜という感じがひしひしと伝わってきました。
今回は天気がイマイチで「北アルプスの展望台」と呼ばれる絶景は見ることができませんでしたが、この山は積雪期も良いらしいので、今度は季節を変えて訪れたいと思います。

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