甲武信ヶ岳 祝初奥秩父! のんびり行こう千曲川


- GPS
- 08:13
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,338m
- 下り
- 1,321m
コースタイム
- 山行
- 5:31
- 休憩
- 2:43
- 合計
- 8:14
天候 | 曇り/雨 毛木場 6:30でおよそ11℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
岡谷-長坂…25分とかからず(途中からず〜っと下りなので速度注意。ただしオービスはない) 長坂-毛木場…28号→141→68で、途中でコンビニにトイレ休憩して、常識的な速度で走っても50分ほど。信号が2ヶ所くらいしかなく早朝はかなり快適なドライブができた。 毛木場手前1kmまでは片側1車線の舗装路で最後だけ砂利道になっている。 駐車場では雨だからか(笑)auは圏外でした。ホント使えないな〜 ということで我が家から3時間10分で到着! 以外と近いぞ奥秩父! |
コース状況/ 危険箇所等 |
基本遊歩道なので特に無し。ただし雨の丸木橋は滑りやすい。 |
その他周辺情報 | 甲武信小屋の小屋番さんに 増富温泉をおススメしてもらったが、帰り道に近い誘惑に負けて(ゴメンナサイ!) 源泉掛け流しとあったのでアクアリゾート清里 天女の湯へ。 おっさんの肌もスベスベになるお湯でよかったが…脱衣所が驚愕の暗さであった。 |
写真
装備
個人装備 |
雨の日はフラッドラッシュ最高です
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感想
6月恒例有給山行の季節だ
一昨年は白山。去年は…あれ行ってない…W杯の日本戦に合わせたからだ。
そして今年は甲武信ヶ岳に行くぞと決めていた。だって源流を目指すなんてロマンぢゃん(笑) BS日本百名山を見てすかり虜になった単純なヤツなのである。
さてプランにあたり一つ問題があった。金曜日有給の3連休なのに土曜日に送別会が入ったとゆ〜(○下めが)こと。一応管理職の端くれなのでいかないわけにはいかないよな〜と。 この時期は毎日のように予報が変わるのでなかなかプランを決めきれずに当日になってフィーリングで決めようということに。雨が降ったら降ったでいずれにしろ行くと。 「雨の日に訪れて欲しい」ってHPにもあったしね。
さて当日である。思いの他順調に到着して順調にスタートできた。これは十文字峠周回も余裕だな〜などと思いながらボチボチと進む。
あぁやっぱり好きだな。こうゆう山。限界を攻めるわけでもなく、標高がどうとか(なんせすぐ隣の三宝山の方が高いし)ってことでもない、競っていない感じのの〜んびりとした山。
少し進んでは写真を撮るって感じなんだけど、斜度が緩いので全然進まないってこともなく順調に進む。駐車場も3台しか止まっていなかったのでここまで誰にも会わずに貸しきり状態。この時点では 十文字周回>ピストン>小屋泊 っていう気持ちだったけどいまだ決まらず。ただ小屋泊とするには早くに着き過ぎてしまうなぁという懸念はあった。(小屋泊の準備もザックにいれてはいたし、車に寝袋も持ってきていたのでどうとでもできる状態にしてあった)
ナメ滝の一段下で間違えて少し休憩した後、一段登ってナメ滝にて小休止。雨対策であらゆる物を防水対策してきたので出し入れするのが面倒だ。
さぁ次は水源地でコーヒーコーヒー♪ この調子なら9時半には着くな〜と思いながら歩いていたら、上からご老人が降りて見えた。「昨日は泊まりですか?」などと話しかけると、その方は昨日十文字から登っての甲武信泊まりだったそうで ここから主稜線や十文字から甲武信ヶ岳までの植生の変化について〜奥秩父開拓の話〜白山のチブリ尾根には幹周り7m以上あるような大木が多くておススメの話〜立山の話〜古代ギリシャやローマの哲学者の話〜家が2軒ある話〜若い頃稼いだ話〜投資信託で損をした話〜定年して10年たつが毎日が日曜日なのは地獄だ話などなどと怒涛のトークが20分ほど続いて(話についていく自分も自分だが)締めが 昨年本を出版した ということで、これはひょっとして著名な作家さんかと思って(ちょっと邪心が)お伺いすると全然そんな人ではなく趣味が高じて出版されたそうだ。
「では お気をつけて〜」となんとか区切りをつけてさぁ進もうかと思ったら、下の方から呼ぶ声がする・・・振り返ると先ほどのご老人が走って登ってくる「どっどうしました?」「車に本が1冊だけ残っているからよかったらプレゼントするよ」「・・・それはありがとうございます・・・」「車は何色?」と再びトーク再開。
なんでも登山ガイドの山田さん(BS日本百名山でも甲武信ヶ岳などに出演されているベテランのガイドさんで甲武信小屋の常連さんらしい)から去年小屋で本をもらって、そのお礼に今日小屋に本を置きにいったそうで「小屋に1冊置いてきたからそれ貰ってきていいよ!」っていやいや初めてのヤツが突然小屋に現れて「この本もらっていきます」なんていったらただの変質者ですよ。
一通り車の説明などをして「じゃぁ 置いておくからね!」っと超笑顔で去っていかれた時には、なんだかもう「ピストンでか〜えろ」ってモードになっていた(笑)
そして念願の水源地♪ 生まれたてのお水をゴクリと頂く。 う〜んうまい!・・・気がする(笑) 元々水には全然こだわらない(水道水もフツーに飲むし、水を買うこともないし、会社に某有名会社の宅配水も常備されているが ふ〜んって感じ)為よくわからないのだが、雰囲気とこの水が日本海まで流れていくんだなぁっていうロマンなだけでおいしい!
まだ雨も降っていなかったのでゆっくりと中休憩してさぁピークへ行きましょうかね。ようやく登りらしい登りが始まるがすぐに稜線にでる。
ピークは案の定北アルプスなど見えるはずもなく、かろうじて八ヶ岳が見える程度で風に雲がどんどん流されている。早めに切り上げて甲武信小屋へ。
10分ほど下ると小屋へ到着。小屋番さんがお片づけをしていたのだがあれを確認せずにはいられん・・・「昨日泊まられた方で「白い山」って本を置いていかれた方みえましたか?」 ・・・そこから楽しいトークが始まったのだった♪
女性の小屋番さんは非常に気さくな方で帰るときもドアから顔をひょこっと出してお見送りをしていただいた(外は雨が降っていた)
「またきてくださいね〜」 そやぁまた着ますよ!十文字峠にも行ってないことだし(もともと土曜日が晴天予報だったら100%泊まるつもりだったし)、思ったより近いし♪
雨は強くなったり弱くなったりを繰り返していたが、小屋から分岐までで一人の男性と20名くらいの平均年齢70代のグループとすれ違った。
その後男女二人とこれまたご高齢の7人くらいのグループとすれ違った。
こんな天気の平日なのにみんな泊まりなのかと思い(7人くらいのグループの方は泊まりだと言っていた)、小屋番さん今日一人下山してるって言ってたけど大変だな〜などと考えていたら駐車場にマイクロバスが止まっていたので20名くらいの団体さんは日帰りなのかな。明日は金峰山って言ってたけどツアーとかなんだろうか。 やっぱりあんまり大人数になるといろいろと面倒そうだな。
楽しい小屋でのトークですっかり昼ご飯を食べるのを忘れていたことに水源地で気がつき行動食で軽めの昼食をとって下山した。
カッパを着て歩くと汗なのか雨なのかわからないくらい結局濡れるので、極力大汗をかかないペースを維持して駐車場へ。
車の屋根を見て見ると・・・あった〜ありました〜♪ この面白さを理解してもらえるのは人となりを知っている小屋番さんしかいないので、電話したかったのだがいかんせんauが圏外・・・ほんと使えない。
頂いた本は「白い山」 というもので内容は・・・ちょっと今の自分が理解するのは難しいかなって感じであったが、3年後に「水の山」ってタイトルでまた本を出すって言われていたのでちょっと覚えておこう。
改めて思うのは十文字峠まで行かなくてよかったってこと。多分一度に周ってたら、これから10年は行こうとは思わないだろうな。
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