鳥海山(新山・七高山)
- GPS
- 04:47
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 1,195m
- 下り
- 1,194m
コースタイム
- 山行
- 4:18
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 4:48
天候 | 晴れ🌤! 但し、山頂稜線に出ると強い風が吹いており、歩くと少しよろけそうになるくらいの強風。冷たくなかったのが救いでした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
飛行機
復路は秋田空港から羽田空港への最終便に搭乗。日帰りなので慌ただしい旅となりました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コースの大部分は雪の上を歩く形となります。重くてザラメ状の雪は踏ん張りが効かず登るのにとても苦労しました。 雪がないのは頂上稜線の一部と、駐車場から竜ヶ原湿原にある木道までの間のみ。 |
その他周辺情報 | 登山口には祓川ヒュッテという素泊まりの宿がありました。また、麓に降りると温泉郷があります。 私は秋田県にかほ市まで足を延ばして、道の駅象潟にある展望の湯という温泉に立ち寄ってから帰ってきました。 |
写真
感想
全国的に天気が良さそうなこの週末、突然思い立って秋田・山形県境にある鳥海山に行ってきました。
▼まずは秋田へ
・7月末で期限を迎えるJALのマイルがあったことから、前日の金曜日に突如思い立ち、飛行機を使って鳥海山を登る計画を立てました。
・本当は土日の両方を使って、鳥海山のほか、ドラゴンアイが開眼するという噂の八幡平でも行こうかと思ったのですが、宿泊先の予約が面倒だったのと、二日にするとレンタカーの代金が跳ね上がってしまったため、やむなく日帰りで鳥海山だけ行くことに。
・AM4:50発の空港リムジンバスに乗り、まずは羽田空港へ。空港にはAM5:45くらいに到着し、待ちぼうけ状態。
・飛行機の時間がAM7:05と少し時間があったので、ターミナル1で早朝から営業している飲食店を探して、天丼&乱切り蕎麦のセットを朝ご飯代わりに頂きました。
・羽田発秋田行きのJAL161便に搭乗し空路で秋田入り。秋田空港への着陸直前には左手側の窓から鳥海山が一望できました。このとき、残雪で真っ白だったため少し不安に。
・秋田空港に定刻通り着陸したあとは、事前に予約していたレンタカーを借りて、一路鳥海山の北側に位置する矢島登山口の祓川駐車場を目指します。
・途中のコンビニで凍ったペットボトルのお茶を購入し、空港からは2時間ほどで祓川駐車場へと到着。ちょうど先行車が一台出て行ったタイミングだったため、運良く一番上、登山口の目の前の駐車スペースに停めることが出来ました。この時点でAM10:25くらい。
▼祓川(矢島)登山口から新山の往復
・ちょうどお通じが来たので(笑)、祓川駐車場の横にある祓川園地公衆トイレで用を足してから出発。紙は備え付けでしたが和式しかありませんでした。
・残雪でプチ雪の回廊状態になっている歩道を抜け、祓川ヒュッテの前を通って歩きます。ヒュッテの目の前にある竜ヶ原湿原の木道を少し歩くと、いきなり雪原が現れ、ここからはほぼ雪の上を歩く形となりました。
・ミドルカットのスニーカーで登ったのですが、靴に付着した雪が暖かい気温で融けて、早々に靴の中まで水が染み込んで来てしまいました。
・途中まではアイゼン無しで登ったのですが、傾斜がきつくなるところに差し掛かったタイミングで軽アイゼンとスパッツを着けて登りました。
・斜面を黙々と歩いていると、先行者の後を歩きながら付いていく鳩が居ました。足環が付いていたので鳩レースか何かの最中に帰巣できなくなった、はぐれ鳩のようでした。止まって休憩しているとカメラの目の前まで寄って来たので撮影。人懐っこかったので、無事に帰れますように。
・雪原上は道迷い防止のためのポールが立っているので、コースアウトすることは無いと思いますが、等間隔に立っている訳ではなく、辿っていると突然なくなり、次のポールははるか遠くに、、ということもあったので、天気の悪い日やコンディションが微妙の際は注意が必要だと感じました。
・斜面上の雪は、ザラメ状でやや重い状態でした。積雪量もそんなに多くなく、安定しており雪崩の危険は少ないと思いますが、途中、雪の断層がずれた痕やクラックが入っているところもあったので、よく周りを見ながら危険性が少なそうなところを選んで歩きました。
・七高山の山頂稜線に出るまでは、心地よいそよ風が吹く程度だったのですが、外輪山に出る直前あたりから、非常に強い風に吹かれました。
・七高山のピークに到達したあとは、そのまま外輪山の縁を下降点の分岐があるところまで進み、そこからは鞍部まで一旦下りてから鳥海山のピークである新山に登り返す形となります。特に鞍部への下降ルートは地面が非常に脆くて、落石の危険が高そうでした。下に人がいたので、少し待って人が登ってきてから慎重に下りました。
・新山の山頂周辺は迷いトレースが沢山あって、どこが山頂か分かるまで時間が掛かりました。一番右のトレースに沿って進み、奥から二つ目のピークが山頂でした。案内用の金属プレートの看板があるらしいのですが、見当たらなかったので、まだ雪の下なのかもしれません。
・山頂の岩塊を登ると、下からは分かりませんでしたが、岩肌に白いペンキで書いた山頂を示す「新山 2236m」という表記と、木の案内板、石の立派な碑がありました。相変わらず強い風が吹いていたので写真を撮って早めに戻ることにしました。
・新山の山頂から下山を開始したのは丁度14時。往路と同じ道を通って下山します。
・バックカントリーの方が多く居たのが印象的でした。スキーブーツだと岩や石の上を歩くのは大変そうでしたが、帰りはピューっと文字通り飛ぶように滑り降りることが出来るので少し羨ましかったです。
・鳥海山北側は雪の大斜面になっており、コースの幅が広いのですが、竜ヶ原湿原の少し手前で先行者のあとを歩いていたら藪に迷い込んでしまい、一部変なところを歩いてしましました。雪の上なので、そのまま歩いて竜ヶ原湿原に達することが出来ましたが、夏場だと戻るのが大変だったかも、と思いました。やはり、他人をあてにせずしっかりと自分の責任でルートを見ていかないとダメですね。
▼日帰りで帰京
・祓川駐車場に戻ってきた時点では、まだ15:15くらい。帰路の飛行機は20:50なので、時間が結構余りました。にかほ市内にある道の駅象潟というところに、温泉があるらしいので、ドライブがてら寄って行くことにしました。
・道の駅象潟ねむの丘というところに到着したのは17時少し前くらい。建物の4階にある、日本海が一望できる展望温泉「眺海の湯」で汗を流しました。料金は450円で、湯温も適温で気持ちよかったです。
・温泉に浸かった後は、金浦ICから日本海東北道に乗り、秋田空港まで走り、空港横の単価の高いGSでガソリンを入れてレンタカーを返却。
・秋田空港に着いたのは18:30頃と出発までだいぶ時間があったので、売店をうろうろしたり、レストランでカロリー補給したりして過ごしました。
・飛行機の出発が10分ほど遅れるとのアナウンスがあったものの、羽田空港には定刻通りに到着。往路と同様に空港リムジンバスで最寄り駅まで帰ってきて、本日の短い旅は終了となりました。
久しぶりの完全な雪山登山、グリップが効かず足がとても疲れました。5月中に、もう一回くらいはどこかに登りに行きたいと思っています。次は高妻山か火打山かな!?
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