遥かなる遠くの居酒屋


- GPS
- 08:02
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 1,346m
- 下り
- 499m
天候 | 晴れから雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
天女登山口から川俣尾根。
牧場を避けて、ずっと回りこんでいく。
登りたいとこを、目標コースを追って、幾つかの尾根、クリークを越えて笹の中、ひたすら予定コースを追う。トラバースしていく感じだ。
だが、予定コースとの乖離がちじまらぬ。
横切っているのに、平行いや、開いていく・・
(??)
コースを作ってから時間が経っていて、コースのイメージがまったく湧かないのだ。
じゃあと、下ってコースを追っかける。
これが結構疲れた。登りたいのにトラバースやら下りやら・・
なんとか無事 目的の尾根に取りついて、無限の様に続く笹原の中を進み、スタート後3時間半で稜線直下の肩の碑のある広場に辿りつく。
(もう、ちょっとだな。やっとここまできたな)
ところがぎっちょん・ぎっちょんちょん
そのあと僅かな距離が、遠くから見れば綺麗な草原状の実際は猛藪なぁのだ。
藪の薄い所を探して右往左往しながら、ひたすら格闘する。
藪の身動き出来ない状態で、雨!!
下着までぐっちゃになりながら、藪を泳ぐ。
(寒い)
藪の上で我ながら絶妙のバランス・足と手の2点支持で風にフラフラ揺られながら次の乗るハイマツを探していると、突然
足が攣った!!
(まずい・・)
バランスを崩すと、藪の底なし沼に沈んでしまうのだ。
これは、例えばクライミング中に足が攣るのに似る。ピンチにゃのだ。
(お・おれの足よ。よ・良き時を思い出すのだーー)
冷や汗と言うより、蝦蟇が足らす油の様な汗をたらしながら、風に揺られるハイマツに合わせて、カマキリの擬態の様にフラフラすること無限の様に長かった。
そして、
ハイマツの上にも三年
いや、
80分ほどで稜線の道に出た。
腰が砕けるほど疲れていた。昼飯も食ってない。
猛藪漕ぎ直登は、4WDで岩に取りつくより倍は疲れる。
久しぶりに、体の中心から
「ひいはあ」
と絞り出すようなため息をついた。
完全にバテた。
あとは、寒い風の吹きつける稜線を、10ッ歩ごとに
「ぜぇぜぇぜぇ」
と乱れまくりの体をトボトボと運んだ。
「遠くの飲み屋」青年小屋天場に着いたのは、8時間後だった。
ふう。
藪度4、体力度4、精神度4
笹を3時間半、逆茂木ハイマツ1時間半の最高レベルの藪漕ぎであった。
ええ年寄の行く道ではないと反省。
ほんまに・・遠い飲み屋でした・・
お疲れ様でした!!
次回は何処のヤブですか
忍者はこういう道で修行するのですね。
勉強になりましたが、私には真似は出来ないな〜
お疲れ様でした。
ちなみに、今回の山行も黒装束で…?
いや、もう、普通の道が好きです。
ただ追っ手が掛かった時の為に、色んな所を知らなくてはと思って。
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