裏銀座を避けて船窪から烏帽子縦走


- GPS
- 56:00
- 距離
- 23.8km
- 登り
- 2,736m
- 下り
- 2,734m
コースタイム
天候 | 3日とも好天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 下山口の七倉山荘 |
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
写真
感想
3年前の夏に針ノ木から眺めた船窪から烏帽子への尾根、昨年の秋に縦走した東沢から餓鬼で見た烏帽子周辺の尾根、そして今年の7月中旬に立山室堂から薬師への縦走で漠然と眺めた尾根をようやく歩くことができた。夏のハイシーズンの北アルプスは週末は登山者で溢れているので、人気の少ない七倉から浦銀座へ向かわないで、北の船窪新道を登るこのコースを選んだ。今回、下山に使うブナ立尾根は北アルプス3大急登とされるが、船窪新道の登りもそれに劣ることはない。初日は昼過ぎに船窪小屋から少し離れたテン場に着いたが、日向はもちろん、テントの中もまだ暑すぎるので、水場から戻ってもしばらくは木陰でビールを飲みながら涼む。人気が少ないと思っていたが、テン場はほぼ満杯の10張りでにぎわう。翌日は船窪のピークを目指し早々に出るが、テン場にはもう停滞予定者以外は出発した後であった。烏帽子までの縦走路はアップダウンが多いとは思っていたが、想像以上に大変であった。最初に船窪乗越から船窪第2ピーク、船窪から一度小さなピークへ登り返してから不動岳へは一度下ってから登り返し、さらに南沢岳も同様に小ピークへ登ってから最後の登り、烏帽子へは平坦な縦走路と思っていたら大きく下って登り返し。ここまで大きなアップダウンがあるとは思ってもみなかった。しかし天気は2週間前の立山室堂から薬師への三日中2日目までの雨天とは異なり、初日の船窪新道の登りの中ほどから、背後に槍が見え、この状況は2日目の夕方まで同じであった。初日の登りはじめてから2時間ほどで、背後の間近に思ってもみない槍が見えたことで最初からテンションは上がっていた。
2日目の縦走中もアップダウンがきつかったものの、この先のピークに立つとどのような山並が見えるかと思うとしんどい登りも着実にこなすことができる。ここまで山歩きを満喫したのは久々のようであった。2日目の烏帽子のテン場でテントを張ってビールを飲んでいると隣のテントの住人が夕食の準備のために表に出てきた。テントは3人用であったが、若い男性と呼ぶよりも、まだ幼顔の残る感じであった。せめて大学生ぐらいかと思って、当人に聞いてみると高校生とのことであり、しかも九州の熊本からの遠征とのこと。幼顔とは裏腹にしっかりした身動きでの食事風景に感心した。このような若い時から山に慣れていると今後が楽しみである。翌日は水晶を越えて三俣蓮華のテン場を目指すとのこと。鷲羽の稜線では雷に気を付けることだけは伝えた。
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